転職ノウハウBLOG

今でもボランティアでよく転職相談に乗りますが、ノウハウをBLOGでも発信するために始めました。

今、副業が増えている理由

2020-05-24 23:02:43 | 転職
こんばんは。セイルオブザロードチャーチ の元転職アドバイザーです。

みなさんは最近、副業が増えている、と感じているでしょうか?

実際、以下の政府調査から副業の数は増加傾向にあります。

総務省「就業構造基本調査」1ページ参照

今日は、このように副業が増えている理由について2点考察したいと思います。

1点目は、2018年1月に「モデル就業規則」が改定され、労働者の遵守事項の「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと。」という規定を削除し、副業・兼業について規定を新設しました(第14章第67条)。

いわゆる、副業解禁といわれているものです。

このモデル就業規則自体には、実は法的な拘束力はなく、あくまでも「モデル」といっているように「推奨」という意味なのですが、経済界にはインパクトが大きい指針です。

このモデル就業規則の解禁を背景に、大企業を中心に副業解禁が進んでおり、副業の増加を後押しする大きな材料となっています。

さらに興味がある方は、厚労省の副業・兼業ページで詳細がご覧いただけます。


2点目は、副業系フリーランスの増加です。

米国に比べて、日本のフリーランスはまだまだ少ないのですが、それでも近年はフリーランスが増加傾向にあります。

この副業系フリーランスとは、雇用関係にある主たる会社は持ちつつ、雇用関係のない別の会社と1社もしくは複数社の副業をするもので、完全に独立まではできないが、キャリアの幅を広げたり、給与アップを図ることを目的にチャレンジする人が増えてきているようです。

また、昨今の新型コロナウィルス感染症の影響で、通勤時間が削減されて時間ができたことで、副業系フリーランスのマッチングサービスへの登録者も急増しています。

一方で、この「フリーランス」という雇用関係によらない働き方には問題もあり、いわゆる日本の労働法における「労働者」からは外れるため、休業や失業の際のセーフティネットが不十分であるという問題点が浮き彫りになっています。

このような副業系フリーランスの法的な整備については、2020年2月に発表された「未来投資会議」の中でも言及され、内閣官房を中心に関係省庁が議論をしていく予定です。

こうしたらフリーランスという新らしい働き方もますます普及することで副業の数も増えることが予想されます。

以上、本日は副業について考察しました。また次回、お目にかかりましょう。

転職がしやすい風潮

2020-05-20 23:26:27 | 転職
こんにちは。セイルオブザロードチャーチの元転職アドバイザーです。

今日は、転職がしやすい風潮について私見を書きたいと思います。
(尚、本ブログは全て私個人の私見であり、所属する会社・団体を代表する考えではありませんので予めご了承ください。)

私は、日本で転職がしやすい風潮になった理由が大きく3つあると思っています。


1点目は、「少子高齢化」による労働力不足です。

これは現在の売り手市場の理由でもあるものですが、日本は世界のどこよりも早く人口の逆ピラミッドに突入し、先進的に高齢化が急速に進んでいます。

このため、社会保障費を支える若い労働力がだんだんと少なくなり、労働力不足が発生するようになりました。

そこで、これまでのように一人が一社で働くのではなく、兼業・副業・パラレルワークなど多様な働き方を推進することで、労働力不足を解決する必要が出てきています。

その結果、人材の流動性が高くなり、転職もしやすい風潮につながっていると感じています。


2点目は、情報化社会の進展・IT分野の発展です。

インターネットの急速な普及により、社会はどんどん新しいビジネスが生まれるようになり、ビジネスのスピード感が圧倒的に速くました。

そのため、少し前に最先端だったものが、あっという間に古いもの、と化すことも日常茶飯事です。

このような中、安定した大企業も一気にリストラが発生したり、ビジネス全体の構造が変化するようになりました。

そして、IT新興企業のようなベンチャー企業も数多く台頭し、大企業から、ベンチャー企業へ優秀な人材が流れていく、ということも多くなりました。

3点目は、人材会社の台頭です。

米国などの海外で転職が当たり前の文化では、かかりつけ医者と同じ感覚で、ビジネスパーソンはそれぞれ自分の転職アドバイザーがいるという話を聞きました。

海外では、「転職=キャリアアップ=非常に前向き」なイメージということです。

一方で日本では最近まで、「転職=元の会社の裏切り=ネガティブ」なイメージが主流でした。

しかし最近は海外の認識に一部(特にハイキャリア層)は近づいてきた感覚があります。

これも売り手市場の中で、人材会社が数多くビジネスを加速させ、転職エージェントの存在が身近なものになったことが大きいのではないかと感じています。

以上、今日は転職がしやすい風潮について感じたことを書きました。

また次回お目にかかりましょう。

転職に成功する人、失敗する人

2020-05-15 22:15:15 | 転職
こんばんは。
Sail of the Lord Churchの元転職アドバイザーです。

さて、本日は「転職に成功する人、失敗する人」というタイトルですが、多くのケースを見る中で、ある傾向を見出すようになりました。

成功する人が多く共通する点として、「どこに行くか(Where)」ではなく、「何をするか(What)」を大切にしているということです。

企業のバリューや年収など、表面上は魅力的な企業であっても、結局「そこで自分は何をしたいか」ということが明確でないとやりがいを感じられずモチベーションを保つことが難しいと思います。

まずは、「自分が何をしたいのか」ということ、それも現在だけを見るのではなく、「将来どうありたいのか」ということまで見通してプランニングできる方は成功していることが多かったです。

自分が何がしたくて、どうなりたいのか、という問いは人生をかけてアップデートし続けることだと思いますが、転職を考える上でもこうした視点を持ってみるとよいのではないでしょうか。

※注釈:本ブログは全て私の経験に基づくものであり、あくまで個人的な私見です。所属すると特定の会社を代表した意見ではありませんのでご了承ください。

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転職に相応しい時期はあるのか?

2020-05-14 20:22:05 | 日記
こんばんは。

Sail of the Lord Church の元転職アドバイザーです。

今日も転職に関してお伝えしますが、本ブログはあくまでも私個人の経験に基づく私見ですので、数ある情報の中の一つの参考程度にしていただければありがたいです。

さて、よくある質問の1つが、「転職するのにふさわしい時期はいつですか?」と言うものです。

まずこれに関しては、各自の状況や希望、その時の社会経済状況などにも依存するため、一概にいつがいいと言う明確な正解があるわけではありません

しかし、私がよく新卒1年目の方が相談に来た時にお話ししていたのは、1年目で辞めるということは、相当な事情がない限り、できるだけやめたほうがいいとお伝えしていました。

例えば、実際に相談のあったものですが、ある大手コンサル会社に新卒入社した男性からの相談でした。
悩みとしては、「仕事がどうしても雑用のように感じてしまって自分が入社前に思っていた仕事とイメージが違った、ギャップがあった。もう辞めたい」というものでした。

この時は、私は、「1年はその会社を続ける方がいいと思う」と率直にアドバイスしました。

なぜかというと、彼の理由で辞めてしまうと、他の会社に転職するとき、非常にネガティブな理由であったことと、どんな会社だとしても1年目はそもそも社会人としての基礎を築くときであり、裁量をもってイメージ通りに働くということは理想論だと感じたからです。

幸いにも、その方は、結局1年程、その会社を続けることになり、1年後に再び話をした時には、とてもやりがいを感じて仕事をするように変化しており、「あの時、辞めなくてよかったです」という言葉をいただきました。

このように、まずは1年目で辞めるということは、基本的にはお勧めしないと伝えています。

一方で、もちろん例外はありますし、全ての方に当てはまるわけではないとも思っています。

私が見てきた中で、1年目の数ヶ月で転職をして、その後ある新しいフィールドに立ち、切り替えて成功している方もいらっしゃいました。

各自の気持ちや意思が第一優先だと思いますし、やはり若い時の1年・1ヵ月・1日というのは、非常に吸収力があり、成長できるときなので、本当に辞めるべき理由があれば、すぱっと早めに切り替えるということも選択肢の1つであると思っています。

辞めるか、辞めないのか、その時には理由がネガティブなのか、ポジティブなのか、が一つの大きな判断材料になると思います。

また、最近は、副業・兼業を解禁する企業も増えてきているので、必ずしも、二者択一ではなく、パラレルワークという新たな選択肢が出てきていることも個人的には喜ばしく思っています。

以上、今回は1年目に焦点を当てて働き手の側からお話しましたが、次回はまた別の角度からお話ししたいと思います。

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転職ブログ始めました。

2020-05-13 21:57:08 | 日記
はじめまして。

Sail of the Lord Churchの元転職アドバイザーです。

今は別の仕事をしていますが、今でもボランティアでよく転職相談に乗っています。

前職の経験を生かして、転職を検討中の方に役に立つ情報を発信できればと思っています。

よろしくお願いします。

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