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ツールドおきなわ2018 宮城関門で足切り

起床して朝食を済ませ、身支度を整えた時、ふと応急瞬間パンク修理剤「クイックショット」が目に留まる。念の為に持ってきたパンク修理剤。いつもはレース前日までのサイクリング用として持ってきたもの。なんとなく、レースにも持って行ったほうがいい予感がして、ポッケに忍ばせました。まさかこの予感が的中するとは。

市民140kmクラスのレースは、チャンピオンクラスと市民210kmクラスのレース展開によってスタート時刻が変わります。今年は定刻の9:20から5分前倒し、9:15にスタート。5分前倒しは完走に大きなアドバンテージ!スタートを待つ私含めた完走を目標にした選手から歓声が上がります。



そしてチャンピオンクラスの選手が通過。大声で普久原さんの名前を叫んで応援したら、チラリと私の方に顔を向けてくれました。かなり元気をもらった!!今日はイケル!!!と確信してスタート。

1回目のフンガワダムまで集団で走るいつものパターン。平坦基調だけど時々現れる緩やかな傾斜ポイントで、速度が変化して車間が詰まり「ブレーキ!!」の掛け声が所々で起きる。落車しやすくなるけれど、今年も声掛け充分。一番危ないフンガワダム手前のトンネルも無事に抜け、いざ上り区間へ。

去年の反省を生かして、1回目のフンガワダムから踏んでいきます。が、踏んでいても周りも速い!!後方スタートだったから、フンガワダムを下った先の平坦区間までになんとか前方へ行きたいのだけど、考えるのは皆同じ様子。

集団の中程でフンガワダムを下り、10名程度で平坦を回して、100kmスタート地点の奥を通過。100km組はスタートしてしまった模様。これは140km先頭集団との差が相当着いてしまったことを意味するから少し焦りモード。奥を過ぎてすぐの坂もペースアップ次の平坦までにもっと前へ行かねば。

奥を下って、コース中最も長い海岸線へ。声を掛けて20名の集団を作り、ひたすらローテーション。足に余裕を残して回します。

2回目のフンガワダムから、足が残ってない選手がチラホラ出始めて集団が崩壊。ここが完走するかしないかの明暗が分かれる場所。しっかり踏んで少しでも前へ!!

フンガワダムでドリンクを交換してもらい、私の最大の難所、学校坂へ。足はまだ平気なのでパワーを240wでキープして走る。が、妙にバイクがフワフワして前に進まない。おかしいな・・・もしや?!とリヤタイヤを見ると、タイヤがペシャンコ。

え?スローパンク?いつから??
慌ててバイクを止めて、タイヤに何か刺さったのかチェック。なにも刺さってない。仕方ない、持ってたクイックショットで応急処置。

時計を見ると、時間がない。おそらくこの先の宮城関門をパスできるかどうか…で、案の定宮城関門で足切りとなりました。



足切り、それも去年よりも手前の関門で。
これは遅くなってること?!
あんなに練習したのに??



屈辱感いっぱいで、バスに揺られて悶々としていました。

名護に戻ってきて、仲間に報告。みんなDNFだったみたい。
今年は暑かったこともあるのかな。
スローパンクの原因はなんだろう。エクステンションバルブが緩んでたのかなぁ。
タイヤが持っていれば、完走できたのかな・・・。
それとも、1年全力で頑張ったつもりなのに、まだまだ努力が足りないのかな・・・。



悔しさで、食券で買った丼の味がよくわかりませんでした。



念の為に持っていたクイックショット。
悪あがきできたという意味では持っていて良かったんだけどね、私の力が足りなくて申し訳ない。

マルニ(Maruni) クイックショット K-600 仏式バルブ用応急瞬間パンク修理剤
マルニ(Maruni)
マルニ(Maruni)




今年最後のレースを悔いが残る形で終わりました。来年以降はどうしようかな。ゆっくり考えます。

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