PERMANENT BLUE

その時感じた思いを・・・

2005-03-24 02:39:10 | 
目はいつも追いかける 
あなたの姿を
それだけのために生きている
それだけが私の生きている証

夜が終わろうとしている

眠りが遮られたままの首をもたげ
意識とは無関係に私の体を誘う

何も報われない  今まで一度すらも

朝は始まり 夜は立ち止まる
くちびるを白く濁らし 眼球を鈍く輝かせ
立ち止まる夜に住む 私は屍
生命を吹き込む人も現れない精神の屍


2005-03-22 02:29:26 | 
アスファルトを雨が黒く染めていく
私の心までも

愚かなことだけに手を染めて
生きてきた自分の中の後悔

つらいとか かなしいとか
感じる暇もなかったあの頃の言い訳を
誰に聞かせるでもなく
ただひとり 道に佇む

心の傷を癒す雨と共に・・・



帰らずの森

2005-03-22 02:22:43 | 
緑色の風に揺られて
花と蝶が舞う

木漏れ日が射す木々の間を
静かに時が流れる

心の中が洗われていくような
そんな錯覚にとらわれながら
ひとり 裸足で草を踏みしめ
私は森へと入っていく

いつしか一つになるように


繰り返す時間

2005-03-17 02:58:43 | 
デジタルが形を変えるたびに
鼓動がなる  強く
指を絡ませ祈る
どうか時が止まるようにと

何も知らずにいた方がいい
存在すら悲しい結果なら
目を閉じて迎える別れにさえも涙があふれる
あなたのために あなたが知らぬ涙を流す

着実に時は来るけれど
それはいつも別れを引き連れて
独りだけの心 貫いて去ってゆく

もう二度と失うだけの恋はしたくない
そう思うのに
独りじゃない錯覚に陥った瞬間から
いつも心は崩れていた
過去と一緒に






春の流れに

2005-03-11 03:34:31 | 
春が来て
バスから見える道端の蒲公英
ほっとするような黄色に
何故か高校時代の事を思い出す

窓を開けて 温かい風に吹かれ
心安らかになっていく

新しい日々の始まり
生命の躍動が感じられる季節
すべてが息づく 夢のような季節

春になれば変われる
そんな気がする
春の流れが今の私の救い

薄着になる解放感に 心までが解き放たれ
春の流れにその身を任せて
やがて 夏へと行く