台湾偏愛日記~台湾の団地に行きたい~

台湾の団地マニア・tamazoの台湾見聞記。眷村と日式建築と市場と台湾の店の整然としたごっちゃり感が大好きです。

基隆の白米甕砲台は海の見える絶景の場所!

2020-10-11 07:22:37 | 史跡(戦跡)

基隆は、外海に通じる見晴らしの良い岬で軍事的に重要な位置にあり、古くはオランダ軍も軍事施設を建てていました。
現在残っている砲台設備は、日本の明治時期のもので、日露戦争の時、日本軍によって建てられたものだそうです。

我々は駅からだいたい一時間くらい、観光客が全く居ない住宅街を徒歩で行きました。友人とわいわい行ったので苦になりませんでしたが、一人だと辛いかも。

跡は高台にあるのですが、この標識は海沿いの幹線道路にでかでかとありますので、見落とすことはないでしょう。
しかし、ここから車一台分しかない細い村落の中の道をくねくね10分ほど登ります。

白米甕砲台の場所はオランダ人が和平島を占領していた17世紀頃には堡塁として使われていたと言われています。本格的に砲台として整備されたのは19世紀の清時代で、アヘン戦争や清仏戦争の対策でした。日本統治時代には日露戦争のために再び整備が行われました。

これは隣にある「協和火力発電所」。1977年から稼働しています。基隆市街から見えない位置にあるので、この景色はここに来た人の特権。

火力発電所と反対側の基隆市街。基隆港は、世界のクルーズ客船の寄港地になっているので、常に何隻か停泊しています。今はコロナで居ないかな・・・。

基隆港の入り口の小高い丘の上に4台の砲座、指揮所と観測所が残っています。


ベンチがいい位置に並んでいるので、デートスポットにもなっています。駐車場も完備されているので地元の人には来やすく、憩いの場にもなっているようです。我々が行った時は上半身裸で焼いているおじさんがいました。

また、標識からここに来る途中には日本統治時代の営舎が残っており、保存のため屋根がかけられていました。行ったのは3年ほど前なので、今頃は修復が終わって公開されているかも知れません。

米甕砲台

基隆市中山區光華路37號

 



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