あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

グレーゾーン

2008-05-11 | 日記
「MRI、超うるせぇ~!」
受けたことがある人ならわかると思うんですけど、本当にMIR検査って、音がうるさくて嫌になっちゃいます。
MRIは5年前にも腹部の検査で受けた経験があります。そのときも「音」に嫌になり、体を拘束されることに不安を覚え、狭いところに20分くらい入れられることに軽く恐怖を感じました(自分は若干の閉所恐怖症なのだと自覚したのはこのときでした)。

今回は目のMRI検査でした。
腹部の検査のときとは比べ物にならないくらい「音」がうるさく(検査部分が耳に近いので当たり前なのでしょうけど)、耳栓をしていたのに、頭蓋骨にビンビン響いていました。
目の状態を詳しく調べることになったのは、昨秋から治療している症状に関連してのことです。MRI検査が終わったあと、視力、視野、眼圧、眼底の検査もしまして、検査結果を確認しながらの診察となりました。担当は前回(と言っても2月なんですけど)と同じ医師で、ここだけの話、全然医者に見えない人なんですよね。「都市伝説」でお馴染みの、ハローバイバイの関に本当にそっくりで、いつか「この検査結果を信じるか信じないかはあなた次第です!」って言われそうで、どれだけ吹き出しそうになるのを堪えたことか!

結果、目の周りの筋肉だとか血管の状態だとか視神経だとか、特に異常は診られませんでした。血液検査でちょっと高い数値を示したものがあったくらいで、それも「今すぐ何とかせねばならぬ」というものではなかったので、少し安心しました。
でもこれって微妙ですよね。正常値ではないけど、ヤバイ数値でもない。グレーゾーンなんです。
そして唯一ドキッとさせられたのは、関医師(もうこう呼んじゃう)に「血縁者に緑内障を患った人はいませんか?」と言われたときでした。『私に緑内障の疑いがあるわけぇ~?』と、言われた途端凹みました。しかも私の身内に緑内障を患った人はいないんです。
ちょっと待って! 私がこれまでに抱えた病気って、遺伝の要因が強いものが多かったわよね。でもすべて血縁者で同じ病気になった人はいないわよね。ってことは何? 私は家族と血が繋がってないの? 俄かに大映テレビの匂いがしてきたわ。「赤いシリーズ」な匂いがしてきたわ。ピアノでショパンを弾き、バレエを舞ったりもするのかしら!←いや、違うって!
関医師によると「緑内障の初期段階に見られるものに似たものがあるように思えます」と。…その言い方、グレーすぎる!

緑内障に関しては何となく知っていたものの、正確なところは知りませんでしたから、帰宅後すぐに調べました。
「緑内障は、眼圧によって、視神経が圧迫されて次第に視野が狭くなり、最終的には失明の危険性もある眼病。緑内障で失われた視野を治療で戻すことは今のところ不可能で、40歳以上の17人に1人が疾患の恐れがあるといわれている」
これだけ恐い病気なのに、
「緑内障の最大の特徴は、何の自覚症状もないままゆっくりと進行していくこと。視界異常(視野が欠けるなど)に気がついたときはかなり進行してしまっている」
という性質の悪さ。そして、
「緑内障は日本における中途失明(全盲ではなく矯正視力0.1以下の社会的失明)の原因で常に上位疾患(2~3位)と位置付けられる。緑内障は早期発見・治療により、視神経の障害を最小限に食い止めることが重要になるが、ほとんどの場合、自覚症状がないため相当進行するまで放置しているケースが多い。現在、100万人以上が未治療と言われている」
なのだそうです。しかも、
「仕事上、目を酷使する人で、目の奥が何となく重いとか、頭痛がひどいといった症状があると、緑内障に関係している場合がある」
…まるっとあてはまる…。

でもそう悪い方へ考えることもないと思うんです。私は今この段階でかなりのグレーゾーンではあるけれど「疑い」という診断を得ました。そのおかげで次に受診するとき、確実に緑内障の方も診てもらえることになったわけです。早期発見が大切な病気ですから、これはある意味、ラッキーなことだったと思うことにしました。
「40歳以上の17人に1人が疾患の恐れがある」という病気ですから、皆さんも目そのものが痛くない場合でも、一度きっちり検査されることをお勧めします。
視力が失われてしまったら、綺麗な春の花の色も楽しめなくなるのですから。「いつまでも花の美しさを愛でていられるように」そんな思いを込めて、今日の画像は綺麗な盛りの牡丹にしました。

前回記事の最後の一行で、皆さんに心配をかけてしまったこと、申し訳なく思っています。ごめんなさい。
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6 コメント

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Unknown (ぱとみる)
2008-05-11 21:09:12
”ごめんなさい”なんて、そんなことありませんよ!
心配してもらうこと、良くなりますようにって思ってもらうことが、きっと快復につながると思います。
症状がないまま進行する病気ですから、”疑い”も気持ちいいものじゃないけど
これからはそちらも診てもらえて、早期発見につながりますよね!
心配したけど、治って良かったね!って言えるように快復を願うから、これからも教えてね!
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Unknown (なおきちどん)
2008-05-11 23:41:19
気づかぬうちに進行…っていう病気、けっこうあるよね。
だから、やっぱグレーでもなんでも今回検査して良かったんだよ!
目はさぁ、ワタシの場合は元々ド近眼だから疲れ目は当たり前って気がしてるけど、注意しなきゃダメだね
MRIやったことない…っていうか、病院ってほとんど行ってないな。
だって、看護婦さんもお医者さんも怖いんだもん

牡丹、綺麗だぁ
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ぱとみるさん (とみ)
2008-05-14 08:37:48
ありがとうございます
本当に「疑い」の段階ですから、マジで緑内障であっても、これほどの「早期発見」はないかもしれません。
今は「関医師がこの診断に関してだけヤブでありますように」と祈るのみです
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なおどんさん (とみ)
2008-05-14 08:41:41
ありがとうございます
視覚が奪われてしまったら、写真を撮ることも本を読むことも北海道の景色を楽しむことも、できなくなるもの。
なおどんさんも既に「要注意」な年齢に突入だから、いろいろと検査をしてみるべきだよ!
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お大事にね (ハナキャップ)
2008-05-15 22:15:44
本当に‘疑い‘の段階で解ったってことを、プラスに考えるしかないか… エライよ!とみさん。
頭では解ってても、なかなか本当にそう思うのは難しいよ!
私も多少の持病があるのですが、
正直言うとやっぱり「何で私が…」って思っちゃうことが多いよ。
でも、確かにそう思って腐っててもしょうがないのよね… 私も前向きに考えるよ。
本当に、健康って当たり前じゃないんだなーって、また思っちゃいました。
自分の身体を大切にするって、ホントに大事なことだね。
私もいつになく検診色々受けまくりの年だけど、
眼はノーチェックだったわー、考えてみる!

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ハナキャップさん (とみ)
2008-05-18 21:56:17
病気らしい病気などかかったことのない、健康だけが自慢な私でしたが、
やはり年齢とともにいろいろと出てきちゃってますね。加齢臭よりも如実に…
最初は病院に行くことが嫌で嫌で仕方なかったんだけど、
もう半年以上、定期的に血液検査とかしていると、すっかり慣れちゃった。
「疑い」の方は、本来の検査のおまけ的に見つかったものなので、ホントにラッキーだったと考えてます。
ハナキャップさんも検査、してみてね。
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