「演コレ5〜初恋列車〜」をリリースした時に、Kiinaが「オリコンスタイル」の表紙を飾っていたことを思い出しました。もっと早く思い出せばよかった。
写真もいっぱい。わざわざロケにも行って、インタビューもビッシリの贅沢な内容でした。「黒いはなびら」はお父さまがよく歌っていたから前から知っていた、というお話もこのインタビューで出てきたものでした。
オリコンはKiinaのデビュー直後(まだ人気が爆発する前)から異色の演歌歌手として注目してくださって、前身の「WO(ウィークリーオリコン)」から「ドキュメント氷川きよし」のコラムページをずっと連載してくださいましたね。ロケの事や日常のことを気ままに書いてくれて、Kiina手描きのイラストが可愛かったです。
週刊の方がいつの間にか某J事務所の御用達雑誌にシフトチェンジしてからも、しばらく月刊の「デ☆ビュー」の方にコラムを載せてくださっていました。
この号を買った後に、過去にKiinaが表紙になっていたバックナンバーをネットで探してコレクションしていました。
こうして5冊の表紙を並べて見ていても、Kiinaのビジュアルは実にさまざま。
2002年の「星空の秋子」の衣装のKiinaが、一番今のKiinaに近い気がします。
もっと言うと、私たちファンはKiinaが今急に激変したなんて1ミリも思っていない。
ずっとKiinaを見つめ続けて、歌う姿を見て、コンサートでの発言に耳を傾けて、それを自分の中で消化し積み重ねていって。
今のKiinaの姿はその流れの延長線上にいると思っています。
「私たち」と書きましたが、考え方は人さまざま。そう思っているのは私だけかも知れませんね。
話は変わりますが。
「面影の都」のDVDで、 Kiinaが大きなキャバレーで歌っていましたね。
4月から様変わりした「のど自慢」が生バンドからカラオケに変わったことに沢山の批判が寄せられていましたが、それに対して番組のプロデューサーの方が裏事情を説明されていました。
ひとつは、今若い人が歌いたい曲に生演奏をつけるのが難しいこと。
もうひとつは、地方で万が一バンドのメンバーにアクシデントがあった時、以前なら少し大きい町のキャバレーやクラブに所属する実力のあるプレイヤーに応援を頼むことも出来た。今はそういう人たちがいないと。
なるほど、と納得するものがありました。
ミラーボールが回って生バンドの演奏付きで一流歌手が歌うような贅沢な社交場が、今はほとんど姿を消してしまったのだそうです。
KiinaがMVの撮影に使った大阪のキャバレーは、今でも健在でしょうか。