☆TEAM十三ブログ☆

梅田より難波より十三をこよなく愛す、TEAM十三☆大阪LOVERSの交換日記ブログ♪合言葉は『13レースは十三で!!』

湯川は“二代目”快速王子

2009-03-06 14:09:08 | Weblog
M記者です。

人間発電所、鉄の爪、鳥人、超獣、不沈艦…ニックネームを見ただけで、すぐプロレスラーの名前や顔が浮かびますよね。

競艇界も昔はそうでした。走る教科書、神様、華麗な舞い、北陸の総大将、艇王、怪物、関門の虎、博多天皇、北関東の狼、瀬戸の大魔神、黒い弾丸…オールドファンならすぐ名前が出てくるはずです。スポニチ評論家の中道善博氏も当時は眼光の鋭さからウルフ中道と呼ばれていました。

現在、誰もが知るニックネームは艇王植木、王者松井ぐらいですか。

これらも最初はピンときませんでしたよね。艇王はやっぱり彦坂です。松井も王者というイメージではなかった。安定感のある職人のイメージ。いま「王者松井」に違和感がないのは、松井がその冠に見合うよう血のにじむ努力を休まず続け、実績と自信を積み上げていったからです。

競艇界にピタッとはまるニックネームが少なくなったのは、それまで多くの愛称を考えていた西中準さんが引退されたのも一つの要因でしょう。あとは個性派がいなくなったこと。モーター性能の向上やデカペラ、モンキーターンの出現で、誰もが同じターンができるようになってしまったことが個性派をなくした最大の理由です。

ある年の賞金王で西中先生から各記者に「連載に添える12選手の愛称を考えよ」という宿題が出されました。「超人植木」「逃魂西島義則」「モンキーキング烏野賢太」「電撃ミクロマン市川哲也」「天才メカニック浜村芳宏」。私の12作品のうち以上の5作品が当選しましたが、まだ残っているのは「逃魂」ぐらいですか。悲しい…。

定着しなかった愛称に12、13年前、各地で好タイムを連発していた原田幸哉につけた「快速王子」があります。いっぱい書きまくりました。でも、定着しなかった…。他の記者が続いてくれなかったからです。数年前、エンジンをムチャ出す湯川浩司に軽い気持ちで「快速王子」とつけたら、なんとこれが定着した。まさか使い回しの方が日の目を見るなんてね(笑)。

私が昨年から推しているのが稲田爆弾。選手間ではそう呼ばれることもあると聞きましたが、最近はイナダッシュに押され気味…。ニックネームはとにかくベタに限ります。ファンの平均年齢は60歳オーバーですから、艇界のファンタジスタといっても理解できる人は少ないんです。「銀河系軍団」の意味をすべて理解しているのは若いファンだけ。みなさんもベタな愛称を考えてみてください。私がスポニチやマクールで書きまくってあげますから(笑)。長文、失礼しました。暇だったもんで。