アルバム収録オリジナル曲の最後は「幾千もの祈り」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=3dPaF26Jwns
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/147059/
Kiinaが希望して作っていただいた作品ですね。FC会報でも雑誌インタビューでも、「この曲は今の自分の思いを作詞の先生にお伝えして作っていただきました」「デビューして13年の間に経験したことや感じたこと、今の僕の全てが詰まった楽曲です」とお話ししています。
一番伝えたかったのは、「どんな人でも生まれてきたた以上、その人の使命があるのだ」ということ。そして誰よりもKiinaが自分自身に言い聞かせたかったことだったように思います。
この曲へのKiinaの思い入れも特別だったのでしょう。この年の国フォでのスペシャルコンサートでは、後半の山場に真っ白なロングコートで登場、間奏の後では背中に天使の羽根が(映像で)がつきましたし、翌年の日本武道館での15周年記念コンサートでは一転、オープニングにペガサスに乗ってこの歌で降臨しました。
バラードですが、メロディーもアレンジも壮大で、大きなステージと大きな仕掛けが映える曲ですね。
40代に入ってからKiinaは「30代の時は、自分がどういう人間なのか、どう生きればいいのか悩み苦しんだ」と振り返っていました。Kiinaの心のうちはKiinaにしか分からないけれど、少なくとも2013年の時点で「幾千もの祈り」に込められたメッセージは、この時のKiinaの真実の思いだったろうと思います。
ところで、「幾千もの祈り」を作詞された清瀬あきさんですが。
どんな方なのでしょう?
Kiinaへの歌詞の提供はこの「幾千もの祈り」が最初で、これ以外は「雨の千波湖」「中禅寺湖」「赤城山残照」「黄金色の砂」「風の津和野」「長瀞舟下り」と、「旅うたスペシャル」のために新たに作られた8曲のみ。そして他の歌手の方への歌詞の提供はありません。
日本作詞家協会への会員登録もされていないので、ひょっとすると職業作詞家ではなくKiinaのごく近くにいる方のペンネームだったりする可能性も考えられるかな?と思いました。