アフガニスタンのガニ大統領は、8月15日、武装勢力ターリバーンの勝利を認める声明を発表し、ターリバーンによる政権掌握を認めています。
なお、大統領自身は、この声明を発する前に国外に脱出しています。
そもそもターリバーンは、イスラーム教の神学校の生徒(神学生)を意味する「ターリブ」の複数形であるとされ、1994年にはアフガン内戦を戦う派閥の1つとして活動を開始しています。
1996年にはアフガニスタンの権力を握りましたが、2001年のアメリカ同時多発テロ事件の後、米英軍による攻撃でその時の政権は崩壊しました。しかし、その6年間、国内ではシャリーア(イスラーム法)の厳格な運用を行うなどし、人権問題も多発したとされています。
前回の政権が崩壊した後、民主政権によって運営されていた同国ですが、今回、米軍の撤退などもあり、またターリバーン政権となります。果たして、どのように今後運営されるのでしょうか?仏教徒としては、2001年のバーミヤーン遺跡の破壊がまだ忘れられない状況ですが、こちらも改めて心配になりますね。
また、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんも、同国の状況に衝撃を受けたことを示す発言をしているようです。
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