今日は浅草公会堂で開催された「第41回浅草芸能大賞」授賞式の観覧に行って来ました。台東区が日本の芸能の中心地としての威信をかけて実施している権威ある催しで、観覧の当選倍率は12倍だったそうです。
前半が「スターの手形」(今年度は市村正親さん、五街道雲助さん、竹中直人さん、寺尾聰さん、六代目中村東蔵さん)の顕彰式、後半が芸能大賞の授与式と授賞者による公演と4時間に及ぶ盛りだくさんなイベントでした。
KIINA.は平成13年に新人賞を、令和2年に奨励賞をいただいているのですが、そもそもこの賞は俳優さんや芸人さんがほとんどで、過去に歌手で新人賞をいただいたのはKIINA.だけ、奨励賞は坂本冬美さんとKIINA.だけ、大賞は島倉千代子さんだけなのです。
これまでの受賞者の一覧表を眺めながら「いつかKIINA,が大賞を取ってくれたら嬉しいな」とぼんやり考えていたら、突然「氷川きよしさん」という声が聞こえて我に帰りました。
台東区生まれで台東区育ちという元NHKアナウンサーの司会の方が浅草の紹介で、「浅草凌雲閣があった場所はその後仁丹塔が建ち、今は氷川きよしさんの看板がかかっています」とお話しされたのです。「何の看板かは言えませんが」とつけ足すことも忘れませんでした。さすが元NHKです(笑)
そんなこんな、市川團子君の舞踊、神田伯山さんの講談、人間国宝でもいらっしゃる五街道雲助さんの落語に、「氷川きよしさんの看板が」というおまけまでついて、とても充実した一日でした。
余談ですが、浅草名物の「スターの手型」はこれまでで353人の方が顕彰されているそうです。開演前のロビーのベンチで五十音順の一覧を眺めていたら、「ハ行」のところに何だか違和感が。
パンフを持って受付のスタッフさんのところへ行きました。
「ここ、間違っています。二葉あき子さんが歌手で二葉百合子さんが浪曲師です」
KIINA.は二葉あき子さんの「夜のプラットホーム」をカバーしていますね。
事務局がその後どうされたかは分かりません。
明日は娘たちが「お父さんとお母さんの誕生日祝い」に来てくれるそうです(もてなすのは私σ^_^;)