アルバム11曲めは「Call Me Kii」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
作詞・作曲は塩野雅さんですが、KIINA.ご本人が作詞したのかと思ってしまうほど「歌手氷川きよし」の置かれていた立場を正確に歌詞にしていると思いました。
「私、氷川きよし=Kiiです。作詞・作曲の塩野雅さんが<氷川きよし>を見て、書いてくださった楽曲です。ミュージカル風の作風で、丸ごと氷川きよしを詰め込んだ楽曲になっています」とKIINA.
「演歌歌手なんだから、ああしていなさい、こうしていなさい」「きよしくんはそんなこと言っちゃダメ」etc.
詰まるところはスタッフもファンも、自分たちにとって都合の良い"氷川きよし像"をKIINA.に要求し続けていたのでしょう。
「誰かが操る 人形じゃない」のフレーズはKIINA.の心の叫びなのだと、胸が締めつけられる思いです。
この歌は、KIINA.による高らかな「人間宣言SONG」です。
「私は操り人形ではなく、自分の意思を持った、血の通った人間です」という、ごく当たり前の宣言を受け入れられなかった人たちがKIINA.の元を離れていっただけ、と私は思っています。