Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

『新・もういちど読む山川世界史』を読む(その2)

2017年10月06日 | 世界史あれこれ

ぜひ、お手に取ってみて下さい。




 p.34 文化財などの破壊行為のことを英語でヴァンダリズム(Vandalism)という
→教父アウグスティヌスの説明のところ。でも、注目したのは違うところ。笑
 へー、そんな表現があったんだ! と目から鱗。

 p.39 仏教の成立
 「原始仏教の段階では、仏が人間の姿で表現されることはなかった。仏の存在を暗示するものとしては菩提樹、台座、仏足跡、法輪などが使われている。これが変化するのは紀元前後から展開した大乗仏教の成立以後のことである。」
→そういう風に書かれると、なるほど、超越的(といっていいのかわからないが)な存在の表現方法がさまざまであったことがわかり、興味深い。

 p.40 ヒンドゥー教
 「ヒンドゥー教とは、19世紀にイギリス人がインドの人びとの信仰の総称として用いた名称」
→こう言い切ってくれている表現があると、生徒も理解しやすいと思う。インドという言葉と、ヒンドゥーということば、似てるでしょ? と説明もしやすい。

 このほかに、中国史のところ、墨子(p.45)のエピソードや、始皇帝(p.47)のエピソード、則天武后のエピソードなどは、初めて聞く人物の名前などがあり(中国史専攻の人からすれば当然なのかもしれないが・・・)、新鮮だった。『山川の世界史リブレット・人』に手を出してみたくなった。



(続く)


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