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大好きな映画があります。
説明には、
W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説を、『HACHI 約束の犬』などのラッセ・ハルストレム監督が映像化したドラマ。少年に命を救われたゴールデンレトリバーが、転生を繰り返しながら自分の使命に気付く物語が描かれる。
ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。
とあります。
HACHIの監督さんなんですね。どうりで犬目線が素晴らしい映画でした。
最後は号泣。
50年で、3回生まれ変わりながら、最初の飼い主のイーサンを探します。そして、最後にやっと再会できて、心の中で、ベイリーはこういうのです。
「僕だよ!」って。もう涙腺崩壊でした。
そして、やっと気づくイーサン。決して幸せではない老後を送っていた彼は、ベイリーの活躍で終の幸せを手に入れました。
なぜ、この映画を急に思い出したかというと、知り合いのある方が、昨年の今頃、最愛のわんちゃんを失ったのです。その時の落ち込みようといえば、もう、こちらも一緒に泣くほどでした。話をするだけで、涙がこみ上げて会話が続かない。そんな状況でした。その時には、彼女は、弟わんと、にゃんこちゃんがいましたが、長女を失った悲しみは彼らにも救えないほどでした。
何かの折に会うたびに、悲しそうな横顔に胸を痛めました。彼女の気持ちが痛いほどわかるからです。
そして・・昨日、スーパーで偶然会いまして、笑顔がキラキラしていました。
いつものように、楽ちゃんはお元気ですか?と気遣ってくださり、先日、生まれてすぐに何らかの理由で母ネコとはぐれ?保護された子猫を引き取りましたと。そして、その子が、長女さんの命日の1日前だったと。不思議な巡り合わせを感じて、長女さんの生まれ変わりのように思えますといわれました。今度引き取るなら犬だと思っていたけど・・といわれましたが、彼女の笑顔が本当にうれしかったです。彼女のご家族は、わんちゃんもにゃんちゃんも、保護した子を育てておられます。本当に優しいご家族です。
わんであれ、にゃんであれ、彼女を笑顔にしてくれたのは、きっと長女さんの計らいだと思います。ベイリーのように生まれ変わったのか、またまた、長女さんがそのにゃんちゃんに、思いを託したのか。それはわかりません。
でも、この出会いは偶然ではなく、必然であったと思います。彼女と子猫に起きた小さな奇跡に微笑まずにいられませんでした。
僕のワンダフルライフは、最愛の子を失った方は、誰もが思うことでしょう。
あの子の命日に生まれた子が欲しいと、必死に探し回る方もいました。
でも、出会いは作るものではないと思っています。必然は必ず自然とやってくると。
生まれ変わりについては、正直わかりません。そういうことが本当にあればいいと思いますが。
ただ、今、介護している楽ちゃんは、先代のふーちゃんの思いを継いで来てくれたと信じています。ふーちゃんが、私たちに笑顔が戻るように、この子を送ってくれたということは、今まで一度も疑ったことはありません。
なぜなら、それだけ、楽ちゃんは来た時から、我が家の様々なことを理解していたからです。この子にしつけをしたことは一度もありません。してはいけないこと、入ってはいけない場所。すべてを知っていて、私たちが話すことをとてもよく理解してくれていましたから。不思議な犬、ワンダー・ドッグであったことは奇跡でした。楽ちゃんはふーちゃんの奇跡と信じています。
さて、
2週間ほどブログから離れておりました。
なぜなら、また、楽ちゃんが、食べなくなり・・不安な日々の中、ブログをアップすることができずにいました。
先週の月曜日、獣医さんに連れて行くと・・・今回は直感で、行きつけではなく、以前、夜鳴きの件で薬の相談にいったところに行きました。直感は正しかったと思います。とても丁寧に診てくれました。
結果は、心配していた腎臓の数値は若干高かったものの、突然どうのということはない。下がる可能性ありでした。2月に脳下垂体のどうのと簡単に診断を出されたALP値は、基準値を上回るものの、かなり下がっていました。どういうこと?
ただ、炎症を示す値が高かったこと、カルシウム値が高かったことで、臓器のガンを疑われました。
血液検査の結果を聞きながら、あまりに冷静な自分に驚いてもいました。
その後、レントゲンとエコーで、臓器には全く異常は認められずでした。
これが予想できたからかもしれません。
で、残るは、認知症からくる脳のどこかに異常があり、それが食欲を失わせる原因となっているのでは? さらに詳しい検査は麻酔をしてのMRIなどになるので、リスクが大きくできないとのこと。これも想定内。
ただ、ひとつ、炎症の原因が、誤嚥になどによるウィルスではないかと思ったのですが。それは、ピンポーン!でした。肺に濁りが見えるので抗生物質を処方されました。息遣いが荒かったから、心配していましたが、抗生剤の注射をしてもらい、夜には息遣いは戻りました。
でも、炎症の原因がこれだけとは思えないとも言われました・・(~_~;)
そして、それからは、食欲を戻すための闘いでした。
いやいやと抵抗するのを強制給餌の日々。あまりに辛くて心が何本も折れました。もう、心の複雑骨折です。 何度も、もうだめなの?終わりなの?と繰り返し、もう食べないなら、死んじゃえ!と暴言を吐いては自己嫌悪に陥りの繰り返しでした。何度も何度も、もうだめだ、終わりなんだ、このまま静かに行かせてあげるほうがいいのでは?と自問自答を繰り返し、答えはいつも同じ。強制給餌でも、この子は飲み込んでいる。嘔吐も全くない。それなら、まだ、生きようという意思が残っている。
という2週間・・・地獄でした。そして、やっと、3日ほど前に食べる気が起きてきました。ただ、以前のようにぱくつくまでは、まだなく、勧めては、よっこいしょと食べる。ただ、寝たまま食べるではなく、うつ伏せで食べてくれるので、誤嚥の危険性はかなり減りました。ご協力ありがとうございます!と感謝しながら、食事介護です。
でも、また、すぐに食べなくなるかもしれない。
2週間の強制給餌で得たものは、回復する可能性があるなら、徐々に食欲は出てくる。おなかが空いたでおなかもなる。で、なっていました常に。どうした食べてくれるのか、さらに研究が必要。ちょっとした料理法の違いでも、食べる時は食べるし、食べない時は食べない。
飲み込んで嘔吐しない限りは、食べる意欲は残されている。
さて、今日はどうすればいいのか・・何を食べさせたらいいのか。。。
こちらの脳が病になりそう! 母ちゃんの灰色の脳細胞が爆発する!
もしかして、一歩、前進できたかもしれない。でも、また後戻り、振出しに戻るかもしれない。
それを繰り返して、いつかは終着駅についてしまう。でも、いまではない。
さあ、今日も、食いつきがよいご飯を考えます。
せめて、何が食べたい!といってくれたら、いいのですけれど。
こんな状況が続いても、点滴の回数は2週間で3回だけでしたし、散歩を休んだのも2日。あとは変わりない日々です。食べなくても、水は自分で飲めています。違うのは、食事時間のバトルだけ。( ̄▽ ̄;)
食べない症候群、そう呼んでいますが。食べたくない症候群は、楽ちゃんの若いころからありました。要は、食事の内容が気に入らないのです。
そして今、婆になった今!それに、食べない症候群も追加されました。
でもね、楽ちゃん、母ちゃんが必ず勝利するよ!
もし、今、お世話しているわんちゃんが、食べなくなっても、最後まであきらめないでください。きっと、最後は・・本犬が教えてくれるはず。
そう思って、今日も、楽ちゃんという高い城壁に挑みます!(笑
老犬介護は毎日が心が折れる日々、その骨折に毎日ギブスをはめる日々。
でも、がんばろう! 一番つらいのは、本犬なんだから。
文句も言えないのだから。
今、辛いです。でも、楽ちゃんが今、大切なことを教えてくれている。
だから、一生懸命学ぼう。
そう言い聞かせて、あの子の安らかな寝顔だけが心の支えです。
生まれ変わり・・・正直わかりません。
ただ、犬は犬に生まれ変わると決まっていないなら・・
きっと、楽ちゃんが旅立つときに、お母ちゃんはこういうよ。
「楽ちゃん、今度生まれ変わるときは、素晴らしいご両親がたくさんの愛情を注いでくれるよい家庭に、人間の子供として生まれておいで。そして、もしできることなら・・お母ちゃんが死ぬ前に、一度だけでいいから、会いに来て。お母ちゃん、私は元気だよって、今度はおかあちゃんが行く前に、楽ちゃんの幸せな姿を見せてほしい」
って。でもね、楽ちゃん、まだまだそれは先の話!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日、無事に過ごせたことに感謝します。できることなら、明日も無事に過ごせますように。