先週、映画"鬼滅の刃"を観て、帰宅してからすぐにTVアニメを1話から観始め、昨日観終わりました。
観終えて感じたのは、このアニメには私が若い頃読んだ漫画、夢中になって遊んだゲーム、その要素がたっぷり詰まっているという事です。特に敵キャラクターの設定は日光に弱い事を含め本当によく似ています。同じ雑誌に連載していた作品だからこそ許されるのでしょうね。
私は知らなかったのですが、この点を指摘している人は多いようですね。これだけ似ていれば当然だと思います。勿論、単なるモノマネでは無いことは言うまでもありませんが。
北斗の拳に対するオマージュも感じます。
猗窩座のキャラクター設定はその剛拳といい、強さのみを追い求める姿といい、正にラオウそのものですよね。蜘蛛の糸で人が切られるシーンでは南斗水鳥拳が、干天の慈雨では北斗有情拳がそれぞれモチーフになっているように感じられます。
物語全体の流れは、正にRPGです。病気の妹を助けるために長い修行の旅に出るというのは、私が若い頃遊んだRPGの王道ストーリー、ファイナルファンタジーの世界です。今年、FF7のリメイク作品がでましたが、プライムビデオ専用機になっている我が家のPS4に体験版をインストールしてみようかという気になりました。
映画の夢の中のシーンは、サイコダイバーシリーズがヒントになっているのでしょうか?この小説も学生時代に夢中で、それこそ寝る間も惜しんで読んだ覚えがあります。同じ作家の著書に"上弦の月を食べる獅子"というタイトルの小説も有ります。
この漫画の作者は、過去の漫画、アニメ、小説、映画等の名作を徹底的に研究されているのでしょう。そして、そのエッセンスを自分なりの工夫を加えて一つの作品にまとめ上げるのが抜群に上手い方なのでしよう。きっと他の雑誌に連載されていた作品も研究されていると思いますが、それを作品にするのは難しいでしょうね。
予備知識も無く、話題だけにつられて観に行った映画でこんなにも昔の事を思い出す事になるとは思ってもいませんでした。TVアニメの新しいシリーズが始まる事も決定しているようです。それを楽しみに待ちたいと思います。
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