台中にある「SOF Hotel(植光花園酒店)」は、廃墟になったまま数十年放置されていたホテルを、ニュージーランドのFearon Hay建築設計事務所がリノベーションしたアジア唯一のデザイナーズホテル。2018年に開業したとのことで、まだ新しいホテルです。まあ新しいと言っても建物は古いんですが。
ホテルとして開業するにあたり、6000万台湾ドル(約2億400万円)の費用と3年半の年月をかけたそうです。
私はこのホテルの写真を雑誌「婦人画報」で見て一目惚れ。その写真と同じアングルでとったのがこちらです。
まあ、これを見たら行きたくなりますよね。実際行っても期待以上にかっこよく、夜も昼も館内をぐるぐる廻りながら写真を撮りまくる始末。客室内は別に廃墟テイストは無く、強いて言えば打ちっぱなしのコンクリートを見せているくらい。しかし部屋の使い勝手はイマイチで、ベッドの代わりに部屋の半分が一段高くなっていて布団が敷いてあるんですが、クローゼットが布団の奥にあるので、いちいち靴を脱いで行かなければなりませんでした。ほかの部屋は違う間取りかもしれません。いや、また泊まりたいので、むしろこの間取りはこの部屋だけであって欲しい。
でも一歩部屋を出るとこの景色なので、不便とか忘れて舞い上がってしまいます。
一階には建築関係の本が多めのライブラリーと、フリードリンク・フリーお菓子があってサービス良し。
翌朝屋上に行ってみました。
吹き抜けの部分にはなんと屋根が無く、雨風が吹き込む模様です。
元廃墟に相応しく、隣接地は正真正銘の廃墟。立派な塀に囲まれた家屋でした。ちらりと屋根が見えているので、日本統治時代の日本家屋かもしれません。
このホテルは台中公園のすぐ近くで、朝は散歩がお勧めです。台中市民が体操などされていました。
台中公園の横には、ビルマニアも喜びそうなかっこいいマンションが!
この「SOF Hotel(植光花園酒店)」、台中駅から徒歩10分程度と便利な立地。一泊5千円くらいから泊まれてかなりリーズナブル。ちょっと変わったホテルに泊まりたいけど利便性も求めたいという方にはピッタリだと思います。
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