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聖なるかな聖なるかな聖なるかな、氷うさぎたちと。

2010-01-19 05:24:44 | 音楽

■氷ウサギは、ゲームのキャラクターにあるようだが、氷みたいな色合いのウサギ。歌詞から来るイメージでは半透明の小トトロを想像したら近いのではと思わせる。題名は長いが、歌としては短く、曲としては激しいリズムの曲だ。■

■内容は一つのファンタジーの一場面。一人の男がいる。彼にはお互いに好き合って結ばれた妻がいる。でも彼女には自分には明かさない世界がある。ある夜、ふと気がつくと先ほどまで隣で寝ていた彼女がいない。小さな戸のあく音がする。彼は起き上がり、彼女のあとをついていく。彼女は夜着のまま夢遊病者のように歩いていく。やがて裏山に通じる丘につく。そこでは彼女を待って一つの儀式が開かれる。■

聖なるかな聖なるかな聖なるかな、氷うさぎたちと。

作詞/作曲 涼平

眠る丘、隠れて氷うさぎが、夏のこの夜に集まって祈る。

細い枝、乗りすぎ氷うさぎが、突然それ折れて慌てて並ぶ。

月夜、映える影姿、形は異様。

こしょう、バニラ、混ぜたよな神前料理。

月夜、漏れて零れゆく、形も偉容。

小姓バニラ、連れてきた神仙神楽。

■丘の上の木々には氷うさぎが集まって枝も折れんばかりに乗っている。彼女の前には神前料理が準備され、小さな舞台ではどこから来たか可愛い小姓たちが神楽を踊っている。(ここら辺、涼平得意の韻を踏んだ歌詞だ。)■

君は彼らの神となるために、消えていった。

僕はまだ諦めきれずに、今宵追い続け。

君は全て捨てて彼ら守る、弓となり。

僕はまだ諦めきれずに、夜待ちぼうけ。

聖なるかな。聖なるかな、聖なるかな、君だけと。

■彼女は森の精たちの神となるべき人だったのだ。神楽が終わると彼女は森の中に入って行った。自分があとを追うと、気配に気づいたか、彼女の姿は消え、氷ウサギたちも月の光の中で透明になり消えてしまった。■

■あの日以来彼女は姿を見せない。僕は毎晩のように丘を見に行くのだが、二度と氷ウサギは姿を見せない。■

■単に新しくできた彼氏と逃げてっただけかもしれないけどね。■


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