Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

2019夏 ポーランド④ マルボルク城編

2019年08月21日 | 2019夏 ポーランド
 実は行程2日目はハードでした。携帯で写真を撮っているのですが、ホテルに着くころにはその電池がなくなる寸前でした。
 デジカメなど万が一のために予備は備えているんですが、だんだん見るところが多すぎて撮りきれなくて、疲れてきている自分を発見します。
 (また周囲の人のなかで熱心に撮影されている人を見つけてしまうと、その方にいい場所を優先してあげたくなってしまう。苦笑)

 オリーヴァ大聖堂のパイプオルガンを聴いたあと、昼食の後、マルボルク城へ。
 バスの車窓から、ちょっと雲行きの怪しい感じが覗けます。

 
 到着。チケット売り場前から、マリア様がみえる全景写真。ここでしかこの姿は見えません。
 ツアーで行くと、駐車場がすぐ近くなので、ここまでは簡単に来れますが、個人で電車等で来ようとすると、町の中を歩かなければいけません。駅からはちょっとありそう。

 実はこんなに綺麗に建っているお城ですが、
 

 やはり戦争の影響を受けて、ボロボロでした。そこを修復しています。

 で、ポーランドのつくづく凄いなぁ、と思うのは、その修復をきちんと行っているところ。世界遺産でいう真正性みたいなものがきちんと取り入れられているんですね。

 入口には、世界遺産のプレートも高々と掲示されています。
 入って比較的すぐのところで、「大食堂」。

 
 なんでも、近くの地盤沈下の影響で、建物が歪んでいる部分もあるんだとか。戦争だけでなく、地盤面からの修復もしなきゃいけない、なんて大変な作業でしょう。
 床には穴が開いていて、小さなふたがいくつか。実はこれ、寒い冬を乗り越えるために、地下で火を焚いて、今風にいう床暖房を作っていたんだとか。すごい!

 さらに奥に入っていきます。
 

 
 こうやって近づいてみると、レンガの色合いの違いから、修復した箇所ともともとの差が分かります。
 にしても、今にも降り出しそうな天気。

 

 
 ポーランド政府観光局より借用。

 

 調理場や、チャプターハウスや、緑の部屋、食堂など、有名どころをぐるぐる見学。
 途中で、リュートを弾いている女性がいてくれました。なるほど、リュートを弾いているところは初めて見ました。
 なんか音色はハープみたいな感じがします。(そう聞こえただけ!?)

 
 そしてふと、回廊から外に目をやると、滝のような雨。
 おや、やっぱり土砂降りでしたか・・・。

 このあと、騎士団の使っていたトイレを見たり、聖母マリア教会を見学。
 
 この教会の内部は、いろいろ凄かった。第二次大戦の被害をそのまま残している、といった感じです。
 廃墟のような雰囲気なんだけど、伝わってくるものが凄かったです。

 いろいろ見学を終えた後、最後に裏側の橋を渡って、バス乗り場へ。
 
 こちらからの全景も良いですね。

 中世の時代、旅人や、農民などが川沿いにあるこんな大きな城をみたら、さぞその権威に恐れおののくだろう、と想像しました。

 マルボルク城は、思っているより大きかった、というのが正直な感想です。
 そして至る所で、お土産に売っている騎士のコスチューム、お面を身にまとった子供たちが、子供十字軍さながら(!?)に、チャンバラみたいにして遊んでいる姿が、何ともかわいらしかったです。
 ちなみに騎士の鉄仮面のお面、私が見たときは35ズロチぐらい(\1100円ぐらい)です。
 うーん。欲しいような、スーツケースに入るんかいな・・・? みたいな。笑

 続く。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。