外資系企業勤務でバリバリ働いてきた私が、突然まさかの精神科通い。
まぶたが勝手に閉じてしまうめまい、常に頭がフラフラ、クラクラの状態、
手足が冷たくなり心臓バクバクの動悸、気が遠のきそうになる不安感、
表現しようのない重ーい重ーい倦怠感で、1年半にわたりベッドからほとんど
起き上がれなった。
うつ病と診断されたが、その後それが誤診だと分かり、断薬と森田療法を経て、
生まれ変わるまでの日記とその後の森田療法的生活の日々。
今、こうして普通に日常生活が送れるようになったことが不思議でならないくらい、
2年前は絶望の最中にいた。
まるで坂を転げ落ちるように体調がどんどん悪化、ベッドからほぼ起き上がれなくなり、
もう「人生終わったな」と思っていた。
自分がまさか精神科に通うことになるとは、、、。
こんなになるまでは、人一倍いや二倍も三倍もエネルギッシュだった私は、
仕事に趣味に副業に、それこそ八面六臂の活躍だった。
仕事の合間にゴルフの練習もしてたし、コロナ過で運動不足にならないよう、
在宅勤務の合間をぬって、ウォーキングも一生懸命していた。
よく「いつ休んでるの?」と言われたが、休まなくても平気だったし、
シニアライフに向けて副業の方ももっと充実させようと
隙間時間を見つけてはせっせとインスタ活動に励んでいた。
今となってみれば、禅でいうところの「中庸でいること」がいかに大事か、
あの頃の自分の頭を後ろから「お前いい加減にしろよ」と
ポーンと叩きたいくらいである。
とにかく自律神経の交感神経を目一杯使って、
副交感神経なんてないんじゃないかくらいに酷使していたように思う。
そしてついに坂を転げ落ちるように体調が悪化していく日々が始まるのであった、、、。