テキサスイレブン since 1975

世田谷区立 代沢小学校&池之上小学校&多聞小学校の子供達を中心としたサッカークラブ

テキサスイレブン4年生チームの(無理矢理)分析

2006年12月23日 06時25分17秒 | トピックス
4年生チームが昨年に引き続き3位に入賞することが出来ました。コーチとしてはメンバーの全員を大変誇りに思っています。3位入賞に関してちょっと勝手な分析をしてみました。
昨年はくじ運が良くまぐれという声もありましたが、2年連続となると運だけではない何かがあって、これを明らかにしたいと考えておりました。
システム工学の分野では、「部分最適は必ずしも全体最適にはならない」という定義があります。サッカーのチームで言うならば、「上手な選手だけを選りすぐって集めても、チームとしてベストの状態になるとは限らない」ということになります。他のチームと比較して、個人の技術は高いレベルとは言えない4年生です。ボールリフティングが20回出来る子は何人いるでしょう。正確なインサイドキック、インステップキックを蹴れる子もまだ数人です。このメンバーで2年連続3位ですから、チームとして全体最適化ができたということが言えるでしょう。
また、全員参加を目指している中野監督の戦術は、制約条件の理論(TOC)の創始者でベストセラー「ザ・ゴール」の著者、エリヤフ・ゴールドラットの考え方が当てはまります。監督はメンバー交代を頻繁に行って、調子の上がらない選手を鼓舞します。交代した選手はゲームに出て一生懸命プレイし、疲れが見えてくるとまた交代・・・・・。終わってみると全員出場して勝利を収めています。これが、ゴールドラットの「ボトルネックの解消」と「ドラム・バッファ・ロープ:DBR」に相当します。この2つの戦略でチーム力を上げることができ、全員が勝利に向かってプレイすることが出来たと考えています。
相当無理があるかもしれませんが、無理矢理、ゴールドラットのサプライ・チェーン最適化と結び付けてみました。個々の選手の能力アップも重要ですが、チームとしてパワーを発揮させる方法も大切だということを改めて感じました。
小学生のチームはちょっとしたことで信じられない力を発揮することがあります。来年は普段の練習でこの力を養い、試合では十分に発揮して、テキサスイレブンの各学年が活躍されることを祈念しています。     開沼 泰隆

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2 コメント

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試合帰りの子供達 (CafeRestaurantザガラ)
2007-01-10 22:45:34
試合帰りの四年生選手がランチの忙しい時に何か言いたそうに店の前でうろうろしていたので、どうした!聞いてみると、誇らしげに、勝ったと喜んでました、最後の惨敗はへこんでましたが、勝つ喜びはどんなに辛いことがあっても精神力が強くなると思いますこれからの人生のためにも勝つ喜びをどの学年にも経験してほしいですね。
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試合帰りの子供達 (CafeRestaurantザガラ)
2007-01-10 22:46:11
試合帰りの四年生選手がランチの忙しい時に何か言いたそうに店の前でうろうろしていたので、どうした!聞いてみると、誇らしげに、勝ったと喜んでました、最後の惨敗はへこんでましたが、勝つ喜びはどんなに辛いことがあっても精神力が強くなると思いますこれからの人生のためにも勝つ喜びをどの学年にも経験してほしいですね。
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