Sakura Diary

OLのなんでも日記です。

コンチキチン

2006-07-26 21:43:22 | 京都のこと
7月17日(月・祝)

記事にするのが遅くなりましたが、17日祇園さんメインイベントのクライマックス
「山鉾巡行」が行われました。

たくさんの方が記事にされているので鉾の様子は見てはると思いますが、
私の目で見た巡行画像を添付します。

『山鉾巡行』

 17日朝から行われる山鉾巡行。
 宵山で展示されていた品々を豪奢にまとった山鉾が、長刀鉾を先頭に、
 くじで決まった順番に並び、優雅にゆっくりと京都の町中を行列する。
 午前9時、長刀鉾の稚児がしめ縄を切り、四条烏丸を東に向かって出発。
 各々の山鉾は、くじ改めを行った後、
 四条通り→河原町通り→御池通り→新町通りと巡行し、新町通りで解散する。
 中でも四条烏丸交差点は、雄大な鉾が敷き詰めた竹の上で方向を変える
 “鉾まわし”を見物するための観光客でいっぱいになる。


新町通りで袴で放下鉾の前を歩いている同級生を発見!(ここには写っていませんが)
写真撮影していたら「何してるの?」って。


鶏鉾のお囃子が聴こえる、後ろ姿もまた”凛”として美しい。


美しい月鉾を美しく巡行させる・・・それが使命。
大雨の中、引き手の心意気が伝わってくる。
この法被姿が「誇り」に見えた。



I need you to survive

2006-07-23 01:07:10 | その他のこと
7月22日(土)

友人が所属するゴスペルグループ【 Callingsouls 】の
ライブで心斎橋BIGCATへ行きました。
「Yes,you can!」というジョイントチャリティーライブ。
収益金は”リハビリテーション診療報酬改定を考える会”へ寄付されます。

当事者の一人の女の子が、ブログで発信したメッセージが形になり、
このライブが開催されました。
改めてネットワークの凄さを感じさせられました。
その人がパワーを持っていれば、皆に伝わるものがある!

私は彼女の気持ちをわかることは出来ません。
だって環境も生活も全然違うのだから・・・
でも、彼女の声を聴くことができます。
当たり前のことが当たり前でなくなる。。。そんな恐怖を味わったことがない私がこんなことを言うのは、偽善者なのかもしれません。
でも、自分がこうやって生きていることに、そしてHappyであることに
感謝しなければならないと思いました。

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「YES, WE CAN!」ゴスペルコンサート

”リハビリテーション診療報酬改定を考える会”
皆さん、今年4月から疾患別にリバビリの日数制限が設けられ、
それ過ぎるとリハビリ医療が打ちきられるようになったことをご存知ですか?
人によって治癒速度等は様々だと思います。
もし、ご家族が骨折や脳卒中等になりリハビリが必要になっても、
規定の日数を過ぎるとリハビリが受けられないということになるのです。

この問題を今後もっと沢山の人々に伝えていかなければならない。
そういう思いから、今回GOSPELを歌う様々なChoirが集い、
LIVEを通じて訴えることになりました。
チケット代は参加協力費とさせていただき、
経費を引いた収益の全てを署名運動のための
チラシ制作や嘆願のための活動資金として寄付いたします。

★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆

最後に皆で歌った曲♪I Need You To Survive♪
この曲は、NY爆破テロ<9.11事件>への鎮魂歌として作られた歌でもあります。

  You are important to me
 I need you to survive
 あなたは私にとって大切な人。
 あなたがいなければ生きていけない。

I need you to survive
私もそう、皆ながいなければ生きていけない。。。

コンコンチキチン

2006-07-15 23:46:52 | 京都のこと
7月15日(土)

祇園さん「宵々山」
家から近く小さな頃から親しんでいたこともあり、毎年楽しみにしているお祭。
7月に入るとどこからともなく♪コンチキチン♪という音が聞こえてきます。
今年は、カレンダーに恵まれ3連休ということもあり、
祇園さんを一目観にたくさんの観光客が訪れてはります。


『祇園祭』の由来

 平安時代前期の869(貞観11)年、京で疫病が流行した際、
 広大な庭園だった神泉苑(中京区)に、当時の国の数にちなんで66本の鉾を
 立て、祇園の神(スサノオノミコトら)を迎えて災厄が取り除かれるよう
 祈ったことが始まりとされる。
 応仁の乱(1467-77年)で祭りは途絶えたが、1500(明応9)年に町衆の手で
 再興された。
 以後、中国やペルシャ、ベルギーなどからもたらされたタペストリーなどを
 各山鉾に飾るようになった。
 これらの懸装品の豪華さゆえに、山鉾は「動く美術館」とも呼ばれる。
 江戸時代にも火災に見舞われたが、町衆の力によって祭りの伝統は現代まで
 守られている。現在、巡行に参加している鉾は9基、山は23基。


早く雨やまないかな~<浄妙山・烏丸六角東入る>


提灯に灯が点りはじめました<白楽天山・室町仏光寺上る>


四条通界隈は凄い人手です<函谷,月鉾・四条烏丸付近>


空の色とのコントラストが美しい<函谷鉾・四条烏丸西入る>


2006-07-14 00:43:23 | 京都のこと
町が祇園祭で華やかなころ。
”涼”をもとめに下鴨神社へ行きました。

『賀茂御祖神社』

神武天皇の御代に御蔭山に祭神が降臨したと伝える。
一説には、天平のころに上賀茂神社から分置されたとされる。
上賀茂神社とともに奈良時代以前から朝廷の崇敬を受けた。
平安遷都の後はより一層の崇敬を受けるようになり、
807年には最高位である正一位の神階を受け、賀茂祭は勅祭とされた。
810年以降約400年にわたり、斎院が置かれ皇女が斎王として賀茂社に奉仕した。

境内の南に広がる「糺の森」
樹齢200年から600年にもなる老樹が茂り、昔は神々の審判の場であったという。


源氏物語や数々の文学に登場する。
5月の葵祭の頃は、平安時代にタイムトリップ。




神社内にたくさん見られる「フタバアオイ」模様。
徳川家の紋章「三ッ葉葵」のルーツ。


小さな頃。祖父とよく歩いた場所。

夏の季語

2006-07-10 01:00:04 | お稽古のこと
7月8日(土)

お稽古の日。
今日の主菓子は「紫陽花」でした。
涼しげで鮮やかなお菓子。
お菓子で季節を感じるのも茶道の”粋”な部分。

今年初めての「浴衣」
これもまた夏の季語。
着物を着ているよりも少し可愛らしく見えるのは、浴衣のもつイメージ
なのかもしれませんね。

社寺めぐりをする時は、かなりの距離を歩いたり、自転車に乗るので
いつも小汚い格好をしています。
浴衣を着て、暑くても涼しげな顔で静々と・・・
”凛”として巡りたいなぁ。

侘び寂びの境地

2006-07-08 00:43:17 | 京都のこと
またまた自転車をコキコキ・・・右京区「龍安寺」へ行ってきました。

『大雲山龍安寺』
 1450年戦国時代の武将、細川勝元が創建した臨済宗妙心寺派の寺院。
 特別名勝の方丈庭園は、三方を土塀で囲まれた枯山水の平庭で、
 白砂と石だけでつくられた簡素な禅庭。石庭の代表格といわれ、
 世界的にも知られる名園ながら、作者も制作年代も不詳という。
 一面の白砂の上に15個の石を配した様子が、虎が子を連れて渡っている
 ように見えることから、虎の子渡しの庭と呼ばれている。
 世界文化遺産登録。

この石段の登ると、静寂の世界・・・


かの有名な「石庭」
侘び寂びの境地。
でも、英語表記が「The Rock Garden」
何か違うような気がするのは私だけかしら?


何層にも重なる緑の隙間からこぼれる光。


雨あがりの苔の色は、鮮やかで深い。
見事な緑のグラデーションを見ることができました。




紅葉の時期には、どのような顔を見せてくれるのか・・・愉しみであります。

星に願いを、月に祈りを。

2006-07-07 22:10:51 | その他のこと
7月7日(金)

旧暦では『小暑』
暑さがだんだん強くなっているという意味です。
カレンダーなどには「温風至(あつかぜいたる)」と書かれています。

せっかくの『七夕』なのに、厚い雲が覆っています。
彦星と織姫星が1年に1度出会う日だから・・・
この歌のように星に願いをかけます。

ディズニー映画「ピノキオ」の曲。
私の大好きな曲。

♪星に願いを♪

  星に願いを懸けるとき
  誰だって
  心を込めて望むなら
  きっと願いは叶うでしょう

  心の底から夢みているのなら
  夢追人がするように
  星に願いを懸けるなら
  叶わぬ願いなどないのです

  愛し合うふたりの
  密めたあこがれを
  運命は優しく
  満たしてくれます

  星に願いを懸けるなら
  運命は思いがけなくやって来て
  いつも必ず
  夢を叶えてくれるのです

この歌詞を想いながら・・・空を眺めています。
画像は今日のお月さま。

星に願いを、月に祈りを。

二人が会えますように。

聖なる花

2006-07-06 23:09:03 | 季節のこと
雨あがりに自転車を走らせ、花園にある「法金剛院」へ行きました。
お目当ては「蓮の華」
七十二候の小暑(7月7日ごろ)は、次候に「蓮始開(蓮の花が開き始める)」
と言われています。

『法金剛院』
 京都市右京区花園にある律宗の寺院である。山号を五位山と称する。
 本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は待賢門院とされる。
 多くの古仏を伝え、平安時代の浄土式庭園を残す寺として知られる。

『蓮』
 =蜂巣(はちす、古名:花托の形が蜂の巣に似ているところから)
 古名「はちす」の略。
 仏教で「蓮華根(れんげ)」と言い極楽浄土を象徴する花。
 (「極楽の七宝池に咲き輝く花」)
 仏教では「聖なる花」、古代エジプトでは「復活」の象徴、
 中国では「蓮は花の君子」と言われています。

えもいわれぬ”色・形”
「神秘的・久遠」という言葉がぴったりと当てはまる感じがしました。
同じ庭にある、沙羅双樹からは「儚さ」が感じられ・・・
相反するもののように思えました。





葉が天を仰ぐ様子も素敵。
まだ蕾が多く、見頃はもう少し先になりそうです。




雨の趣き

2006-07-05 20:21:40 | 京都のこと
『詩仙堂』

もとは江戸初期の文人 石川丈山が隠棲した山荘であり「丈山寺」という名の曹洞宗の寺。
徳川家康の家臣で、90歳までこの山荘で悠悠自適の風雅な暮しをしたが、
その一室の壁に、狩野探幽に描かせた中国の詩仙三十六人の肖像と詩があることから、
いつからか「詩仙堂」と呼ばれるようになりました。

この日は、庭師の方が何人もかかり刈り込みを行ってはり、
詩仙堂の庭園の美しさの秘密が、垣間見られたような気がしました。
詩仙の間から見るこの景色も四季折々の顔を見せてくれます。



鹿おどしの竹と水の流れる音を聴きながら庭を眺める・・・
時間が経つのを忘れさせてくれる場所です。



雨あがりの草木は、格別に美しく・・・
また、雫が滴るさまは何とも言いようがないものです。
”いとをかし”とは正にこのことではないでしょうか。