アルバム・オリジナル曲3曲めは「恋之介旅日記」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=skdWPzK8nE8
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/256302/
もう、イントロから紛うことなき座長芝居の主題歌そのもの(笑)
Kiinaの伸びのあるよく響く歌声が、お芝居をより一層盛り立ててくれます。
これまでKiinaは「草笛の音次郎」(山本一力さんの小説が原作)→「森の石松」→「一心太助」→「銭形平次」→「め組の辰五郎」→「ねずみ小僧」と原作のあるものの主人公を演じてきて、今回が初めてのオリジナルものでした。
脚本・演出の池田政之先生はテレビでの時代劇や劇場公演を数多く手がけてこられましたが、今回は全くの一からの脚本作りということで、主人公の人物造形にもKiinaの個性や魅力を充分に反映してくださったと思います。
思い返せば、過去のお芝居もどれほどKiinaは大変な思いで取り組んできたことでしょう。これまで演じてきた主人はどれもKiina本来の性格とは真逆に近い役ばかり。
それでも「みんなの期待に応えなければ」という一心だけで、「体が受けつけない。必ず熱が出る」という立ち回りにも毎回挑戦してくれました。
本当に頑張ってくれました(何度でも言いたいです)。
今回の恋之介さんが、これまでの役の中では一番伸び伸びとKiinaらしく演じてくれていたと思います。綺麗な衣裳もKiinaの気分を盛り上げてくれたでしょうね。
それでも、初日間近まで他のスケジュールがビッシリで「お稽古出来たのは1週間」と、2部のコンサートで打ち明けてくれました。
これより前の座長公演の時だったと思いますが、新聞の劇評で「もっと充分な稽古時間を取ってあげればいいのに」とベテランの編集委員の方が書いていらして、私自身もそう感じる部分はあったので、図星を指された思いでした。