ー第3ターンー
「あと一回やったら、戦闘でのフォローはできないと思ってくれ……
ところで、今後の方針なんだが……
さっきGMが変なこと言ってたな?」
『世の中のGMは全て詐欺師である』
こいつは真理など滅多に存在しない人間社会の中で、数少ない例外の一つだ」
「前も100マスダンジョンと銘打ちながら、ミスリードされたことがあるし……
そもそも、これはボードゲームじゃなくてTRPGということを忘れていた俺達にも落ち度はあるな……」
「それがありなら、俺一人で強行してみんなが、あとからついて来るってのもありだよな?
あー!
ウィルオーウィスプを先行させるってのもありなのか?」
あ、でもウィルオーウィスプは2時間しか持ちませんよ?」
罠は発動できなくても、モンスターがいれば攻撃するように命令しておけば、敵の待ち伏せはされなくなる。
くっそー!
早く気がつけばよかった!」
(まだ、何かギミックがあるのか?)」
悪辣さは知っていたんだから、失念していた俺達の失策だな……
とりあえず……
俺が強行して、ウィスプを先行させるのは可能か?」
ただ、ウィスプは移動力が人間の2倍なので、出目は2倍にしますけどね」
あーならしょうがない。慎重に付いてこいよ」
「私は、ウィルオーウィスプを召喚します」ーー70……「成功ですね」
ーー⑤⑧⑩⑦……
移動力が2倍なので、40です」
ーー③⑦⑥⑥……
ーー③⑧……
ウィスプの進度は64かぁ……これって感覚共有してたっけ?」
「そっか、ランスさんの少し前を照らすように命令すれば良かったのか!」
「(で、そのランスロットは46まで進むのかぁ……46かぁ……
同時に進んでいるなら、見えるなぁ)
まず、ランスロットは走り出してすぐに『落とし穴(34)』があるよ」
一応、D6✕7だけど、生きてる?」
それは、きついな……」
「温情、ありがとう」ーー⚀……「装甲が効くなら、弾いたんだが?」
次は『槍衾』じゃぁ!ーー⑤……15発!」
仕掛け矢ぁぁぁぁーー⑨……19発ぅぅぅ!」
でだ、君の前で先行するウィスプが弾け消えるよ。
君が最後に立ち止まった広い部屋には……
進行度46……
ここには、びっしりと動く白骨が!!」
スケルトンか?
ウィスプは、これに当たって消えた?
確か、ロードスのウィスプは、LPが設定されているから、ぶつかったくらいじゃ消えないと思ったんだが?」
「そうだねぇ……スケルトンの中に、黒衣のフードを被った人影が見えるね。
でも、まごまごしてる。いきなり、張ってたダークネスが消えたからね」
接近して殴れる?」
「15匹いるスケルトンをハイパーバーサークして粉砕できるなら良いよ」
一旦、逃げるぞ!」
「スケルトンは、どうしようかなぁ……統制は取れてるから追わない!」
最後のオデットたちの進度が35かぁ……
ランスロットが落ちた落とし穴の前で停止」
「慎重に行けば、プレートメイルの修正無視して判定できるよ?」
オー人事オー人事!!」
「とりあえず、その穴を挟んさところで合流したってことでこのターンは終わるね」
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