トーキョー外食リスト

東京中東部を中心に個人本来の味覚を探求する外食リスト

秋葉原~ゴーゴーカレー~ガッツり濃厚カレー

2007-05-24 10:07:55 | ラーメン・カレー


事務用品の買出しで、秋葉原のヨドバシカメラによく行く。その際の食事だが、同じビルの上層階にも、多様なレストランが用意されているけれど、ついついこちらのお店に来てしまう。

スタンドカレーのお店なのだが、それらとは味わいが大きく異なる。ルゥは非常に濃厚で生チョコのような色、粘度(スプーンではなくフォークのみで食べる!)、そして非常にコクのある味なのだ。旨みが凝縮されていて、ベーススープ、野菜類、挽肉?が渾然一体となって押し出してくる。寝かし熟成はそうとうのものだ。まろやかさが只者ではない。また、トッピングも揚げたてで、お米もこの値段でよいものを使っている。良心的な感じだ。また、何故かここの牛乳がうまい。盛りも豪快でガッツりいきたいときには最高だ。

電話: 03-5256-5525
住所: 千代田区神田佐久間町1-16-1大橋ビル1F
定休: 無休
内装: 清潔スタンドカレー
客層: 10代~30代
予算: 一人800円くらい
評価: 3.0(最高5.0)

渋谷~ぬくぬく家~旅館部屋食

2007-05-22 06:40:01 | 和食・居酒屋



渋谷で落ち着いて食事をする、しかもちょっと意外性があってとなるとあまり思いつかない。このお店はそのどちらも満たしている。場所は道玄坂の天辺、マークシティの一番山側の出口を使えば坂道は苦でない。

清潔な暖簾を潜りドアをスライドして入ると、玄関となっていてそこでまず靴を脱ぐ、そこからは正面のレセプション?(案内係、おそらく店長さん、女性)で丁寧な挨拶、席の案内をしてくれる。一階は宴会用個室、調理場となっていて、二階に通される、店内も清潔なしつらえでカーペットもよく清掃されていて気持ちがいい。ダイニング?は畳、すべて座椅子(分厚い座布団)となっていて、場所によっては床の間もあり非常に落ち着く。色調も明るい木目調で清潔な和風旅館然としている。机の上に和菓子とお茶でもあれば旅行気分だ。この渋谷の雑踏とはかけ離れた雰囲気が素晴らしい。

お通し(がめ煮)も丁寧で期待が高まる。今回は、ごまさば、水炊き餃子、長茄子の焼びたしを注文した。魚屋にいくとゴマ鯖という種類の鯖が売っているので、その刺身かと思ったが、特製のゴマダレで和えた一品で酒のあてには最高。鮮度もよく歯ごたえも素晴らしい。水炊き餃子は餃子鍋となっていて、その出汁が素晴らしかった。鶏の炊き出しと思うが雑味がない上に濃厚で後味は意外にもスッキリしている、手間隙をかけた一品だ。野菜も多く取れるのでオススメ。コラーゲンのような滋味も感じる。茄子の身はしっかりしていて甘みも十分ありジューシー、サイズも十分でお得感がある。ひんやり、さっぱりとした味が鍋とことのほか合う。その他、お酒に合う料理も数多く用意されているので楽しめるだろう。日本酒は珍しい名前のものがあるので聞いてみて試したい。

帰り際、女将さんが小さなおにぎり(かしわ)をくれた。また、路地を曲がるまで見送ってくれた。心づくしのサービスがうれしかった。

渋谷の癒しどころ。値段も良心的で素晴らしい。季節を変えてのんびりと飲みに行ってみたい。後日、博多モツ鍋も試したがこちらも濃厚で美味しかったが餃子鍋と違い大蒜の効かせ方が違うので翌日は注意が必要だ。
個室にはトイレも別にありカラオケもあるので、違った使い方もできる。

電話: 03-5728-3335
住所: 渋谷区円山町20-1 新大宗円山ビル1F
定休: 無休
内装: 和風旅館
客層: 30代
予算: 一人4,000円くらい
評価: 3.0(最高5.0)

日本橋本石町~白蘭~異形の坦坦麺

2007-05-21 15:09:36 | ラーメン・カレー


日本橋本石町4丁目界隈を目指してくるラーメン好きは、ラーメン二郎神田店に向かう人がほとんどではないだろうか。そのすぐ奥にこのお店はある。繁盛している隣とくらべて、店の前に猫がニ~三匹ごろごろ昼寝をしていたりして、地価上昇のいわれる今、なんともほのぼのした佇まいだ。二階建ての家屋で昔の雀荘のような雰囲気だ。

さて、こちらの坦坦麺だがどこにもない個性を持っている。近頃、坦坦麺専門店がチェーン展開するなど人気の高い中華単品メニューだが、ほとんどがゴマ辛風味ではないだろうか。そのなかで個性を競い合っているような感じを受ける。様々なナッツをクラッシュして風味をつけたり、ゴマに工夫を加えたり、味噌の種類を変えてみたり、ラー油にフレッシュな風味を付けたり、などなど。

こちらは、まったく異なるアプローチだ。挽肉、スープ、ラー油、大蒜、水溶き片栗粉でトロトロの餡を湯きりした麺にドバッと乗せる。餡の色は赤く、とうがらしの片が多々ある。餡の粘度は相当なもので、麺と餡を最初にかき混ぜないと麺が大きな玉(もち?)みたいになってしまう。最初に甘く、その後カラッと辛く、大蒜がフワッと香り、じわっと汗がでる。このわかり易い単純な味の繰り返しがクセになる。甘みはスープ、野菜、砂糖、調味料だと思うがバランスは自然。

そのほか、コショウで食べるイカ団子、餃子などどれもスタンダードな中華の味わいと異なる。まるで、独自の生物進化を遂げたイースター島のようだ。

電話: 03-3279-2075
住所: 中央区日本橋本石町4-4-17
定休: 土曜・日曜・祝日
内装: 昭和の雀荘
客層: 30代~60代の一般サラリーマン
予算: 一人800円(ランチ)
評価: 2.8(最高5.0)


溜池山王~あべちゃん~決定的もつ煮込み

2007-05-19 11:24:19 | 和食・居酒屋


六本木一丁目駅、溜池山王駅、赤坂駅、永田町駅が集まるこの界隈で、サラリーマンが廉価の昼ごはんを取ろうとすると、大変苦労する。地代が高すぎて良心的な経営をしている飲食店を探すのが難しいからだ。しかし、マメに探すと以前から土地を持っていて(簿価からの含み益は相当だろう)、味もたしかなお店があることがある。こちらのお店もそんなお店だ。安く上げようとするサラリーマンで混雑しているのはチェーン店系の牛丼やカレー、立ち喰いそばで、明らかに500円までで納得させようとしている。景気拡大が盛んに言われているが実際の懐はそんなものだと思う。(300円=アルバイト、500円=平社員、600円=主任、700円=課長代理、800円~1,000円=課長、1,200~=部長、2,500~=役員)

さて、こちらのランチは非常に安くてうまい煮込み定食が500円なのだ。その手作り感が圧倒的でこの界隈でダントツの個性を放っている。モツがしっかり肉厚で食感がよく、雑味、しつこさがなく、ザラメの甘みが長年付け足した秘伝のタレと常に最高の状態でバランスしている。いつでも変わらない定番の味だ。モツの仕入れ、下ごしらえ(アク抜き)、タレの維持など日々相当な重労働と思える。プロの仕事に頭がさがる素晴らしい飲食店だ。煮込みを豪快にご飯に掛けてアツアツを食べるのが最高だ。

電話: 03-3583-5978
住所: 港区赤坂2丁目10-18
定休: 不明
内装: 場末の焼き鳥屋
客層: 30代~60代の一般サラリーマン
予算: 一人500円(ランチ)
評価: 3.0(最高5.0)



新橋~中国家庭料理 玲玲~現地の味

2007-05-18 01:16:33 | 中華料理


新橋には、様々な飲食店が立ち並びランチをするにも、まったく困らない。しかしながら値段/パフォーマンスにおいては500円前後で納得できることはまずない。それはそれなりに地代が高いからだ。

こちらのランチ、餃子定食は本当に素晴らしい。値段は600円で少ないながらもサラダ、お新香(ザーサイ)、スープ、そして自慢のマーボー豆腐がつく。餃子の手作り感、味わいは日本のものではない。化学調味料もあまり感じない。

新橋でランチ、中華をイメージするならこちらをオススメする。夜のメニューも期待できそうだ。

電話: 03-3432-9073
住所: 港区新橋3-19-2 2F
定休: 日曜・祝日
内装: 街場家庭中華
客層: 30代~40代
予算: 一人600円くらい(ランチ)
評価: 3.0(最高5.0)

麻布十番~鳥善 瀬尾~しっかりした仕事

2007-05-18 00:49:48 | 和食・居酒屋


勝どき橋の近くに焼鳥の名店といわれるお店がある。仕事場が以前近くにあった関係で、食事時に通ることがよくあるが、淋しいところにもかかわらず不思議と大いに賑わっている、そのお店の名前が鳥善であった。こちらは、そこで修行された方が開かれたお店だ。

確かに単価は高いが、仕事も丁寧で、お店の雰囲気もあり、落ち着いて焼鳥を楽しめる、庶民的ではないが、場合によって非常に便利に使えると思う。たとえば、仕事上の話をしたいが、かしこまった店では警戒される場合など・・・・(その他、距離感のあるデート等)

〆のオススメは瀬尾特製鳥丼、鳥茶漬だ。地代は高いがしっかりとした腕前を感じる。

電話: 03-5574-8881
住所: 港区麻布十番1-4-2カーサツルオカ B1
定休: 日休
内装: デザイン・バー
客層: 20代~40代
予算: 一人6,000円くらい
評価: 2.8(最高5.0)

表参道~ソル・レバンテ~清潔なお茶どころ

2007-05-17 18:55:05 | イタリアン・フレンチ


渋谷から表参道まで、散歩。そんな日差しの心地よい日曜日はこれからも多々あるだろう。歩けば疲れるし、気の利いたカフェで休めれば、その後の時間はもっと充実したものになるだろう。私的には、甘いものに興味は一切ないので、お休み所として紹介したい。清潔でケーキのレイアウトも綺麗で、ちょっと地味な場所にあるため意外と空いてたりする、散歩の休息としてオススメだ。

電話: 03-5464-1155
住所: 港区北青山3-10-14
定休: 水曜日(不定休)
内装: トラットリア、カフェ
客層: 20代~40代
予算: 一人1,000円くらい
評価: 3.0(最高5.0)

広尾~金のおでん羽重本店~出汁の底力

2007-05-17 18:05:02 | 和食・居酒屋


おでん、というと出汁はオリジナル一種類で多くの具材(袋等)で特色を出していて、高級店も一般のお店もあまりかわらない料理の演出をしているイメージがあった。なので、合わせるお酒(地酒)に関心の行くものと思っていた。しかしながら、こちらは出汁だけでも3種類(金、赤、黒)ある。

今回はコースで注文し、すべての出汁を味わってみることにした。最初に出された金のだし生ゆばは、非常に澄んだ出汁が特徴で色以上に味に雑味がない上に、やわらかく、ほっとする角のない素晴らしさだ。また、黒のだし牛すじは、しっかりとした赤出汁(味噌)のコクでちょっと脂っこいスジを適度な酸味と共に一気に食べさせてしまう。スジの下処理も適切で臭みは一切なくトロトロを味わえる。金のだし完熟トマトは新鮮な味わいでおでんの可能性を大きく感じさせた。また、〆に食べたいのが炙り仙台牛の特上にぎりだ、バーナーで炙って牛の脂肪を赤身とともに最高のタイミングで食べられる。染み出す肉汁が、ここが汁にこだわったお店であることを痛感させられる。

おでんの可能性を大きく飛躍させた創作おでんのお店。コース内容が変わるので季節を変えておじゃましてみたい。

電話: 03-3447-2715
住所: 渋谷区広尾5-24-3 グローリア広尾1F
定休: 月曜日
内装: モダンなバー
客層: 20代~40代
予算: 一人5,000円くらい
評価: 3.4(最高5.0)

赤坂~レストラン オゥ レギューム~主役は野菜

2007-05-17 16:08:46 | イタリアン・フレンチ


港区の広報誌を読んでいて、港区推奨健康メニューという欄(一皿で5品の野菜料理を欲張る平日限定のプレートランチ。10種類以上の旬野菜をスープ、グリル、キッシュ、サラダ、マリネ仕立てでそれぞれ堪能する充実の献立。フレンチでありながら食後感は和食のごとく重くなく、カロリーも控えめでヘルシー)でこのお店を発見した。それ以来、行こう行こうと思いながらチャンスがなく、先伸ばししていたが、先日、伺うことができた。場所は赤坂見付からはちょっと歩く、赤坂駅からは近く、ワコールがプロデュースしたホテルアバンシェルの前だ。

土曜日ということもあって、客層も近くの住人等、リラックスした雰囲気で和める。4皿のコースを注文した。前菜2皿については、主役の野菜、脇役の野菜の演出が優れていて、何を味わって欲しいか非常に明確な調理になっている。一番自信のある野菜に朗々と語らせている。優しい味付けで甘みの質がどれも異なるのだが、同じ族であるがごとく喧嘩をしていない。また、メインで選んだ肉もボリュームたっぷりで味付けも申し分なかった。繊細な野菜を生かす調理が、すべてのプレートに繊細な味覚センスを与えている。完全禁煙も素晴らしい。また、サービスのほのぼのした雰囲気もなんだか和める。野菜のみのコースも趣向をこらして用意しているので、健康志向の方にオススメしたいレストランだ。

電話: 03-3582-0831
住所: 港区赤坂2-15-15 赤坂プラザビル2F
定休: 日・祝 (第1、3月曜のランチは休業)
内装: ビストロ風
客層: 30代~50代
予算: 一人6,000円くらい
評価: 3.4(最高5.0)

末広町~中国雲南酒膳坊 過橋米線~気鍋の圧倒的旨み

2007-05-17 15:26:19 | 中華料理


銀座線末広町、秋葉原と御徒町の中間に位置し、電気街のどん詰まり、御徒町の賑わいからもはずれ、普通ここを目指す人は住人以外いないのではと思われるところに、このお店はある。

中国雲南料理は六本木で体験済みだが、こちらは場所がらもあり大変リーズナブルだ、お店には在日中国人の方も多く宴会をされており、こちらの味、コストパフォーマンスが現地の人をも納得させることができるという証明になっている。様々な雲南料理が用意されているが、こちらの決定的な料理は気鍋だ。調理法はいたってシンプルで、小さな鍋に食材(鶏肉、生姜、スパイス)を入れ、蒸気圧力でじっくりと旨みを引き出す。この調理法がすばらしく食材にマッチしていて、これ以上の鶏スープはないのではないかとも、思えてくる。出汁が深く、甘く、それでいてとっても体に優しい。コラーゲンを感じ滋味深い。

オススメは気鍋と鴨の泰族姿作り。

電話: 03-3835-7520
住所: 千代田区外神田6-5-11 MOAビル1F
定休: 無休
内装: 小奇麗な街場中華
客層: 30代~50代
予算: 一人3,000円くらい
評価: 3.2(最高5.0)