梅ヶ丘～美登利総本店～やっぱり本店がいい

銀座の行列、渋谷マークシティの行列を見て、ひょっとしてミシュラン日本版に出ているかもと思った人はいると思う、が、取材に偏りがあるため当然のっていない。お客さんにとってはそんなことはどうでもよく、いつも行列が絶えない。利便性ゆえ銀座、渋谷で並んでいる人も多いのではないだろうか。そんな時はいっそ総本店をオススメする。

都内のお店と違ってスケールも大きいし大行列ではない。その為、落ち着いて飲食をすることができるのだ、並んだあまり疲れてイッキに食べてしまって、ゆっくり味わえなかった、ということがない。また、珍しい地酒もあるので板さんに聞いてみよう、さらにゆっくり楽しめる。

大きな間口、威勢のいい板さん、ネタの大ぶりさ、実にいい。

美登利寿司本館にて


電話： 03-3429-1166
住所： 世田谷区梅丘1-20-7
定休： 無休　土日11時～通し営業
内装： 正統派寿司店
客層： 20代～70代　
予算： 3,000円くらい　
評価： 3.4（最高5.0）

谷中～谷中鳥よし～静寂の正しき日本居酒屋

谷中のよみせ通りからさらに路地を入ったところにこのお店はある。味わい深い商店街で30年は進化が止まっているようだ、パソコンで経理処理をしているというよりは、レジ（ガチャーンと出てくる）と電卓のという感じだ。このお店のそばに松屋クリーニング店があるが、お歳のポメラニアンが店番と実に和む。


さて、あんこう鍋、スッポン鍋、とりちり、博多もつ鍋、ふぐなど、季節に合わせた鍋料理が人気で、予約で一杯の場合が多い、それ以外のつまみがまた美味しい。

かに肉をドーンとのせたかにサラダは今までで一番インパクトがあって美味しかった。

地鶏のレバーも新鮮で角が立っており、コクも申し分ない。
それ故、正肉のやきとりも実に大ぶりで美味しかった。また、魚介類も旬で気の利いたものを揃え飽きさせない。他のお客さんのマナーもよく、和やかな時間を送れる。正しき日本居酒屋だ。

コーヒー焼酎（400円）があるが、こちらのはフレッシュさが素晴らしい、豆から挽いて入れたレベルのものだ。こういった廉価メニューにも手を抜かない気質に日本の職人魂を感じる。

電話： 03-3823-6298
住所： 台東区谷中3-14-6
定休： 水曜日 営業時間は午後5時から11時
内装： お座敷小料理屋
客層： 30代～60代　
予算： 3,500円くらい　
評価： 3.2（最高5.0）　

新宿歌舞伎町～後楽そば～炭水化物満電

新宿歌舞伎町、コマ劇場のほど近くにこのお店はある。（有楽町にもある？）ギラギラした照明、人の波で落ち着かない街中に鎮座している。個人的にソース焼きそばという料理が大好きなので、いつも三色定食というのを注文している。内容は、天ぷらそば＋焼きそば＋五目ごはん、と・・・・・・焼きそばパン以上に炭水化物を満電にできる。490円で大満足だ。ほろ酔い気分で食べるとさらに気持ちよく快調に食を進められるが、ある程度、年齢がいったら太りやすいので注意しよう。

370円のラーメンも手作りで立派だ。

リーマン破綻の騒ぎどころじゃないAIGの経営危機


電話： 03-3209-5585
住所： 新宿区歌舞伎町1-14-5　第3金嶋ビル1Ｆ
定休： 24時間営業　無休
内装： ごく普通の立ち食いそば　歴史あり
客層： 10代～50代　
予算： 500円くらい　
評価： 2.8（最高5.0）　

自由が丘～ルピシア自由が丘本店3階テラス席～住宅街の屋根

自由が丘はインテリアショップ、雑貨店、スィーツなど女性イメージの強い街だ。通りの名前も、ナントカ銀座とかではなく横文字が多い、男性にとってはあまり面白くないのではないだろうか。そんな気で見ると連れで歩いている男性のほうは、若干、退屈そうでブラブラ歩きで疲弊しているようにも見えてくる。外れにあるヤマダ電機の男達のほうが実に生き生きしている。

さて、こちらのお店は紅茶専門店のようで、一階は茶葉、二階はカフェ、三階はテラス席となっている。今年も、もう仲秋の名月、すっかり涼しくなってきたので、三階のテラスでランチをとることにした。値段は1,500円～1,800円程度、これにオススメ茶葉の飲み物がつき、御代わり自由となっている。インドカレーを注文してみたが、これが良かった。野菜類は素揚げされており添えられている、また、海老は非常に香ばしく焼かれていて、火加減も丁寧でぷりぷりであった、水臭さも皆無、調理前保存方法も良い。カレールゥも手がかけられている、甘みベーススープにココナッツ、酸味にトマト、切れのあるスパイス、そしてナッツを刻んだものが入っていて毅然一体となって個性を主張している。非常に品のいいカレーだ。値段はそれなりに張るが、穏やかな天気のときに和みながら、食事＋お茶をするのにいいお店だ。眺めは自由が丘の住宅街の屋根と熊野神社の緑だ。

基本は紅茶のお店だが、カレーが丁寧だったので、他のメニュー（ランチ）も試してみよう。

リーマンブラザーズ経営破綻の真相?


電話： 03-5731-7370
住所： 目黒区自由が丘1-25-17
定休： 無休 平日　10：00～21：00 土日祝 9：00～21：00
内装： 明るいフローリングのモダンリビング
客層： 30代～40代　
予算： 1,500円くらい　
評価： 3.0（最高5.0）　

中延～きんやラーメン～そんなにまずくないはず。

国道一号線の中延にこのお店はある。車を止めやすく、ここ10数年通っている。このあたりには多賀野、桃桜林、香港麺新記、でびっとあたりから花月まであり、そこそこのラーメン街だ。その中で古参にあたるこのお店が生き残れて来たのは、それなりの評価を得ている証左だろう。しかしながらネットでの評価は散々のようである。私はいつもラーメンと角煮ご飯のセット880円を頼んでいる。角煮の肉厚さ、それでいてベタベタしないさっぱりとした醤油味が大好きだ。ラーメンの味はばらつきはあるものの、豚骨、鶏ガラに煮干をちょっと効かせた和風構成で、普通に美味しい。後半に豆板醤を加え、変化をつけて完食するのがいつものパターン。実に満足なのだが、世間の評判はすこぶるよくないので残念だ。そのぶん空いているので落ち着いて食事ができる。

9.11 テロ　４年目の真実(20040911)1/11


電話： 03-3784-7768
住所： 品川区豊町６-２５-１７
定休： 無休　11:30 - 02:00
内装： 一言広い明るい
客層： 20代～40代　
予算： 900円くらい　
評価： 2.8（最高5.0）　

谷中～EAU DE VIE（オー・ド・ヴィー）～漆黒坂の灯り

このお店だが、佇まいに圧倒される。谷中墓地のほど近い坂の上にあり、ツタが絡まった外観、ほのかな灯りが、映画のワンシーンようだ。周りの静けさもあって、ドアを開けたら、大好きな笑うセールスマンが座っていそうだ。

笑ゥせぇるすまん 第00話 「プロローグ」


さて、お店だが、照明も暗く実に落ち着く、メニューなどもないようでマスターとのやり取りがしっとりと楽しめる。オススメのカクテルがあるので聞いてみよう。どれもハズレなしであった。

電話： 03-3822-8678
住所： 台東区谷中6-3-10
定休： 日曜日
内装： オーセンティックバー
客層： 30代～40代　
予算： 3,000円くらい　
評価： 3.0（最高5.0）　

新宿～かつ政～ビルの谷間の地酒どころ

新宿駅近くで安く地酒を飲めて、つまみも刺身を中心に焼物、煮物、揚物、御浸しでやりたい。この場合、非常に店選びが難しい、大きなビルがボンボン建っていて、虎ノ門の酒亭のようなお店がやれる物理的隙間がない。そんなときにこのお店が便利だ。新宿に居ながら、新橋、虎ノ門、大塚あたりの酒亭の雰囲気を楽しめる。値段は若干高め（それでも一人3,000円には収まる）だが、料理もちゃんとしていて、美味しくお酒が呑める。ただ空調がイマイチなので、タバコが苦手な場合には、座った席によって逃げ場がないことがあるので注意が必要だ。

電話： 03-3344-0635
住所： 新宿区西新宿1-15-11ヨドバシビル １Ｆ
定休： 不明
内装： 民芸調
客層： 30代～60代　
予算： 3,000円くらい　
評価： 2.8（最高5.0）　

渋谷～かにチャーハンの店～よく考えられたビジネスモデル

渋谷の喧騒の中にこのお店はある。相当な通行人でいつも人で渋滞しているようなところだ。このお店だが、渋谷という立地に合わせ緻密な企画を感じる。かにチャーハンという一品を若い人にスピーディにリーズナブルに提供する、これを極めたお店でビジネスモデルが細心にして大胆だ。また、一瞬で調理できるため、極めれば相当な回転数も上げられる、結果、出来立てを美味しく食べることができ、満足感もある。常連客のためにスープチャーハン等を出して工夫している。

経営の勉強になるお店だ。

電話： 03-5784-2443
住所： 渋谷区宇田川町31-4篠田ビル3F
定休： 平日の月曜日（月曜日が祝日の場合は火曜日）
内装： コンクリート打ちっぱなし、カウンターがメイン
客層： 10代～30代　
予算： 600円くらい　
評価： 2.8（最高5.0）　

神保町～エチオピア～オールデイカレー

神保町にはカレーの街といえるほど有名店がある。その中でもエチオピアは共栄堂、ボンディと並んで格別なのではないだろうか。それほど語りつくされたお店なのだ。

さて、いつもチキンカレー、10倍～25倍で体調に合わせて食べているが、やはり目の前に置かれた瞬間のスパイス臭が最高だ。クローブ、クミンなど、日本人にも馴染みの深い漢方とは異なるが、滋味深い香りが食欲を惹きつける。なんだか体に良さそうな感じがする。また、味わいもスパイスが大いに主張して、実に伸びやかなカレーだ。このナチュラルさはメーヤウの青さとも異なり、幅広い年齢層に受け入れられるだそう。懐の深いカレーである。

また、ランチとディナーの間に休みなく営業しているのも好印象だ。

電話： 03-3295-4310
住所： 千代田区神田小川町3-10-6
定休： 無休　11：00～
内装： 御茶ノ水カレー？
客層： 10代～30代（学生さんが多い）
予算： 800円くらい
評価： 3.2（最高5.0）

神保町～メーヤウ～剛直な辛さの爽やかさ

神保町には有名カレー店が多々あるが、こちらのお店は常習性のあるバランスが素晴らしい。タイカレーのお店だが、チキンカレーとポークカレーしか食べたことがない。コク旨み、それに重ねる刺激的な辛さが実に爽やかな感じなのだ。分かりやすい味の構成なのだが、かなり仕込みに気を使っている仕上がりだ。具材もよく研究されていて、ポークカレーの大きな角煮のブロックは見た目、食べ応えも十分だ。またテーブルに用意されるプリックナンプラーを入れると、味わいが変わって面白い、大盛りを注文して風味を変えたい時などいいだろう。

青年のように元気で爽やかなカレーだ。

電話： 03-3233-0034
住所： 千代田区猿楽町2-2-6
定休： 日曜・祝日 （月～金）11:00～15:30/17:00～20:30（土）11:00～15:30
内装： 若い夫婦のダイニング
客層： 10代～30代（学生さんが多い）
予算： 一人9,00円くらい
評価： 3.2（最高5.0）