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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆国境の町〜 Kiinaの歌声を味わい尽くす♬182

アルバムカバー曲2曲めは、東海林太郎さんの「国境の町」です。

Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=JatZCLFxBVw

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/230984/

 

昭和9年、遅咲きの新人歌手東海林太郎さんが「赤城の子守唄」に続けて発表された曲で、これも大ヒットしたそうです。

昭和9年当時、「国境の町」と聞けば多くの日本人は中国大陸なかんずく満洲とソ連との国境を思い浮かべたのではないでしょうか。

東海林さんは秋田県ご出身の数少ない()歌手のおひとりですが、お父様は旧南満洲鉄道(満鉄)にお勤めで、ご両親は満洲へ、東海林さんは秋田市のご実家から学校へ通い、早稲田大学を出た後は、ご自身も満鉄に就職されました。

満鉄の調査部に勤務していた時に提出した論文が危険思想視され、小さな町の図書館長(館長しかいない)へ左遷。このまま満洲にいても将来への展望が見通せない、それならばと念願だったクラシック歌手になる決意をして、自ら退路を絶って日本へ戻ってこられたそうです。

 

「国境の町」は、東海林さんが実際に生活し目にしてこられた満洲の風景だったのでしょう。

 

イントロから鈴の音が効果音として挿入され、広野を走る雪橇が目に浮かんできます。

Kiinaは必要以上にはコブシを多用せずに、この歌を真っ直ぐに歌い上げていますね。

過分な感情を加えずにひたすら真摯に歌詞に向き合って歌うことで、果てしなく広がる大地にただひとりいるという孤独や寂しさに聴き手が共鳴できる、そんな曲のような気がします。

 

 

 

コメント一覧

せり
おはようございます。「国境の町」は昭和9年の曲なんですね。リアルタイムで聞いたわけではありませんがこのころの歌もみんな聞き覚えがあります。年配の方々はみなそうかもしれません、時代背景が目に浮かびますね。感情過多でない癖のないkiinaの歌声で果てしない大地に思いを馳せます。
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