goo blog サービス終了のお知らせ 

天使の梯子の彼方へ

ママのひとり言
  天使の梯子の彼方のまいこへ。。

7年の時間の成せる技

2014-06-05 22:00:04 | Weblog
まいこを亡くしたとき・・
ネットで子供を亡くした親とかで検索してみたら・・と提案してくれたのは主人でした。

それからは明けても暮れてもパソコンの前。
毎日ひたすら子供を亡くした方のHPやブログを探して歩いてた。
同じ経験をした人ならばこの苦しみや悲しみをわかってもらえると
出会った人にすがり付いていた時期がある。

たくさんの人に助けて頂いたなって思う。

私自身もHPを立ち上げたり、ブログを書き始めたりしても
いつも泣き言ばかりだった。
それでも、自分の気持ちを吐き出す場所であり、
同じ経験をした人とのコミュニケーションの大切な場所になった。
そしてたくさんの人と出会わせていただいた。

一番初めに出会った方は
出会った当時娘さんを亡くして7年ほどが経過されていて、彼女のブログは
もちろん私のような泣き言満載のブログなどではなく、
日々の徒然を綴っていらした。

時間が経てば私もそんな風になれるのだろうか・・・と漠然と思ったのを覚えてる。
日々の徒然を綴っていらしても、
お嬢さんの事故の日や命日や、お誕生日や・・そんな日は心の思いを静かな綴られていた。
そんな先輩の背中を眺めながら流れた年月。


あの頃はブログにペットの話題なんてあり得なかった。
能天気な日々を綴る日が来るなんて思えなかった。
あの頃の○○ママは今の私たちくらいの時間を経ていたんだよね。
○○ママのブログが羨ましく、そしてどうしてこんなでいられるんだろうと思ったよね。
私たちも少しは○○ママに近づけているんだろうかねと
そんなことを7回目の命日が済んだとき同じ時を生きてきた心友と話した。


時間薬なんて言葉信じられなかった。
果てしなく闇が永遠に続きそうな恐ろしさと、どうやって生きたらいいのかもわからない不安、
そして無気力に、
近くにある幸せさえ見えず、ともすればそれすら捨ててしまいたくなるような空虚感。


そして7年の時間が流れ今がある。
時間が癒してくれたとか、時間が救ってくれたと思うことも時に許せないのだけど、
でも今は思う、これが時間薬というやつなのかと。

時間が経つほどに違う苦しみや悲しみややりきれなさが次から次へと襲ってきて、
もう普通に生きることにさえ希望が見いだせなかった時を経て

今やっと少しずつ変わりつつある自分がいる。
もっともそんな進歩さえ許せないときがあるのだけれどね。



時々何事もなかったように日々を過ごしている自分に気がついて愕然とすることがある。
かと思えば、なぜまいこの身にこんなことが起きたのだろうかと、
元気でいたならどんな娘に成長していたのかと
人生で一番楽しく輝く時も経験せず・・・
心を焦がすような恋も知らず、愛する人と結ばれる幸せも知らず、
花嫁になる輝きも、母になる幸せも知らず逝ったまいこを思い
胸が張り裂けるような思いにとらわれる。

それでも、気持ちをうまくごまかす術を身につけたなって思う。
それが生きていくということなんだろうか。


ここで何人かの子供を亡くされた方と知り合った。
できれば出会いたくはなかったと思う。
でも、まいこが引き合わせてくれたんだろうと思う。


先を歩く先輩の背中を追いかけながら、
同じ時を生きる友に支えられながら
私の後を歩いてくる人が一筋の光を見出せるように
ゆっくり生きていこうと思う。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする