TRPGはじめて物語

TRPGのプレイレポートやゲーム、アニメなど気になったことや感想などを独断と偏見でのたれ書いたもの

偽典・ロードス島戦記

2019年05月12日 20時13分59秒 | 妄想TRPGリプレイ

「まあ、あと3時間くらいで、真っ暗になるわけだけど……

ちなみに屋敷内で松明はNGだからな?」

「それは、使えないじゃなくて、常識的に考えてだろ?」

「燃やさなかったらいいんじゃない?」

「盗賊ギルドの持ち物だけど、もともとは貴族の別荘だよ?

万が一燃えて、弁償とかになったら、お金払えるの?」

「命令した人に払わせるよ」

「依頼した領主が、子飼いの騎士じゃなくて冒険者を使ってる意味が、わかっているかい?」

「……見捨てる気。

まんまんね?」

「イグザクとリィー!」

「……これだから、ニンゲンは」

「君は、一応半分その人間の血を引いているんだぞ?」

「忘れてたわ」

「ま、まあ、今はそんなことどうでもいいことじゃないですか?

まず、これからどうするかを決めましょう」

「そうだな……と、言ってもやることは決まってるがな?」

「そうだね」

「迷いないわね」

「寝室で雑魚寝でいい?」

「泊まるの!?」

「……経験談を語ろう。

昔、四大魔術師の塔ってシナリオ集のセッションで、初っ端の戦闘で乾坤尽き果てて、帰ったらオーファンが滅亡したことがあったんだが……

基本的に現場から離れるとろくな事にならない。

……野宿の準備はしてないから、丁度いい」

「キャンプ張って調べるって言ってたろ?

用意してないのかよ?」

「俺に言うか?

俺にそれ言うか?

パーティ資金ができたら、絶対に俺が管理するからな!」

「……リプレイ読んだけど、お買い物ってあんまりして無いわよね?」

「あー武器が壊れたり、初期所持金壊滅的じゃなかったら、装備そのものを買い替えたりはしないし……

贅沢品を買うって行為は、冒険者はまずしない。

交易品とかも買わないし……

旧版では、ほとんど使わないんだよなぁ……

この新ロードスは、特技習得に巨費がかかるけど……」

「あ、そうだったわ。

魔法を覚えるだけで、お金がかかるんだった……

パーティ資金は私が管理します」

「和差積商を聖杯くんなしでこなしてから言え」

「和差だけで、済むと思うけどね」

「積も商も必要だよ?

まあ、その辺はともかくだ……野営準備が無いから寝室使うのは賛成だ。

早速、調べておこう」

「はっはっは、そうだな。

まさか、寝室に罠が仕掛けたれては無いよな?」

(シナリオを確認)「うん『罠』は無いね」


日が傾き始めた屋敷の最奥にある部屋。

そこには

未だそこが貴族の屋敷であった残滓が残っていた。

天蓋の付いた豪奢な寝具があった。

「扉を開けるよー」

「聞き耳立てて見ろよ?

罠とかあるかもしれないだろ?」

「それもそうよね!」

「あっても叩き潰すがな?」

「じゃ、やってもらおうか?」

「なに?」

「なんかいるのか?」

「いますよ?

豪奢な寝室には、保健室の骨格標本がちょこんと鎮座しています」

「……こわ!?」

「いきなりホラー!?」

「……なに?」

「骨格標本って言ったか?このやろう!?」

「うん」

「何をそんなに焦ってるの?」

「リプレイ読んでれば判るだろう?

骨って言えば!?」

「え……ええ!?」

「イリーナ?どうしたの?」

「まさか、ドラゴントゥースウォーリア!?」

「このGM、大人げないもんを鎮座させやがった!」

「原作なぞるっつったろー!?

ここで出てこないだろう!?」

「うん……ただ、いても問題無いだろう?」

「……いや、まあ、確かに……」

「あり得るんだよなぁ」


仕掛けは灰色の魔女だったからなぁ


「ところで、開けたら襲ってこないのかしら?」

「命令次第だな」

「入ってきた奴の排除じゃないか?

その時は、外から魔法叩き込んで終わらそう!」

「……なんで、的にならんといかん?

開けた奴を殺せって命令してるに決まってるだろう」

「……」

「……」

「……」(←ルールブックを読み出す)

「?

みんな、どうしてボクを見てるのかな?」

「開けた人に襲いかかるんでしょ?」

「開けた人……」

「……ボクだぁ」

「ま、簡単な命令だから、俺ら全員に襲いかかってくるだろうな。

バタン」

「ばたん?」

「とりあえず、時間が欲しいから扉閉めた。

扉はどれくらい持つ?」

「2D10の2回攻撃だから、早ければ3ターンで出てくるよ?」

「……ここで、迎撃するのはまずい!」

「外におびき出すぞ!」

「回避が20もある!?」

「抵抗が50もある!?」

「正攻法で勝つのは、難しい相手だぞ!」

「……そうだな(メモをゼンガーに渡す)」

「?」

「さーって、そろそろ時間動かしちゃうぞー!」

「きゃぁぁぁ!!」

ーー続く



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