何年ぶりだろう?
おそらく10年くらい前ではなかろうか?
姑がお得意のハンバーグを作ってくれた。
大学進学で、遠くへ行ってしまう孫のためにと、
手のかかる面倒な料理をしてくれたのだ。
ニンジンをすりおろして入れ、
玉ねぎは本当に細かく細かく刻む。
きれいなきれいな楕円形に成形され、
焼き上りもきれい。
それを網に上げ、ケチャップとソースで煮込む。
「んー、おいしい!!!」
「すごい!今まで食べた中で一番!!!」
「これは、まじすごいわ!」
私も含め、大絶賛!!!
満面のほほえみの姑。
「そうか、ばあちゃん、うれしいなぁ。」
あまりのおいしさに、みんなも笑顔
そして、話は私の料理へと及び、
「おかあさんもおばあちゃんに教わるといいよ。」
「何でおかんのはパサパサしているのかな?」
「全然違うよね。」
はい、おっしゃる通り。
否定するところは、どこもなし
姑 「昔は、なんでも自分で作ったんだ。
今は面倒で作る気になれなくてなぁ。」
娘 「もったいない!もっと作りなよ!」
姑 「そうだなぁ。。。」
私 「そうねぇ、おばあちゃんが、
大変かもしれないけど、よかったら作って。
みんな喜ぶから。」
心の中で、
料理をお願いできるチャンス!
と思ったのは、
容易に察しがつくであろう。
しかし、こんなにおいしいご飯を作れるのに、
よく私のご飯を食べてくれるなぁ。。。
あ!
だから最近、食べないで、
冷凍宅食を注文するのか。。。
ここ最近、社会人の息子も食べたり、食べなかったり。
そういうことか。。。
姑「ご飯作るのは大変だろう。
あ~、美味しかった!ごちそうさま。
上げ膳据え膳。ありがとな。」
そう言ってくれる姑。
ありがたいことだ。
その夜、
仕事で遅く帰ってきた主人。
娘 「どう?お父さん、
おばあちゃんのご飯、おいしいでしょう!」
主人 「いつも食べてたから、こんな感じだよ。」
私を気遣ってくれてるのかな?
「料理を趣味にしない?」
以前、主人が言ってた言葉を思い出しつつ。。。
「おかん、早くおいで!」
台所にいる私を
小3の娘が大声で呼ぶ。
みれば、
こども料理番組
『 ゴー!ゴー!キッチン戦隊 クックルン 』
娘「これ見るとね、お料理が上手くなるから! 」
娘の私を思ってくれる愛を感じるわぁ。。。
さぁ、料理の苦手な私。
ただ今、保育園のアルバイトで修業中です。
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