母の見舞いに(おしゃべりしに)行っていたら。
母のお友達がやってきました。
私を見て「娘さん?ミホちゃん!」と呼び、
なぜかとても喜んでくださる(笑)その方が、
やや興奮気味に話してくださいました。
「お買い物をしていたら、補聴器カバーをした小さな子供さんを見かけてね、
そのカバーは私のお友達の娘さんが作っているのよって思って、
涙が出そうなくらい、とっても嬉しかったの!」
目には本当に涙をためて、
感激を私に伝えてくださいました。
私は幸せです(笑)。
ホントに。
沢山の優しい人に囲まれて。
その方は、一度母と一緒に、
カバーの製作をお手伝いしてくださったことがあった方で、
とても手芸の上手な素敵なお友達でした。
小さくて可愛らしいお耳の上に、
自分もかかわったカバーがついているのを見かけたときの感激を
私と母に伝えてくださって、
そんな方とも私はつながっていられる幸せを
今日、偶然にお逢いすることになった病室で感じたのでした。
三年前、父が突然に亡くなった日。
あまりの辛さに、
私はこれからもう、楽しいと思えることなんてないんじゃないかと思いました。
心から笑える時も来ないんだろうと思いました。
だけど、
こうして私はたくさんの人に支えてもらい、
可愛らしい沢山のお客さんに恵まれ、
毎日、沢山笑いながら過ごしています。
そして、最近は思えます。
あの時よりも辛いことなんて無いはずだから、
私はなんにも怖くないよ。
私の周りにいてくれる大事な人たちのおかげです。
本当にありがとう。
帰り道、久々にちょっと涙が出ました。
もちろん、嬉しいほうのやつです(笑)。