太陽が降そそぐハワイ島!

ハワイ島での7歳と3歳半になる兄弟の育児日記です。

折鶴

2011-04-18 10:53:49 | Weblog
4月12,13,14の3日間、お昼休みを利用したり、先生によっては1時間、私の時間を設けてもらい、折鶴講座。
クラス内でできた時は、のんびりムードで一つ一つ丁寧に教えてあげられ、7歳の子供達もなんとか折れたのだけれど、初日の昼休みは、はちゃめちゃ。
時間もたった15分程度しかなく、あっちこっちで“アンティー(おばちゃん)ヘルプミー”の連呼で、一人一人つまづいたところで折ってあげてると、他の子が待ち状態で、結局1~2年生は途中でタイムズアップ。
3年生くらいからは、教えたことが1度できちんとできる子が多く、時間内に1つは折れたかな。

日本だと幼稚園くらいから、なんだかの形で折り紙に親しんでるからか、半分に折る、三角に折るとかは幼稚園生でもできるのではないかな~と思う。でもこちらの子供達は、まずそこからつまづき・・・
開いてひし形に作るところで、もうギブアップ。3年生くらいからは、“シャープ”“90度”とかいう言葉も利用してみた物の、「まるでなんのこっちゃ??」

それでも、一生懸命折って出来上がると、どの子も興奮気味に“できた~!”と目をキラキラさせて大喜び。
たった一枚の紙から、短時間で達成感を味わえ、数学要素たっぷりな、日本の文化、折り紙のすごさを改めて発見したのでした~。

中にはソフトモヒカン入ってるような、やんちゃ5年生達が、Youtubuで勉強してバケツたっぷり折って毎日持ってきてくれたりして、結果、3日間で1200羽。
外国の子供達が初めて折ったのだから、本当に頑張った。日本の子供達の事を思って、折ってくれてたのだと思います。
この子達の思いや願いが通じ、被災者の方々が流した涙が報われる日が必ずきますように。

Crane(鶴) For Japan

2011-04-06 21:32:26 | Weblog
私を含め、恐らく、多くの被災してない人でさえも、深く深く心を痛め、思いや願いが止まないはず。

地震2時間後にハワイで観た映像をかき消すことは出来ず、日々、巨大な波に背を向け逃げる白い軽トラは助かったんだろうか。橋の上からどうすることも出来ず呆然と立ちすくむ、あの人は助かったんだろうか。
鮮明に焼き付けられてしまった。食欲にもムラがあり、なんだか胃が痛い・・・
募金活動をしている内はまだよかったが、今は被災地の為に何もしてない時間が勿体無く感じる。

何かしたいと気持ちが空回りしてたところ、アメリカ本土のStudents rebuildという団体が支援プロジェクトとして、折鶴一羽につき$2の寄付金が仙台に支部があるArchitecture for humanity という再建に携わっているNGOにだすというのを知った。目標は折鶴10万羽(20万ドル)。
その後、届いた折鶴をつかって作ったスカルプチャーが、義援金をつかって再建された学校に送られるとのこと。

これを太陽の通ってる小学校の校長先生にお願いして、生徒に手伝ってもらえないかお願いしたところ、快く許可を頂き、来週、火・水・木曜日でお昼を食べにカフェテリアに集まる生徒に折ってもらうことにした。
700名以上いるので、半分の生徒が一人一羽折っても、$700の募金に繋がる。

始めは、ネットで「千羽鶴はもらっても邪魔になるだけ」というようなコメントを見たし、それに、なんて紙が勿体無い!ややこしい事せず支援しろ~と思ってしまったんだけど、鶴は学校のオブジェにするそうだし、そして裏紙を使えばいいではないですか~~。学校にはミスプリや余ったプリント物の山。
これを学校にあるデカカッターでバッサバッサ切って、まずは折り紙作り。
3日間やるので、1000枚近く用意しなければならない。

後はランチタイムにTVでYouTubeにある鶴の折り方を流してもらい、生徒の合間をぬいながら指導。
どうかな??うまくいくかな??5~6歳の子はきっとTVだけじゃ折れないよなー。

この団体は地震に寄付する目的もあるが、未来を担う子供達へ、人の助け合いも教えたいと望んでいる。
と同時に、子供には難しいと思うが、地震の怖さ等も伝え、今ある目の前の当たり前がどれだけ感謝すべきことなのかを、感じとってもらえたらと思う。

募金活動4日目

2011-03-21 22:00:09 | Weblog
本日募金活動4日目、順調に、そして想像してた以上に、アメリカ人の方から募金を預かります。
私は$1でも$2でも支援してもらえれば!!と思って始めたのに、金額ではないのだけれど、街頭募金で$100とか募金箱に入れてくれる人が、けっこういるのには本当に驚きです。

ここハワイは日系人も多く住んでいるので、日本を訪れた事のある人や、親日家の人もたくさんいたり。
もちろんきっと一度も行った事もない人も、本当にたくさんの人が皆日本の事を心配して復興を願ってくれてます。
今日は千葉の埋立地に自宅があり、目の前の道路が波打っているので、避難中のファミリーが、涙目で私たちの募金活動を感謝されていきました。

募金してくれて「ありがとう」とお礼を言うと、「こんなことをしてくれて、ありがとう!」と逆に言ってくれるアメリカ人は大勢います。私たちに飲み物や食べ物を差し入れてくれる人も!
こんなやりとりがされる中で、自分は今心からの笑顔を向けてるんだろうな~と思います。

戦争の時も震災の時も昔の人が次世代の為に復興してきてくれたおかげで、今の私がいる。
今度は私たちが子供達の為に復興をさせていかなければいけない。
命を繋ごうと奮闘してくれてる、原発関係者の方々。そして送り出してくれる家族の方々。
心より敬意と感謝を表します。

ネットでみつけた言葉の中で、自衛隊員の「いまムリしないで、いつするんだ」という言葉が心にずっしりと響きます。
私が出来る事。リビアの話題に変わりつつある報道の中で、引き続き支援を訴え続けていきたいです。



募金活動

2011-03-16 23:04:58 | Weblog
ここハワイでもアメリカの全米ネットワークのTV局やハワイのローカルニュースTV局が、日本の被災地に行き、情報を流してくれている。中にはアン・カーリというレポーターのTwitterに、現地で英語教師をしている私の家族を探してと書き込みがあり、アンが写真を手に本人を探し出し、テキサスの実家とTVでの再会に涙する場面というのもあった。
私にとっては、Twitterって未知の世界だけど、今回の被害では、海を越え言葉の壁を越え、ものすごい威力を発揮していると思う。

ここハワイでも、募金活動が盛んになってきている。私の周りのアメリカ人も、家族の事や日本の事をすごく気にかけて、「募金でもなんでもするから」と声をかけてもらっている。

私自身も何かできないかと思い、この町で一番人が集まるであろう、スーパーマーケット・KTAで今週末から来週にかけて、募金活動を、近所の日本人の人たちとやることになった。

やはり募金する側も、Red Crossに募金する方が信用性が高くなり、金額が集まるのではないかと思い、Red Crossの名のもとにやることにした。まずはRedCrossからThird Party Agreementとやらを取らねばならぬらしい。ここハワイ島でも津波の被害が多少出ているので、RedCrossが対応に追われているのと、募金の電話がジャンジャカ鳴ってるらしく、書類がなかなかこちらに届かない。
催促の電話もなかなか繋がらない。
2日かけてようやく取り付け、必要事項を記載し、FAX。
でも今度は承認が降りた連絡や募金してくれた人への領収書の発行の手続きの連絡などをメールでやるはずが、あちらのシステムダウン・・・
場所は2ヶ所おさえ、賛同者もつのり、やる気マンマンなのだけれど、最後のゴーサインでのつまずき。

日本の映像を観ては心が苦しくなり、気持ちだけが焦り空回り。
ハワイですらこんな状態なのだから、今の日本はどこもかしこも本当にたいへんなんだろう。

被災地の方、飢えに負けずがんばって、寒さや疲れに負けずがんばって、悲しみに負けずがんばってください。
関東に住んでる、家族と友達の皆も不自由や不安に負けず、がんばって。
ここハワイ島でも、皆で何が出来るか考え、形にし、必ず、絶対、届けたいと思います。

Kalopa Park

2011-03-04 13:05:02 | Weblog
2月のTutu&Meでの遠足はKalopa ParkへBug Hunt、虫捕り。
カロパパークはそう遠くないにも関わらず、今まで2~3回しか行った事がなかった。毎回20個くらい蚊に刺され、トレイル歩いてる際中もずーとついてくる感じで、虫避けもあまり効いてなかったので、遠ざかっていた。
が!!!冬だからか、今回は1個も刺されず、お目見えもしなかった~~。




ボルケーノまでいかなくても森林浴ができ、マイナスイオンをた~ぷり浴びられた。ただバグハントだったので、木の枝をもって土を掘りまくってたので、上を向いてはいられなかったけど。。。
意外や意外、虫はアリや蜘蛛くらいしか見つからず、他のお母さんは「家の庭に行く?」と言い出すほど。

すっかりこっちまで楽しませてもらい、とっても癒された。子供と芝や木ってのはなんとも似合う組み合わせ。たくさんの子が森の中ではしゃいで、走り回ってるのは、心地よい風景。

暑くなる前にもう1回絶対行こうっと!