アルバムから次のシングルリリースまで、やはりKiinaはあちこちに引っ張りだこの大忙しでした。
・7月1日、長崎県壱岐市での「のど自慢」出演。
翌日が川口市でのコンサートでした。この時のMCで壱岐市のお話しをしてくれて、「(いわたの)おばちゃんからメールがあって、『3歳の時に行ったよね』と教えてもらいました』と。
Kiinaが松田聖子さんの「赤いスイートピー」を歌ったのはこの時のバス旅行だったそうです。
もうひとつ、川口でのMCで印象に残ったのは、どの話題の流れだったのか「(自分を)勝手に枠の中に入れられるのは、はっきり言って迷惑です」と発言したこと。
これまでのKiinaならここまで直截な言い方はしなかったのではないかな?そうはっきり言いたくなる何かがあったのかな?と、少し気にかかりました。
・前年に続いて、大阪・新歌舞伎座で2日間4公演の劇場コンサートが行われました。
この時のMCでは、「精いっぱい氷川きよし業を務めさせていただきます」という発言がありました。
のちのちKiinaから頻繁に出ていた「氷川きよし業」という言葉を、私はこの時初めて聞いたような気がします。
・8月17日には「長良グループカラオケ大会」が開かれました。大会後半でKiinaのライブがあり、「勝負の花道〜ビクトリー」など10曲を歌ってくれました。
この時のMCでも「今まで自分を枠にはめ込み過ぎてがんじがらめにしていたので、自分を解き放った」と発言しています。
・8月18日、Kiinaが木村佳乃さんと司会を務めた「思い出のメロディー」が放送されました(収録は8月4日でした)
皆さん、まだご記憶に新しいと思いますが、菅原都々子さんへの真心のこもったエスコートぶりと、何と言っても西城秀樹さんへ捧げた「傷だらけのローラ」の熱唱と、その後野口五郎さんが西城さんと歌われた「ブルー スカイ ブルー」に感動したKiinaの涙が印象的でしたね。
8月27日に行われた握手会でその時のことに触れて、「西城さんと五郎さんの友情に感動して。僕にはそんな人いるかなと思ったら、いるんですよ!」
「西寄さん!」と、西さんを感激させていました。
この他にも、福山市での「新・BS日本のうた」、同じくみどり市での「靳・BS日本の歌」、「夏まつりにっぽんの歌」、神宮球場での始球式、フジテレビ「青空レストラン」の北海道ロケ、FNS歌謡祭、そして通常ツアーコンサートと目まぐるしい日々を送るKiina。
でも、その目まぐるしさの中でフツフツと心の底から湧き出ようとする何かがあったのですよね?
すべては「今にして想えば」、のことではありますが。