米FDIC、ファースト・リパブリックを近く管理下に=関係筋(REUTERS)
米ファーストリパブリック銀、再び崖っぷちに(CNN)
米地銀FRC株4割安 「公的管理の準備」 ロイター報道(日本経済新聞)
4月29日の報道だと言うことですが、アメリカの中堅銀行であるファースト・リパブリック銀行(FRC)が、30日にも経営破綻し、アメリカ連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれると報じたそうです。
ということで、確かに上記リンク先の通りREUTERS・CNNなどはその見通しを報じております。
それで、今回、同銀行が破綻すれば、アメリカでは、3月のシリコンバレー銀行(SVB)、シグネチャー銀行に続き3行目となり、また、リーマン・ショック後の銀行の経営破綻としては、最大規模となるとのことです。
しかし、理由についても複数のメディアが報じております。今回のも同じ状況という理解で良いのでしょうかね。
・米欧で銀行が相次ぎ経営破綻 → 過去の金融危機はどうやって起きたのか(朝日新聞EduA)
・相次ぐ銀行破綻 アメリカで何が起きている?背景に何が…(NHK)
・米国の銀行破綻はまだ続く その理由と日本への影響ーエミン・ユルマズの未来観測(日本経済新聞)
上記の通りなのですが、一様にアメリカの政策金利が急激に上昇したことで、国債の金利が上がり、資金がそちらに流れたことで、銀行が持っていた債券の価格が下落し、結果として銀行自体の価値が下がり、破綻したということのようです。
詳細は、上記記事をご覧いただければ良いかと思います。NHKなどは他にも理由を出していますけれども、結果は同じですかね。
追記:
・米地銀FRC破綻、JPモルガンが買収 過去2番目の規模(日本経済新聞)
・米ファースト銀が破綻 史上2番目の規模、JPモルガンが買収(AFPBB)
結局、FRCは破綻しましたが、アメリカの銀行最大手であるJPモルガン・チェースがすべての預金と資産を買収するとも発表されたようです。詳細は、上記記事からどうぞ。