TRPGはじめて物語

TRPGのプレイレポートやゲーム、アニメなど気になったことや感想などを独断と偏見でのたれ書いたもの

偽典・ロードス島戦記

2019年09月28日 19時49分37秒 | 妄想TRPGリプレイ

ー第3ターンー

「割ときついな」(残りMP18)

「結構リソースが削れたわね」

「私達は無傷なのに……」

「後、1回は行けるか?」

「あと一回やったら、戦闘でのフォローはできないと思ってくれ……

ところで、今後の方針なんだが……

さっきGMが変なこと言ってたな?」

「一網打尽って言ってたわね?」

「みんな固まって動いているから、まあ、当然だよね?」

「んーその言い方だと、別れて行動しても良かったのか?」

「一言も『いけない』とは、言ってないよ?」

「うわぁー典型的な詐欺師のセリフじゃないですか!」

「いい事を教えてあげよう。

『世の中のGMは全て詐欺師である』

こいつは真理など滅多に存在しない人間社会の中で、数少ない例外の一つだ」

「……この人、開き直りましたよ?」

「前も100マスダンジョンと銘打ちながら、ミスリードされたことがあるし……

そもそも、これはボードゲームじゃなくてTRPGということを忘れていた俺達にも落ち度はあるな……」

「それがありなら、俺一人で強行してみんなが、あとからついて来るってのもありだよな?

あー!

ウィルオーウィスプを先行させるってのもありなのか?」

「駄目とは、行ってないでしょかっこ以下略」

「略になってない!?

あ、でもウィルオーウィスプは2時間しか持ちませんよ?」

「1ターン60分だから、2ターン先行できる。

罠は発動できなくても、モンスターがいれば攻撃するように命令しておけば、敵の待ち伏せはされなくなる。

くっそー!

早く気がつけばよかった!」

「まあ、このGMの悪辣さは……

(まだ、何かギミックがあるのか?)」

「どうしたんですか?」

「いや、多分大丈夫だろ。

悪辣さは知っていたんだから、失念していた俺達の失策だな……

とりあえず……

俺が強行して、ウィスプを先行させるのは可能か?」

「出目次第ですね。

ただ、ウィスプは移動力が人間の2倍なので、出目は2倍にしますけどね」

「なら、よほどのことがない限り大丈夫ですね」

「おいおい、俺が行くんじゃないのか?」

「1ターン休憩しとけよ」

「俺【精神修養】を持ってないぞ?」

「まじで?

あーならしょうがない。慎重に付いてこいよ」

「じゃあ、ここからはパーティを3つに別けるのね?」

「私は、ウィルオーウィスプを召喚します」ーー70……「成功ですね」

「ウィスプは、強行して良いんだね?」

「俺より前にいて欲しいな」

「私が振っていいんですよね?」

ーー⑤⑧⑩⑦……

「20ですね。

移動力が2倍なので、40です」

「なら、俺は何も考えずに振れるな……」

ーー③⑦⑥⑥……

「22か……罠は避けられないぞ!」

「私達は、通常で良いのね?」

ーー③⑧……

「11か……」

「順番通りにいくか……

ウィスプの進度は64かぁ……これって感覚共有してたっけ?」

「特に何も書いてないけど、共有してないだろうなぁ」

「先行させすぎたか?」

「そっか、ランスさんの少し前を照らすように命令すれば良かったのか!」

「(で、そのランスロットは46まで進むのかぁ……46かぁ……

同時に進んでいるなら、見えるなぁ)

まず、ランスロットは走り出してすぐに『落とし穴(34)』があるよ」

「回避できないぞ?」

「深さが10mあるから、自力で抜けられないと思うんだが?」

「罠があっても止まらないんじゃないのか?」

「まあ、そういうルールだからはい上がれるんだろうな。

一応、D6✕7だけど、生きてる?」

「D6✕7!?

それは、きついな……」

「サイコロは振らしてあげよう」

「温情、ありがとう」ーー⚀……「装甲が効くなら、弾いたんだが?」

「君、スーツメイルはおいて来いって言わなかったっけ?」

「どっちにせよ、微傷だから良いだろ?」

「運いいなぁ」

「まあ、罠は一つだけじゃない!

次は『槍衾』じゃぁ!ーー⑤……15発!」

「4発っと」(LP59→55)

「ま、まだまだぁぁぁぁ!

仕掛け矢ぁぁぁぁーー⑨……19発ぅぅぅ!」

「10発かぁ」(LP55→45)「半分減らなかったな……」

「うう……

でだ、君の前で先行するウィスプが弾け消えるよ。

君が最後に立ち止まった広い部屋には……

進行度46……

ここには、びっしりと動く白骨が!!」

「モンスターじゃないか!

スケルトンか?

ウィスプは、これに当たって消えた?

確か、ロードスのウィスプは、LPが設定されているから、ぶつかったくらいじゃ消えないと思ったんだが?」

「……対抗魔法?」

「え?」

「そうだねぇ……スケルトンの中に、黒衣のフードを被った人影が見えるね。

でも、まごまごしてる。いきなり、張ってたダークネスが消えたからね」

「魔術師か?

接近して殴れる?」

「15匹いるスケルトンをハイパーバーサークして粉砕できるなら良いよ」

「なんじゃ、そりゃ?

一旦、逃げるぞ!」

「スケルトンは、どうしようかなぁ……統制は取れてるから追わない!」

「合流できる?」

「ちょっと待ってね。

最後のオデットたちの進度が35かぁ……

ランスロットが落ちた落とし穴の前で停止」

「命綱結んで、飛び越えて行くか」

「金属鎧着てて飛べるの?」

「落ちないように行こう」

「慎重に行けば、プレートメイルの修正無視して判定できるよ?」

「意味がない!」

「空いてる穴を避ければいいんじゃないですか?」

「落とし穴はたいてい、廊下ギリギリまで空いてるもんだ」

「じゃあ、落ちて這い上がってくれば?」

「D6✕7のダメージは、受けたくないなぁ」

「大丈夫だから、落ちとけよ」

「上司と同僚に恵まれてない!?

オー人事オー人事!!」

「とりあえず、その穴を挟んさところで合流したってことでこのターンは終わるね」

「逃げて来られたのか?」

「いや、普通に戦っても君に勝つ見込みがないからな……(スケルトンは)」

「なんだ、じゃあ留まって戦ってれば良かったな」

「(その場合は君の命の保証はしないけどな)」

「あの人、すっごい悪い顔してますよ?」

「また、ろくでもない罠でもあるんだろうなぁ」

ーーつづく



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