おらんうーたん・ぶろぐ

オランウータンと熱帯雨林、そしてそれらを守ろうと
真剣に取り組んでいるかたがたを応援するWebLogです

熱帯雨林と類人猿の世界 第2回

2005-04-26 03:40:11 | 上智大学公開講座
 4月20日の第2回は、一斉開花のメカニズムと、生物たちの共進化、濃密な共生関係に関するお話でした。生命維持に必須な栄養素を、無駄に捨てることなく、また誰かの利を害することもなく、相互に融通しあうことで、貧しい土壌の上にあんなにも豊かな生態系が展開しているという点には考えさせられます。
 人もかつてはそういうサイクルの中で生きていたはずなのに、力わざで一人勝ちする道を選んでしまったのは何がきっかけだったのでしょう? そんなこともふと思いました。

 次回27日は、テナガザルのお話です。

熱帯雨林と類人猿の世界 第1回

2005-04-22 04:26:28 | 上智大学公開講座
 4月13日の第1回は、熱帯雨林で4,5年おきに起こる一斉開花のビデオを見ながら、熱帯雨林の特徴について教えていただきました。
 面積では陸上の7%に過ぎない熱帯雨林が、重さにすると40%の生物体量を抱えているという、バイオマスの膨大さが特徴のひとつであり、また、生物多様性と、一定面積の中に同種の木が1本ないし2本しかないという低密度性がもう一つの特徴とのお話でした。
 目からウロコだったのは、豊かさの象徴と見える熱帯雨林が、その依って立つ基盤の土壌は意外にも養分に乏しいやせた土地だということでした。そのような土地がなぜ、50~60メートルに達する大木や多くの生命体を養い得るのか、とても不思議だったのですが、その答えは第2回の講義で知ることができました。

熱帯雨林と類人猿の世界

2005-04-21 06:42:36 | 上智大学公開講座
春期公開講座がはじまりました。講師は、乘越皓司先生と鈴木晃先生です。
詳細は→こちら
鈴木先生の現地調査日程のご都合で、講義スケジュールが当初発表から変更になっています。5月11日までの4回が乘越先生、あとの8回が鈴木先生とのことで、5月18日の第5回では、調査から帰国されたばかりの鈴木先生から現地報告が伺える予定です。
5月10日までは、まだ受講申込を受け付けていただけるようですので、ご興味のある方はぜひどうぞ。→こちら

乘越先生のご了解をいただきましたので、受講レポートを随時こちらに掲載していこうと思っております。

今日のオランウータン

2005-04-10 20:41:17 | 動物園
ズーラシアのフィオナちゃんです。10歳(推定)です。
去年の8月から生理が始まったそうです。
ボルネオ島クタイの森のバユルちゃんとほぼ同い年なので、比較してみるのもおもしろいと思います。

ズーラシアでは

2005-04-01 02:15:36 | 動物園
ゴールデンウィークまで、祝日でない月曜日と水曜日に、オランウータン放飼場前で「森の中のオランウータン」という紙芝居をやっています。11:15から10分程度です。
詳細はズーラシアのイベント情報でご確認ください。