そして完全に困ったのが沿岸部の国道から線路も含めて何から何まで位置が変わっている事だ。昔の撮影した時の記憶を辿っていくと街が全く見知らぬレイアウトになっていてカーナビすらも全く役に立たない。ここまで町が変わってしまう津波のすごさを感じました。
防潮堤もかなりゴツいのが建設中です
今回は不通区間の橋梁強度試験という事でJR山田線としては海沿い区間で撮れる最後のDE10になると思ってはるばる来たわけである。宮古駅近くの第34閉伊川橋梁に到着すると、既に測定会社の人間が橋梁上で測定装置の準備作業を行っていた。橋桁の部分にセンサー機器とコードが伸びていて最終調整中のようでした。現場にはJRの担当者と報道関係者、地元のおじさんオバちゃん、対岸のマニヤを含め管理人と数人といった感じになりました。某新聞社の方に取材されてしまった挙句、撮影風景をNPSストラップのニコンD4sで撮影されてしまった。会社退勤後、そのまま横浜から仙台まで新幹線で来て、仙台からレンタカー借りて釜石まで来ましたと言ったら、完全にドン引きしていた。(笑)
流された鉄橋が完全に復元されている
午前10時18分、試験開始の無線が入り、宮古駅の方から汽笛が聞こえる。しばらくしてDE10のエンジン音が聞こえ始め、時速5kmでゆっくり鉄橋を渡り始める。東日本大震災から7年と半年、遂に周囲に鉄道車両のジョイント音が響き渡り、渡り終えるとJR関係者や近隣住民の方も笑顔。長かったけとようやくだなと言っていたおじさんの言葉が印象に残ります。管理人はニコンD850で動画を撮影しつつ、D5で写真を撮りまくる。新聞社の方は試験を見守る近所のおばちゃんとDE10を絡めて撮影していた。通過後、測定データを無線で駅に伝達し、折り返しは時速15kmで同様の試験を継続。2往復目は時速45kmで渡り、復路は回送との事でしたが、時速15kmで走行してデータも一応採っていたようだ。
測定結果次第で手直しが入るかもしれないが、無線のやり取りを聞いていた限りでは
オッケーですと言っていたので大丈夫ではないでしょうか。来年には三陸鉄道として再スタートとの事なので今から楽しみである。海もようやく綺麗になり、以前と同じ感じに戻っていました。
織笠付近にて撮影
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