心景色のままに

花、空、人・・・こころのあるがままに書き綴った詩、写真。

※著作権法に基づき無断転載・複製することはご遠慮ください

2004-09-30 23:38:57 | Weblog







萩の花が咲きました
あいにくの強い風に 大きく揺れながら
すぐそばの白樺にもたれ 
ワレモコウと肩寄せあって
やっと咲いた白萩
桃色の萩も咲き始めました

そう、秩父の山歩きしていた時に出会った
野生の萩の花
あの時、何に心打たれたのだろ
決して派手ではなくって
控えめで けなげな強さを感じたのかな

萩の花 眺めて思う 野遊びの 木漏れ日の下 谷の崖

駅伝

2004-09-28 22:57:57 | Weblog






 ひとりひとりの頑張りが、伝わってきます。
 見ている人の、ひとりひとりの感動も・・・
 伝わるといいなぁ・・・
 このランナーたちの心にも・・・

 君たちの、頑張りと・・・
 陰で、支えてくれる・・・
 支えてくれた・・・
 そういう人たちの・・・思いも
 一緒に走って、繋いだ心のタスキ・・・

 忘れないで・・・
 これからも走りつづけて欲しい
 忘れない・・・

 わたしたちも
 忘れないよ
 ひとりひとりの輝いたその時を・・・

 控えで、その輝きに、光をあてた人たちも
 忘れない・・・
 君たちのこと・・・

 感動をありがとう
 輝いていた君達へ・・・

一人の部屋で

2004-09-25 01:32:53 | Weblog


誰も起きてこない部屋でBGMを聴きながら
朝露に濡れた庭を見つめている
時を越えて遠い昔の・・・

胸が痛くて,痛くて・・・自分の中に
だんだん大きくなって行く思いに苦しかった
片想いのあの頃

初めてのドライブの日の綺麗だった白い富士山
やがって、去って行く日を数えつつ
泣いていた日々

どうしてこんなに鮮明に思い出せるの・・・
胸の痛みまで

それは、失恋したと落ち込む息子の話を聞いてあげたから?
人は幾つかの恋と失恋を経験して少しずつ
心も大人になって行く・・・

心に染み込んでゆく

2004-09-24 00:12:58 | Weblog






BGMが変わりました
元気になる曲、爽やかな曲・・
癒される曲・・・
色々な曲が今まで楽しませてくれました。
今度の曲は・・・
今の私の胸に染み込んでは深く広がっていきます。

『寂しい』と呟いたら
『そうして、人は心が深くなっていく』のだと
教えてくれた人がいる
『心が深くなって、どんどん深くなって
寂しさに心がとけてしまったら?』
『とけることなんてない、
もっと、もっと人に愛をあげられる人になるだけ』

遠い昔の記憶の中に
懐かしく蘇えってくるような

心に染み込んではとけて広がるBGM

ひとり

2004-09-24 00:07:20 | Weblog

        


ひとり・・・
ひとりって心細い
小さな頃、何かができるようになるための
階段があって・・
ひとつ、ひとつできるようになると
やっと、みんなの中で一人前として認められた
例えば
お風呂の中で100まで数えられるとか・・
階段の7段目から飛び降りられるとか
先頭の湯船の端から端までひとりで歩けたとか・・
ゴム跳びの『子』になることができるとか・・・

だんだん、色々な事がひとりでできるようになっていく
誰かに依存していなくては生きられない子どもから
ひとりで何でもやりたくなる
ひとりでできそうな気がする
そして、やっとひとりでやらなくてはいけないことを自覚する。

ひとりになりたかったり、心細かったり・・
でも、本当はどこかで・・誰かが見ているのです
まだ気がつかないだけで・・誰かがじっと見つめているかも・・
しれませんよ。

虹を見ました

2004-09-24 00:03:33 | Weblog
                           




温帯低気圧に変わった台風4号の残していった
プレゼントでしょうか?
夕方、東の空の方に・・・

父の夕食を食べさせに行ってのこと
雨上がりの中庭を車椅子を押しながら散歩
夕食前の運動をして6時に夕食。

丁度ザァーと雨が降り・・・
『また降って来ちゃったのね・・』
と窓の外に目をやると
少し小降りになった雨
台風がお掃除して行ってくれ空が綺麗だったからでしょう。
西の空に眩しくオレンジ色の太陽が沈むほんの少しの間
くっきりと大きな七色の虹がかかっていました。

あまりに綺麗なので虹の向こう端が見たくって
あわてて廊下に端の窓に行ってみると
大きくはっきり、綺麗な弧を描いた虹が
うっすらと二重になっていたので
尚更、得した気分。

少し興奮気味に他の皆さんにも教えてあげました。
私も久しぶりに見た虹の橋。
お見舞いの家族の方たちの顔にも
患者さんにも・・・看護婦さんにも・・
皆の心に嬉しい小さなプレゼント

夕焼けの空は黄金色に輝いていました。


2003/06/01(Sun)

いつも・・・

2004-09-23 23:54:33 | Weblog
                       



優しい風が耳元を通り過ぎて
ずっと遠くに忘れていたこと
そっと心の深いところに沈めたまま
時々感じるキュンとした

遠くを見つめていたいって・・
青空に吸い込まれて行く赤い風船を
ずっと見つめていたいって・・

四葉のクローバー一緒に探して欲しいって・・
冷たい川の流れにスカートの裾を摘まみ上げ
裸足で歩いていたいって・・
夕焼けの砂浜で・・桜貝探していたいって・・

何かを探していたあの頃。
背中を向けて、わたしが油絵書き上げるまで
静かにずっと黙って
私の後姿見ていてくれたっけ

悲しい時には優しく肩を抱き
すねた時には負けずに拗ねて見せる
だから、謝るのはいつも私。
うれしい時にはあなたの瞳に
いたずらっぽい笑顔の私が写る・・・

あなたの瞳に私が写る

             2003/07/23(Wed)

ラベンダーの香り

2004-09-22 04:44:30 | Weblog



紫に染まった丘を眺めに
癒しのアロマの香りを胸いっぱいに

お気に入りの服にも
洗いたての髪にも
ちょっぴり、息苦しく思う
私の物思う、こころにも・・

沁み込むくらい・・・長いこと
埋もれていたい・・富良野の風景

あのラベンダーの丘を越えたら
何かに出会えるような
誰かに出逢えるような
そんな気のする・・・梅雨明け前


早咲きのひまわり

2004-09-22 04:34:39 | Weblog





早咲きの「ひまわり」を見つけました。
畑の横の角の所に
「わたしはここよ。」とでも言うように
黄色い花びらをいっぱいに広げています。

まだ蕾のまま、ぐんぐん空に向かって
伸びていく「ひまわり」

太陽さん、私はいつも・・あなたを見てる
背中を向けることなんてない
あなたに向かって思い切り・・咲きます。

まるでそういっているように聞こえます。



山陰路へ

2004-09-20 22:02:19 | Weblog
                      2003/08/11(Mon)






飛行機から降りると
むーっとした蒸し暑い空気の所だった
私の想像の中では
もう少し爽やかなイメージだった

日差しは強く空気が澄んでいるのが感じられる
日焼けしそう・・・
と同時に「きっと綺麗な夕陽がみられる」
絵葉書のような茜色の綺麗な空が浮かんだ

山に囲まれ町中の川には魚が跳ねる
大きな鳶がおおきな魚を咥えて頭上を横切って行った
川縁の柳が風に揺れ向こう岸の古い家並みや街灯に
歴史を感じる

日本人の息使い、精神そのものが芸術・・・と言わせた
そんな・・町
そういう人を育てた町
松江には奈良や京都と違った精神文化があるのだろう

出雲、萩、津和野・・・山陰の町は何かを教えてくれそうな気がする

想い出見つけの旅と

2004-09-20 21:56:45 | Weblog
                         2003/08/24(Sun)






初めての北海道の第一歩は
晴海埠頭から一日半のフェリーの旅で
夜の暗い海が恐かった・・
大きなリュックを背負って
霧の釧路に上陸

雑誌で見た喫茶店「停車場」を捜し
「バターたっぷりのトーストとコーヒーを注文」からスタート
阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、美幌峠、知床、網走、旭川、札幌、登別、函館・・・。
あれは何年前になるのだろう・・

次の年は、上野から夜行列車で青函連絡船に
函館、大沼公園、小樽、積丹、札幌、利尻島、礼文島、稚内、岩見沢、
札幌、洞爺湖、支笏湖、函館、青森、十和田湖、三陸海岸、岩泉、盛岡、・・・。

あれから・・・何年経っただろう・・・

今年は、羽田からジェット機で千歳に
一緒に旅する人は友ではないけれど・・
昔の思い出と一緒に来た事ある町を旅しているよう

記憶をたどって歩く私の・・前を歩いているのは
あの頃のわたし

あのお店でおみやげ買って
この喫茶店でお茶を飲んだ・・
あの峠の景色に感動した

想い出見つけの旅のよう

今年の夏の新しい思い出は
わたしが行きたいと言っていった・・・
美瑛と富良野の美しい丘
ラベンダー畑

ひろーい広い青空と白い雲と
万年雪を抱いた大雪の山々
緑の大地に咲く色とりどりの花

今度来る時は・・・
あの美しい花の丘に
想い出見つけの旅をする

金木犀

2004-09-20 06:06:04 | Weblog
2003/10/07(Tue)





何処からともなく「キンモクセイ」の香り・・

幼い頃の記憶の中に・・・
公園の植え込みの木の下
星型のオレンジ色の小さな花を
手のひらいっぱい集めて
風で飛ばないようにと
そーっとにぎって・・・
走って帰ったっけ

お星様を拾ったような・・・
ワクワクした気持ち
ちいさい妹をビックリさせたくて
「いいにおーい」と喜ぶ横顔を見て

いつまでも、手のひらに残る
あの、キンモクセイの香り
目を閉じて・・嗅いでいたっけ


思い出探しの旅

2004-09-19 05:38:49 | Weblog
                           2003/08/24








初めての北海道の第一歩は
晴海埠頭から一日半のフェリーの旅で
夜の暗い海が恐かった・・
大きなリュックを背負って
霧の釧路に上陸

雑誌で見た喫茶店「停車場」を捜し
「バターたっぷりのトーストとコーヒーを注文」からスタート
阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、美幌峠、知床、網走、旭川、札幌、登別、函館・・・。
あれは何年前になるのだろう・・

次の年は、上野から夜行列車で青函連絡船に
函館、大沼公園、小樽、積丹、札幌、利尻島、礼文島、稚内、岩見沢、札幌、洞爺湖、支笏湖、函館、青森、十和田湖、三陸海岸、岩泉、盛岡、・・・。

あれから・・・何年経っただろう・・・

今年は、羽田からジェット機で千歳に
一緒に旅する人は友ではないけれど・・
昔の思い出と一緒に来た事ある町を旅しているよう

記憶をたどって歩く私の・・前を歩いているのは
あの頃のわたし

あのお店でおみやげ買って
この喫茶店でお茶を飲んだ・・
あの峠の景色に感動した

想い出見つけの旅のよう

今年の夏の新しい思い出は
わたしが行きたいと言っていった・・・
美瑛と富良野の美しい丘
ラベンダー畑

ひろーい広い青空と白い雲と
万年雪を抱いた大雪の山々
緑の大地に咲く色とりどりの花

今度来る時は・・・
あの美しい花の丘に
想い出見つけの旅をする


江戸の秋

2004-09-19 05:26:02 | Weblog
                           2003/11/24(Mon)







其処は下町の路地を入った
戦前からの寺町

お不動さんの前では
賑やかに臼でお餅を搗く音
近所の人たちが賑やかに集まり

心地いい日差しの中
ゆったりとした時間が流ている

赤く染まった桜の葉がハラハラと
11月というのに暖かな ぬくい空気の中を
日向ぼっこでも楽しむように
裏に表に舞い落ちてくる

郊外のイベント広場のような所では
行列が出来て、大きな音で音楽や放送が流れる
集う人の心もハイテンションで
笑顔は・・・疲れて見える

昔ながらの深川の町は
ゆったりとした時間が流れ
楽しそうな笑顔とあたたかな会話が聞かれ
懐の深さを感じる

木漏れ日の下を通り抜け
ふっと後を振り返ると・・・
幼い頃に訪れた・・・遠い記憶が
スライドショーのように蘇えって来た

今日からはここに来れば
懐かしい人に逢える

一期一会

2004-09-19 05:22:23 | Weblog
                     2003/12/13(Sat)







12月9日、昨年の今日は
雪が降っていたっけ・・・
思い記憶が蘇えってくる

月日は一日も欠けることなく
同じ日付が巡ってくる
時計の秒針のように音をたて
規則正しく時を刻む

避けて通り過ぎたい日
待ち遠しい日
時は巡って来るけれど・・・

今年は欠けてしまったことがあり
二度と会えない人がいる
二度と会えない自分がいる

一期一会を噛み締めて
時を刻んで行こう