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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆柔〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬296

アルバム「演歌名曲コレクション18〜しぐれの港〜」の最後を飾るのは、美空ひばりさんの「柔」です。Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=ZfXkhnv2RCU

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/147053/

 

昭和39年発売、昭和40年の第7回日本レコード大賞受賞曲にして、美空ひばりさんの代表曲のひとつでもあります。

正直に申し上げれば、当時小学校低学年生だった私は「柔」という作品も美空ひばりさんという歌手も好きではありませんでした。

何年か前に職場の同年代の同僚と話をしていて、ひばりさんのお名前が出たとき「でも、私たちは好きではなかったわよね?」と同意を求められました。

同僚とは友人でも子どもの頃の記憶を共有しているわけでもありませんので、厳密には「私たちの世代は」ということになります。

 

そう。「私たちの世代」の多くは、ひばりさんに対して何かしらの反感めいたものを感じながら大人になっていったのだと思います。

その反感の正体がひばりさんのまとっている空気、側にピッタリと寄り添っているお母様の喜美枝さんや後ろ盾とされている山口組の田岡会長の存在、ご兄弟の度重なるスキャンダル、そして多くのマスコミの偏見から作られたものであることには薄々気がついていました。

そういった空気によって作られたフィルターを通さないで、純粋にひばりさんの歌と向き合うことはなかなか難しかったのだと思います。「歌は上手いかもしれないけど、自分が聴く歌ではないし別の世界の人」。

 

52歳という、あまりにも短い生涯の中で私を含め社会全般が歌手としてのひばりさんの偉大さを正当に評価するようになったのは、晩年に近くなってから、もっと言えばプロデューサーであったお母様が亡くなってからからだったのではないでしょうか。

ひばりさんの映画や舞台を数多く手がけられた沢島忠監督(Kiinaの初期の舞台も演出してくださいましたね)が「何でひばりなんかの映画を作ってるんだとずっと言われていた。亡くなったら、みんな手のひら返したみたいにひばりさん、ひばりさん」とおっしゃっていたのを何かの雑誌で拝見しました。

 

私は自身も「手のひら返し」のひとりであるという、忸怩たる思いはあります。

「柔」という曲を耳にするとき、純粋に「良い歌だなぁ」と思う気持ちの中に、この曲がレコード大賞を受賞した当時に私が抱いていた感情が蘇って、複雑な心境になってしまうのです。

 

ひばりさんが亡くなられた時、Kiina12歳。歌手デビューした時には既に伝説のなかの偉大な人という存在でしたから、一切の偏見なしにコロムビアの大先輩であり歌謡界の女王として君臨した偉大な歌手として、ひばりさんを純粋にリスペクトしています。

「柔」の選曲はKiinaからのお願いだった」と会報に書かれています。「僕はこの曲を聴くと背筋がシャンとするといいますか、元気が出ます」

雑誌のインタビューでも「歌一筋で突き進んでいったひばりさんの思いを感じながら歌わせていただきました」とお話ししています。

この曲もそうですが、Kiinaは「人生一路」もとても好きですね。どんな場面で聴いても歌声からひばりさんへの尊敬と憧れが伝わってきます。

コメント一覧

チャチャチャ
おはようございます。今日は美空ひばりさんの「柔」ですね。いつも色んなお話しがとねりこさんからお聞き出来て有り難うございます。ひばりさんは本当に波乱万丈な人生を生きて来られたのですね。コロンビアの大先輩と言うことでkiinaはカバーしやすかったのでしょうか。何曲も歌われていますね。この「柔」もですが外の曲もひばりさんの曲はいつも自然体で気持ち良く歌われていると思います。僕はこの曲を聴くと背筋がしゃんとすると言いますか元気が出ます。と とねりこさんがお話されたようにkiinaはひばりさんの曲はどの曲も堂々と歌っていると思います。長良会長はkiinaに期待いっぱいで育てて下さっていたのでしょうね。
スマホでしかひばりさんのコンサートを見ていませんがお客様お一人お一人に語りかける歌いかたをされていたのをkiinaは見ていたのではないでしょうか。今のkiinaにそっくり、kiinaはそれ以上にファンの皆さんを一番に大事にされていますね。
とねりこさんの仰る人生一路私も大好きです。kiinaがひばりさんを尊敬されているのは分かるような気がします。
Kiinaも一日も早く歌える日が来ると良いですね。
せり
おはようございます。「柔」ひばりさんの代表曲ですね。kiinaも力強く歌われてます。ひばりさんはkiinaを男ひばりにと願った長良会長とも親しくいろいろお話も聴いていたでしょう。とねりこさんの言われるように私たちの世代は多くのゴシップもあり歌謡界の女王というひばりさんに対する一種の偏見があったかもしれませんね。晩年近くから亡くななられて後、東京ドーム公演やいろんな逸話を目に耳にしやっぱり凄い方だったなあと思います。歌が好きで好きで歌うことが使命、その生き様はまさに「歌は我が命」の方でした。kiinaが大先輩として尊敬するのは当然ですね。「川の流れのように」「愛燦燦」等、kiinaもふくめ多くの歌手の皆さんも一杯カバーされてます。
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