※黒百合の歌〜1953年(昭和28年):KIINA.2011年
https://m.youtube.com/watch?v=pDYQuay-zNo
※月がとっても青いから〜1955年(昭和30年):KIINA.2008年
https://m.youtube.com/watch?v=Ej22ikbpN14
※ここに幸あり〜1956年(昭和31年):KIINA.2008年
https://m.youtube.com/watch?v=kDfLkF4zPJA
※どうせ拾った恋だもの〜1956年(昭和31年):KIINA.2009年
https://m.youtube.com/watch?v=UsC1PGp9dfo
四人四様の女性の生き方をKIINA.が描いています。激しい恋心をぶつけるアイヌの娘、恋人とルンルン♬で家路を行く女性、男性に頼って生きるのが幸せの道と信じる人、捨て鉢になった酒場の女…
どんな生き方であろうと、責任を取るのは自分自身。他人にあれこれ言われることではありませんよね。
新生日本が農地改革と並んでいち早く着手した政策に「婦人参政権」の法案があります。
昭和21年4月10日、戦後初めての衆議院議員総選挙が行われ、約1,380万人の女性が初めて投票し、39名の女性国会議員が誕生しました。翌22年には第一回の参議院選挙が。市川房枝さん、奥むめをさん…私の年代ならご活躍が記憶に残っているお名前もあります。
明治22年に大日本帝国憲法の元で制定された選挙法で国政の場に女性はいない存在とされてから66年。ようやく女性議員が男性と同等に発言する権利を獲得しました。
ところが、それから80年近く経った今なお衆議院議員に占める女性議員の割合は9.7%とほとんど変わっていません。これは世界的に見ても極めて低い水準だそうです。
日本における女性の政界進出を妨げているもの。
要因は様々あるのでしょうが、ひとつには「男性優位」という社会の中での無意識の封建主義が消えないことにあるように思います。
いま世間を騒がせている某テレビ局の「上納」問題もそうですし、この局のアナウンサーのとても偉い方が「うちは美人しか採らない」とおっしゃっていたことが今頃話題になっていますね(毎年サントリーホールのチャリティーコンサートで司会を引き受けてくださっています(^_^;))
「女性に優しいか優しくないか」は本質ではありません。要は「自分以外の他者を対等の存在として認めているか」という意識の問題です。
そしてそれは女性に限らず、全ての自分以外の他者に対して言えることです。
KIINA.が歌う女性が主人公の歌を集めてみたら、どんどん話が広がってしまいました(笑)。
ただ、日本の政治参画における女性の比率の低さが国際的に見てもとても恥ずかしい数字であること。どんなに政府が旗を振っても顕著な変化が見られないこと。
戦後初めての国政選挙で議席を勝ち取った女性候補者の皆さんの晴れがましい笑顔を想像すると、何だか申し訳ない気分になってしまうのです。
「味わい尽くす♬」では、もちろん政治と女性の問題などは考えてもいませんでした(笑)
・味わい尽くす235
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