ロックを聴いていくと自然と他のジャンルにも目が向く。比較的入りやすいのはブルース、ソウル、フォークといったところだろうか。ブルースはロックギターの元祖だし、ソウルは黒人の歌声の力を簡単に感じられる。フォークはディランを遡るだけでいい。この3つは楽器もロックと近い。で、困るのはジャズである。なかなかの存在感を放ち、はまる人は凄くはまると評判だ。だが、聴いてみるとめちゃくちゃ眠くなる。なんというか集中すべきポイントが見つけられない。歌ものやギターがメインのでも、力が抜けていてそのくせ長い。引き寄せられては跳ね返される。私にとってジャズはあまりに高い壁だった。
ところがついに取っかかりを見つけた。それがBuddy Richの「Big Swing Face」だ。以前紹介した映画でこのドラマーを知り、最近やっとアルバムを手に入れた。音楽のイメージはブラスバンドだ。これでぐっと聴きやすくなる。しかもバンドのリーダーはドラム。この点もロックに馴れた耳でも受け入れやすい。ドラムはジャンルが違っても音が同じだから。そして彼はえげつないドラマーだった。キース・ムーンの手数とボンゾの破壊力を合わせた感じ、とロック界最強の二人を足して2で割らないと言っても言い過ぎではない。常に爆走状態なのに見せ場ではさらにパワーアップするという超人っぷり。それにあわせたバンドもかなりキレのいいリズムである。ソロはまだわかったり、わからなかったりするが、ジャズと名のつく音楽の中ではかなり好きな部類にはいる。一曲目が「ノルウェイの森」なのも、ロック好きには入りやすくなっている。超パワフルな 「ノルウェイの森」が気になる人には是非聴いて欲しい。
ところがついに取っかかりを見つけた。それがBuddy Richの「Big Swing Face」だ。以前紹介した映画でこのドラマーを知り、最近やっとアルバムを手に入れた。音楽のイメージはブラスバンドだ。これでぐっと聴きやすくなる。しかもバンドのリーダーはドラム。この点もロックに馴れた耳でも受け入れやすい。ドラムはジャンルが違っても音が同じだから。そして彼はえげつないドラマーだった。キース・ムーンの手数とボンゾの破壊力を合わせた感じ、とロック界最強の二人を足して2で割らないと言っても言い過ぎではない。常に爆走状態なのに見せ場ではさらにパワーアップするという超人っぷり。それにあわせたバンドもかなりキレのいいリズムである。ソロはまだわかったり、わからなかったりするが、ジャズと名のつく音楽の中ではかなり好きな部類にはいる。一曲目が「ノルウェイの森」なのも、ロック好きには入りやすくなっている。超パワフルな 「ノルウェイの森」が気になる人には是非聴いて欲しい。