【第二話】
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ぽたりぽたりと
髪先から水滴が垂れる。
何が良かったのか、何が悪かったのか。
…………そんな疑問が頭を駆け巡る。
ぽたり、ぽたり。
また一粒、もう二粒と水滴が落ち、アスファルトへ吸い込まれていく。
何が良かったのか。何が悪かったのか。
今になってはどうしようもない事。
「すみません。1本お願いします」
「───?」
突然何だと顔を上げた。先 そこにはスーツを着た男性が1本の睡蓮を購入していて。
あぁ、そう言えば雨宿りの為駆け込んだ此処は花屋だったなと思い出した。
店員さんに揶揄われ恥ずかしそうに花を渡す相手と思わしき方の話をポツリポツリと洩らす男性は。
…………こんなに相手の事を思っている人でも、浮気をするのかな。
そんな事を思想する私は、最低なのかもしれない。
……もしかすると彼は、私のこういう所に嫌気が差したのかな、何て暗い思考。
───……自然とスマホを握る手に力が入った。
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いや〜〜、もうヤバい。浮気物書けなさすぎるってのが文面に現れてますね。
それは今も変わらずで相変わらず浮気物は書けないです。もう挫折しそう。