これが、
最後の『サムライうさぎ』
ですね。
最終巻です!
第8巻 サムライうさぎ
●表紙は・・・
以前の記事で予想(希望)した、最終巻の表紙。
その結果は・・・
伍助と志乃のツーショットがメイン。
後ろに門弟たち。
と、うさぎ。
そして福島鉄平先生(笑)。
背景には満月。
・
・
・
とてもいい表紙だと思います!
なんとなく第1巻を思わせる構図なのも、
ニヤリとさせられます。
何気に、伍助と志乃のツーショットがメインの表紙って
少ないんですよね。
第1巻と4巻だけかな?。
しかも4巻は背後のあの人の印象が強すぎる(笑)。
やはり、『サムライうさぎ』はふたりの物語です。
裏表紙をめくると、ミツキとマサツネ!
これも嬉しい!
カバーをはずせば、あの人この人・・・
なにげに背表紙が清木なのが嬉しかった・・・。
形式的には完全な悪役なんですが、
彼もこの物語の奥深さ・味わい深さに大いに貢献してますから・・・。
何より、その人間臭さが好きです。
●読者サービス満載の人気投票まんが!
物語の内容に関しては、
連載中にリアルタイムで記事を書き倒していたので、
とりあえず省略します。
(そういえば、ちょうどこの巻収録の話からブログ始めたんだよな・・・)
文句なしの内容ですしね!
注目のおまけページ、
まずは人気投票の結果公表まんが!
使い捨てキャラ(笑)、亡くなったキャラまで登場して、
ファンにとっては嬉しい限りです!
僕は以前からひそかに
「連載が続けば、モリタイシ先生の『いでじゅう!』みたいに
人気投票の結果発表だけで1週使ったりしないかな~」
なんて思ってたので、
これはツボでした。
個人的には、
うさぎ道場と講武館の試合の後の話、と勝手に決めて読んでます(笑)。
なんか、それがしっくりきます。
清木と鰐淵さんの掛け合いがなんかコミカルに見えるし、
(清木が柔和になった?)
菅谷の目が正常に戻ってるかんじだし・・・
(単に作画省略してるだけかもしれませんが)
流人たちは鰐淵さん家の下屋敷に!
うおー!
ついに流人たちの消息がつかめたー!!
あの試合後に鰐淵さんが
「あの五人の身柄・・・ひとまずオレが預かろう」
と言ってましたが、まだ預かったままの様子。
Wikipedia大先生によると、
下屋敷とは
「郊外にある大名の別邸。より私的な空間」
「貯蔵場・菜園として利用」
などとあります。
超法規的措置で、
長期的かつ私的に預かっているんでしょうかね。
とりあえず、みんな相変わらず仲良さそうです。
(飛鳥も顔を出してますし!)
もちろん、流人たちは罪人ですし、
多くの人を殺めました。
(まあそこは講武館も似たようなもんかもしれませんが・・・)
でも、もし許されるのならば、
個人的には、
彼らには生きていてほしいですね。
死罪以外の何らかの形で、
罪を償う機会が与えられることを祈っています・・・。
そしてそして、
まさかの再登場、穂波の友人!!
14票も入ってるっ!!
白い羽織を着てないところを見ると、
彼も講武館を辞めたんでしょうかね。
しな菜に2票(笑)
よかったっスね!
そして最後は、
1位の志乃へのごほうび!
望むものなんでも!
・
・
・
僕はてっきり、
志乃が「ん~、じゃあ、赤ちゃんがほしい!」
と爆弾発言をして、
その流れで次のページから特別編に突入するんだと思いました(笑)。
志乃の望んだものは・・・
「あ おミソ切らしてた!」
・
・
・
くそう!なんて『サムうさ』らしいんだっ!!笑
●特別読み切り『よしっ!!』
まさかこれが収録されるとは(笑)。
この作品、覚えてます。
もちろん当時は福島鉄平先生のことを
気にしてはいなかったので、
作者が誰かまでは覚えてませんでしたが、
“地味な作品”
として、なんか印象に残ってました(笑)。
4年前に本誌掲載か・・・
もっと昔のような気がするなぁ・・・
しかしながら、
巻末の『あとがき』を見ると、
この作品が『サムライうさぎ』の誕生に
少なからず影響していたことがわかりますね。
描き下ろしイラストがあるあたり、
こだわりを感じます。
しっかし、画風が全然ちがう(笑)。
現在の画風の片鱗がちらほら見えるくらいですね。
●その後のうさぎ達
これ見たときには悶えましたよ・・・
『よしっ!!』が収録されるってことで、
おまけページは少なめかな~
と思っていたので、
これは意外な大サービスでした!
新時代でのワンカットと解説・・・
皆それぞれ、“らしい”その後です。
“料理は摂津、接客はおキヨ、繁盛しないハズもなく、
毎日千客万来といった様子です。 ”
結婚し、飲み屋を開いた摂津とおキヨさん。
“薄雲”から“おキヨ”に戻ったんですね。
よかった・・・本当によかった(涙)。
しっかし、こりゃ繁盛するでしょう(笑)。
男女モテ神が店やってんだから!
この人たちも、
伍助と志乃とはまた違った“ふたり”を
見せてくれましたよね。
このふたりの間の雰囲気もすごく好きです。
“売れ行きはそこそこですが、
原料費が米に比べ格段に安いので、
かなり儲かっているようです。 ”
加代と共に街で酒屋を開いた千代吉。
たくましい青年になりましたね!
七菜村に仕送りをして、村の発展に貢献しているようです。
たしかに、ナナ菜酒の原料費は安い(笑)。
誰か実際に作らないかな・・・
儲かりますよ、こりゃ。
“犯罪者ではありません。”
ロン毛マッチョの用心棒になった反蔵。
中身は変わっていない(成長していない)様子(笑)。
なんか『武装錬金』のヴィクターに似てる(笑)。
半裸だし。
黒い核鉄が似合う男です。
他にもこういうキャラがいるような・・・
『幽遊白書』の雷禅とか?
結局、彼の左目の秘密は明かされませんでしたね。
“多くの家臣が路頭に迷わぬようにする為・・・
家臣達も今は社員となって幸せに暮らしています。”
家臣たちのために、
財閥を興したマロと良成くん。
良成くんカッコいいな~。
マロ社長の優秀なブレーン、といったところでしょうか。
彼らの会社は、きっと
高橋しん先生の『いいひと。』で言われているような、
「“社長”と“社員”が人の上下を表す言葉ではない」
そんな会社なんでしょう。
CSES(顧客満足度・従業員満足度)の高そうな企業です。
マロの家臣思いっぷりがジーンときます。
“なにぶん平和な村なので、彼の居合いが役に立つ事はありませんが、
穂波自身もずっとその時が来なければいいと思っています。 ”
実家の村で同心(おまわりさん)となった穂波。
正義感の強い彼らしい職業ですね。
うさぎのカップを持っているあたり、
彼のうさぎ道場に対する思いがうかがえます。
上記の一文が泣ける・・・。
ほなみんの人柄を端的に表していると思います。
“平凡な毎日ですが、とても幸せに過ごしています。
多分、今以上の毎日なんて無いからでしょう。
二人はずっとこのままです。 ”
そして、変わらない伍助と志乃。
上記の文は『サムライうさぎ』における
大きなテーマのひとつですよね。
ふたりのこういうところが僕の憧れるところであり、
大好きなところです。
自分の好きな道を歩む。
好きなひとと一緒に過ごす。
これが“幸せ”なのです。
●福島鉄平先生のあとがき
出ました。
出てくれました。
あとがき。
『サムライうさぎ』誕生のきっかけが語られています。
「江戸の武士は結婚相手を自分で選べない」
これがルーツのようです。
確かに伍助も志乃も「結婚」というのが
大きなターニングポイントとなっています。
しかしながら、なんかこのあたりに
清木の過去を解く手掛かりがありそうですね・・・。
これがこの作品のテーマだとしたら、
主人公だけでなく主人公のライバル(すなわち清木)にも
かなりの比重で適用されていてもおかしくないですよね。
いずれ、ゆっくり考えてみたいです。
ボツ時代の長かった鉄平先生。
でも、それでもめげずに頑張ってくれたおかげで、
そして、
「面白ければ大抵の事はセーフ」
という、『バクマン。』の編集長や川口たろう先生のような助言があったおかげで、
僕たちは伍助と志乃に出会うことができました。
本当に、感謝いたします!
“もう伍助も志乃も「む!」とか「えへへ!」とか言わなくなってしまうと思うと
すごく寂しいですが、
こんなにも自分で好きになれる作品を創る事が出来たのは、
本当に良かったと思います。 ”
良い漫画になると、
作者が描くときにはキャラが勝手にしゃべり出すと言います。
僕としては、
『サムライうさぎ』のキャラたちがいなくなるわけではないので、
巻頭コメントにあるようにこれで“お別れ”とは思っていません。
(思いたくない、という方が正しいですね)
しかし、それはあくまで読者の視点での話。
物語の作り手としては、
もう描く機会を与えられない。
それはすなわち、
彼らがしゃべり出すことはもう無い。
物語を創る者だけが知る寂しさなんでしょう。
それを思うと、僕も
「あぁ、本当に、これが最後なんだな・・・」
とあらためて実感してしまって、
とても寂しいです。
しかしそれでも、
『サムライうさぎ』という作品は、
作者からたくさんの愛情を注がれて創られてきた。
これは、本当に素晴らしいこと。
読者としても、これはとても嬉しいことです。
『サムライうさぎ』は、幸せな作品だと思います。
鉄平先生の諦めないガッツと温かい愛情が、
この作品を生んだ。
『サムライうさぎ』は、
福島鉄平という“うさぎ”によって描き出された物語なのです。
そして、あとがきの最後には、
ファンとしてはグッとくるワンカットのイラスト。
締めくくりにふさわしいワンシーンです。
以上が、最後の『サムライうさぎ』です。
ありきたりな言葉ではありますが、
この物語に、伍助と志乃に出会えてよかった。
最後に、
このような場で何なんですが、
ぜひ申し上げたい。
福島鉄平先生、本当におつかれさまでした。
そして、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
・
・
・
またいつか、
ジャンプ本誌でお会いできるのを楽しみにしています!
それではまた。
最後の『サムライうさぎ』
ですね。
最終巻です!
第8巻 サムライうさぎ
●表紙は・・・
以前の記事で予想(希望)した、最終巻の表紙。
その結果は・・・
伍助と志乃のツーショットがメイン。
後ろに門弟たち。
と、うさぎ。
そして福島鉄平先生(笑)。
背景には満月。
・
・
・
とてもいい表紙だと思います!
なんとなく第1巻を思わせる構図なのも、
ニヤリとさせられます。
何気に、伍助と志乃のツーショットがメインの表紙って
少ないんですよね。
第1巻と4巻だけかな?。
しかも4巻は背後のあの人の印象が強すぎる(笑)。
やはり、『サムライうさぎ』はふたりの物語です。
裏表紙をめくると、ミツキとマサツネ!
これも嬉しい!
カバーをはずせば、あの人この人・・・
なにげに背表紙が清木なのが嬉しかった・・・。
形式的には完全な悪役なんですが、
彼もこの物語の奥深さ・味わい深さに大いに貢献してますから・・・。
何より、その人間臭さが好きです。
●読者サービス満載の人気投票まんが!
物語の内容に関しては、
連載中にリアルタイムで記事を書き倒していたので、
とりあえず省略します。
(そういえば、ちょうどこの巻収録の話からブログ始めたんだよな・・・)
文句なしの内容ですしね!
注目のおまけページ、
まずは人気投票の結果公表まんが!
使い捨てキャラ(笑)、亡くなったキャラまで登場して、
ファンにとっては嬉しい限りです!
僕は以前からひそかに
「連載が続けば、モリタイシ先生の『いでじゅう!』みたいに
人気投票の結果発表だけで1週使ったりしないかな~」
なんて思ってたので、
これはツボでした。
個人的には、
うさぎ道場と講武館の試合の後の話、と勝手に決めて読んでます(笑)。
なんか、それがしっくりきます。
清木と鰐淵さんの掛け合いがなんかコミカルに見えるし、
(清木が柔和になった?)
菅谷の目が正常に戻ってるかんじだし・・・
(単に作画省略してるだけかもしれませんが)
流人たちは鰐淵さん家の下屋敷に!
うおー!
ついに流人たちの消息がつかめたー!!
あの試合後に鰐淵さんが
「あの五人の身柄・・・ひとまずオレが預かろう」
と言ってましたが、まだ預かったままの様子。
Wikipedia大先生によると、
下屋敷とは
「郊外にある大名の別邸。より私的な空間」
「貯蔵場・菜園として利用」
などとあります。
超法規的措置で、
長期的かつ私的に預かっているんでしょうかね。
とりあえず、みんな相変わらず仲良さそうです。
(飛鳥も顔を出してますし!)
もちろん、流人たちは罪人ですし、
多くの人を殺めました。
(まあそこは講武館も似たようなもんかもしれませんが・・・)
でも、もし許されるのならば、
個人的には、
彼らには生きていてほしいですね。
死罪以外の何らかの形で、
罪を償う機会が与えられることを祈っています・・・。
そしてそして、
まさかの再登場、穂波の友人!!
14票も入ってるっ!!
白い羽織を着てないところを見ると、
彼も講武館を辞めたんでしょうかね。
しな菜に2票(笑)
よかったっスね!
そして最後は、
1位の志乃へのごほうび!
望むものなんでも!
・
・
・
僕はてっきり、
志乃が「ん~、じゃあ、赤ちゃんがほしい!」
と爆弾発言をして、
その流れで次のページから特別編に突入するんだと思いました(笑)。
志乃の望んだものは・・・
「あ おミソ切らしてた!」
・
・
・
くそう!なんて『サムうさ』らしいんだっ!!笑
●特別読み切り『よしっ!!』
まさかこれが収録されるとは(笑)。
この作品、覚えてます。
もちろん当時は福島鉄平先生のことを
気にしてはいなかったので、
作者が誰かまでは覚えてませんでしたが、
“地味な作品”
として、なんか印象に残ってました(笑)。
4年前に本誌掲載か・・・
もっと昔のような気がするなぁ・・・
しかしながら、
巻末の『あとがき』を見ると、
この作品が『サムライうさぎ』の誕生に
少なからず影響していたことがわかりますね。
描き下ろしイラストがあるあたり、
こだわりを感じます。
しっかし、画風が全然ちがう(笑)。
現在の画風の片鱗がちらほら見えるくらいですね。
●その後のうさぎ達
これ見たときには悶えましたよ・・・
『よしっ!!』が収録されるってことで、
おまけページは少なめかな~
と思っていたので、
これは意外な大サービスでした!
新時代でのワンカットと解説・・・
皆それぞれ、“らしい”その後です。
“料理は摂津、接客はおキヨ、繁盛しないハズもなく、
毎日千客万来といった様子です。 ”
結婚し、飲み屋を開いた摂津とおキヨさん。
“薄雲”から“おキヨ”に戻ったんですね。
よかった・・・本当によかった(涙)。
しっかし、こりゃ繁盛するでしょう(笑)。
男女モテ神が店やってんだから!
この人たちも、
伍助と志乃とはまた違った“ふたり”を
見せてくれましたよね。
このふたりの間の雰囲気もすごく好きです。
“売れ行きはそこそこですが、
原料費が米に比べ格段に安いので、
かなり儲かっているようです。 ”
加代と共に街で酒屋を開いた千代吉。
たくましい青年になりましたね!
七菜村に仕送りをして、村の発展に貢献しているようです。
たしかに、ナナ菜酒の原料費は安い(笑)。
誰か実際に作らないかな・・・
儲かりますよ、こりゃ。
“犯罪者ではありません。”
ロン毛マッチョの用心棒になった反蔵。
中身は変わっていない(成長していない)様子(笑)。
なんか『武装錬金』のヴィクターに似てる(笑)。
半裸だし。
黒い核鉄が似合う男です。
他にもこういうキャラがいるような・・・
『幽遊白書』の雷禅とか?
結局、彼の左目の秘密は明かされませんでしたね。
“多くの家臣が路頭に迷わぬようにする為・・・
家臣達も今は社員となって幸せに暮らしています。”
家臣たちのために、
財閥を興したマロと良成くん。
良成くんカッコいいな~。
マロ社長の優秀なブレーン、といったところでしょうか。
彼らの会社は、きっと
高橋しん先生の『いいひと。』で言われているような、
「“社長”と“社員”が人の上下を表す言葉ではない」
そんな会社なんでしょう。
CSES(顧客満足度・従業員満足度)の高そうな企業です。
マロの家臣思いっぷりがジーンときます。
“なにぶん平和な村なので、彼の居合いが役に立つ事はありませんが、
穂波自身もずっとその時が来なければいいと思っています。 ”
実家の村で同心(おまわりさん)となった穂波。
正義感の強い彼らしい職業ですね。
うさぎのカップを持っているあたり、
彼のうさぎ道場に対する思いがうかがえます。
上記の一文が泣ける・・・。
ほなみんの人柄を端的に表していると思います。
“平凡な毎日ですが、とても幸せに過ごしています。
多分、今以上の毎日なんて無いからでしょう。
二人はずっとこのままです。 ”
そして、変わらない伍助と志乃。
上記の文は『サムライうさぎ』における
大きなテーマのひとつですよね。
ふたりのこういうところが僕の憧れるところであり、
大好きなところです。
自分の好きな道を歩む。
好きなひとと一緒に過ごす。
これが“幸せ”なのです。
●福島鉄平先生のあとがき
出ました。
出てくれました。
あとがき。
『サムライうさぎ』誕生のきっかけが語られています。
「江戸の武士は結婚相手を自分で選べない」
これがルーツのようです。
確かに伍助も志乃も「結婚」というのが
大きなターニングポイントとなっています。
しかしながら、なんかこのあたりに
清木の過去を解く手掛かりがありそうですね・・・。
これがこの作品のテーマだとしたら、
主人公だけでなく主人公のライバル(すなわち清木)にも
かなりの比重で適用されていてもおかしくないですよね。
いずれ、ゆっくり考えてみたいです。
ボツ時代の長かった鉄平先生。
でも、それでもめげずに頑張ってくれたおかげで、
そして、
「面白ければ大抵の事はセーフ」
という、『バクマン。』の編集長や川口たろう先生のような助言があったおかげで、
僕たちは伍助と志乃に出会うことができました。
本当に、感謝いたします!
“もう伍助も志乃も「む!」とか「えへへ!」とか言わなくなってしまうと思うと
すごく寂しいですが、
こんなにも自分で好きになれる作品を創る事が出来たのは、
本当に良かったと思います。 ”
良い漫画になると、
作者が描くときにはキャラが勝手にしゃべり出すと言います。
僕としては、
『サムライうさぎ』のキャラたちがいなくなるわけではないので、
巻頭コメントにあるようにこれで“お別れ”とは思っていません。
(思いたくない、という方が正しいですね)
しかし、それはあくまで読者の視点での話。
物語の作り手としては、
もう描く機会を与えられない。
それはすなわち、
彼らがしゃべり出すことはもう無い。
物語を創る者だけが知る寂しさなんでしょう。
それを思うと、僕も
「あぁ、本当に、これが最後なんだな・・・」
とあらためて実感してしまって、
とても寂しいです。
しかしそれでも、
『サムライうさぎ』という作品は、
作者からたくさんの愛情を注がれて創られてきた。
これは、本当に素晴らしいこと。
読者としても、これはとても嬉しいことです。
『サムライうさぎ』は、幸せな作品だと思います。
鉄平先生の諦めないガッツと温かい愛情が、
この作品を生んだ。
『サムライうさぎ』は、
福島鉄平という“うさぎ”によって描き出された物語なのです。
そして、あとがきの最後には、
ファンとしてはグッとくるワンカットのイラスト。
締めくくりにふさわしいワンシーンです。
以上が、最後の『サムライうさぎ』です。
ありきたりな言葉ではありますが、
この物語に、伍助と志乃に出会えてよかった。
最後に、
このような場で何なんですが、
ぜひ申し上げたい。
福島鉄平先生、本当におつかれさまでした。
そして、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
・
・
・
またいつか、
ジャンプ本誌でお会いできるのを楽しみにしています!
それではまた。
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