ネットでいろいろ検索していたら、アラーキー『東京日和』という書籍を発見した。
奥様である、荒木陽子さんとの共著である。
このHPと同じ「日和」という言葉に反応したのと、同時に『愛情生活』という陽子さんのエッセイ集も発見した。
『愛情生活』は、高校生の時に本屋で立ち読みしたことがあり、とても運命的なものを感じてしまった。
竹中直人監督の映画『東京日和』は、ずっと観たいと思っていた作品だったが、夫婦になった今観るのとでは、感じ方がだいぶ変わってくるかもしれない。
私にとって、今こそ観る時期が来たのかな、とも思う。
けれども、まずは、書籍の方をまず読んでみたい。
愛読していた本が、映画になったものを観ると、原作のイメージが強すぎて、違和感を覚えることがあるからだ。
この間観に行った「東京タワー」でも、自分の中で(登場人物の部屋などまで)完璧なイメージが出来上がっていたので、複雑な気持ちだった。
なので、まずは原作を読んでから、映画を観ようと思う。
と、そんなとき、携帯からメール着信音が・・・
「誰かな?」とメールを見ると、TSUTAYAからのレンタル半額のお知らせ。
ちょっとさびしい気持ちになったが、「映画を観なさいということかな?」と、とらえることにする。
そういえば、「東京日和」といえば、日テレのミニ番組もある。
東京メトロが提供している番組で、地下鉄のホームで見たこの番組の広告も印象的だった。
「新宿御苑は、セントラルパークに似てるなー」と以前から思っていたので、「おぉ!」と思ったし、きれいな写真と大きな文字のコピーが斬新で、頭に残っている。
一度くらいしか見たことはないけれど、いい雰囲気の番組だった。
「番組を見たということは、広告的には成功かな?」とも思うけれど、毎回見ないと意味がないのかもしれない。
いつもフジテレビばっかり見ているからなのだが、フジテレビのミニ番組もいいものが多くて、好き。
特に、「はねる」の前の、「オナジソラノシタ」がお気に入り。
中国で(中国を中心に)頑張っている女性たちを紹介する番組。
今、中国での反日デモがニュースになっている。
そんななか見たこの番組は、いつもと違った心境で見たからか、いつものすっとした、「私も頑張ろう」という気持ちだはなく、「文化」ということを考えさせられた。
今回は、アメリカ人の父と中国人の母を持つ、ハーフの方が紹介された。
アメリカで生まれ育ち、中国を知りたくて留学し、現在中国でジャーナリストとして活躍しているという。
ハーフや帰国子女というと憧れてしまう面も多いが、ふたつの文化を持って生まれた人は、『冷静と情熱のあいだ』にでてくるように、それなりの苦労もあるのだろう。
でも、そういう人こそ、その人にしか分からない感覚というものがあると思うし、ふたつの文化の架け橋になって活躍してほしいものだなと思った。
勝手だけれど・・・
またまた話がズレたが、
むずかしいことは分からないが、この番組の題名のように、みんな「オナジソラノシタ」に住む人間なのだから、みんながなかよく暮らせる日が来るといいのにな、と思った。
(これこそ口だけで、身勝手な発言かもしれないが・・・)