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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆スーダラ節〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬384

アルバム・カバー曲4曲めは、植木等さんの「スーダラ節」です。Kiinaの歌唱はこちら

https://m.youtube.com/watch?v=e87fjjEwrlA

歌詞は歌ネットより。

https://www.uta-net.com/song/209667/

 

1961年のリリースです。日本が本格的に高度経済成長期に突入し、サラリーマンが働き手の主役になっていく時期でもありました。聴いていた頃の年齢は様々でしょうが、この曲を歌う植木さんのお姿は誰もが記憶にあるのではないでしょうか。

「無責任男」シリーズで人気者になった植木さんですが、ご本人の実像はお酒を一滴も飲まず謹厳実直な硬骨漢で、「スーダラ節」のレコーディングにも「これでいよいよ間違ったイメージがついてしまう」と悩まれたそうです。

ところが、浄土真宗のお寺の住職をされていたお父様が「『わかっちゃいるけどやめられない』のが人間。親鸞上人もそうおっしゃっている」「ヒット間違いなしだから、自信を持って歌ってこい」と励まされたそうです。

 

作詞の青島幸男さんは早稲田大学卒業直前に結核にかかってやむなく大学院に進学。一流企業に就職した同級生たちに対して「サラリーマンがなんぼのもんだ」という僻目もあって、風刺的な歌詞で意趣返しをしたという側面もあったようです。

ノンフィクション作家の前田和男さんは著者「昭和街場のはやり歌」(.渓流社)の中で、「地は絵に描いたような真面目な植木等だからこそ、青島幸男が歌詞に盛った毒を消すことが出来た」と書いてらっしゃいます。

確かに、この時代の空気感というか、誰もが「植木等さんだから」こんなサラリーマンを笑って許容したという面はあったように思います。(私は当然子供でしたが)

 

Kiinaも頑張ってユーモラスに歌っていますが、駅のホームのベンチでごろ寝するサラリーマンKiinaは私には想像出来ません()

「僕も38歳になり、ユーモアの中にも少しは哀愁を出せるようになったかな」と、インタビューの中でお話ししていましたが。歌唱力の問題ではなく、やはり「スーダラ節」は植木さんと鏡の裏表のように切り離せない歌だったのではないかなぁと、そんな気がしてなりません。

コメント一覧

とねりこ
せりさん。
Kiinaと同じ福岡市ご出身のコメディアン小松政夫さんが、お若い頃植木さんの運転手兼付人をされていたのは有名ですね。
小松さんの自伝も読ませていただきましたが、植木さんは本当に真面目で、お酒も賭け事もやらないご家庭第一の方だったと。
小松さんを独立させてあげた後も、事あるごとに小松政夫さんを売りこんでくださったそうです。
せり
おはようございます。「スーダラ節」ご存じ、無責任男の植木等さんの代表曲。一声を風靡した植木さんの歌声は子供のころにはよくまねしたものです。素は真面目でイメージとは全く違う方だったんですね。明るいkiinaの歌声、でもどうしても植木さんの歌い踊る姿が目に浮かんでしまいますね。
サファイア
>駅のホームのベンチでごろ寝するサラリーマンKiinaは私には想像出来ません(笑)。
>やはり「スーダラ節」は植木さんと鏡の裏表のように切り離せない歌だったのではないかなぁ
双方とも、同感です。 特に後者は(悪いけど)たとえkiinaがどんなに頑張っても、やはり植木さんより合うという事はないのではないかと感じてます。 「スーダラ節=植木等」になってしまってると、思います。

(余談ですが前者関連で、私の母の友人の娘が、昔、なんと前者と同じ事をしてたとか! いろんな意味で、危ないと思いますが…(;゚Д゚))
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