ぴとっ、、
うん?
おでこに柔らかい感触。
なんだ?これ?
何かわからないけど、、、
嫌な感じはしない。
むしろ、、くすぐったい。
うっすら目を開けてみると、、、
えっ!!!!
ざ、ざ、ざ、座敷童子?!
俺の目の前に髪の長い女の子の顔が!!!
「うわぁーーーーーーーーー!!」
俺の叫び声で、座敷童子がベットから転げ落ちて、俺以上に大きな声で泣き出した!
「うわぁーーーーーーん(><)」
えっ???
ベットの下を見ると、背中から転げ落ちたチビが大の字になって泣いている。
慌てて走ってきたおばさん!
「だ、だ、だいじょうぶ!?」
やべっ!俺寝起きで髪の毛ボサボサ。
チビを抱き上げて、俺を見つめてくるおばさん。
急に今の自分が恥ずかしくなって、、
「な、な、なにしてんだよー!
また、勝手に入ってきて!!!」
自分でも驚く程大きな声を出してしまった。
「ご、ご、ごめんなさい!!
ちょっと目を離したすきに、、、
だめじゃない~りったん、、(;´Д`)
勝手にお部屋入ったりしたらダメでしょう。」
泣きやんでおばさんにコアラみたいにくっついてるチビ。
「どうしたのぉ?大きな声だして?」
ヒョンとマヌケ女も登場。
「なんでもない!」
なんかイラッとしてつっけんどな言い方をしてしまった。
「ギャンスヤァ~、、またりったんを怖がらせたのぉ?
ダメじゃん?ギャンスはね、、すぐ怒りすぎだよぉ??」
何気に説教をし始めたヒョン。
「ジャメーーーー(><)
ギョンチュ、メンメンしたら
ジャメーーーーー」
そういいながら、チビがヒョンの元にかけより小さい手で一所懸命ヒョンの膝を押して、部屋から追い出そうとしてる。
「あっ、、、ごめん。りったん。
お兄ちゃんはギョンスの事怒ったりしてないよ?
ちょっとだけダメだよ?って言っただけだからね。」
そう言ってヒョンはりったんをひょいと抱っこして、、
「ギョンスお兄ちゃんは、風邪引いてるから下でマイフィンでも食べようね。」
「…ギョンチュ…おねちゅよくなる?」
「うん?ギョンスヤァ~、おねちゅ(笑)は下がったかなぁ?」
クスクス笑いながら俺にふるヒョン。
「あっ、あぁ、、、もう熱は、、ないよ。大丈夫だよ。」
「りったーん。ギョンスお兄ちゃんは
大丈夫だって!下でリョウクお兄ちゃんが作ったマフィン食べょうねぇ~」
りったんのほっぺをつんつんするマヌケ女。
「ギョンスヤァ~、後で部屋にホットミルクとマフィン持ってくるね。
さぁ~お姫様いきましょうか。」
抱っこしたまま部屋を出るヒョン。
抱っこされたチビはヒョンの肩越しから、ニコッと笑いながら小さい手を振って部屋を出ていった。
部屋に残された俺とおばさん。
「あっ、あ、、ごめんなさい。
昨日りったんにパーカー貸してくれたから、風邪引いてしまったんですよね?
本当、ごめんなさい。」
「いや、、、たまたま、、風邪引いてしまっただけで、、誰のせいでもないですよ。」
……
「あっ、、、後でホットミルクとマフィン持ってきますねー!」
そう言ってペコッって頭を下げて出て行ったおばさん。
俺はぼっーーとその後ろ姿を見ていて、、
はっ!!!
俺はベッドサイドに置いてあった携帯を取り携帯に映る自分の髪型を見た。
なんだよぉ、、、
とさかになってるじゃん(T^T)
もーーー!(-_-;)
……☆……