「甲州路」Eタイプカップリング曲は「対馬海峡」です。KIINA.の歌唱はこちら↓
歌詞は歌ネットより。
予備知識なしで「対馬海峡」というタイトルのイメージだけでこの曲を聴いたら、恐らくイントロの1小節だけで「あら?」と思われるかもしれません。
麻こよみ先生の詞に永井龍雲さんがメロディーを、野中"まさ"雄一さんがアレンジを手がけられて抒情性豊かな一曲になりました。
KIINA.はずっと対馬海峡を題材にした歌を歌いたかったそうです。
デビュー当時に対馬海峡周辺の島を回ってキャンペーンをすると、どこへ行ってもたくさんの方が集まって、即売にも行列が出来た、皆さんに喜んでいただいている実感が持てたという思い出があるのだそうです。
歌詞だけを読めば、一度は挫折した主人公が再び立ち上がって歩き出そうとする内容です。どんな力強いメロディーでも持ってくることは出来たと思いますが、龍雲さんはこんなにも静かで優しいメロディーをつけてくださいました。
KIINA.は敢えて声を作らずナチュラルに歌っていますね。透明感のある歌声がメロディーに乗って流れてくると、哀しい内容ではないのに何故か涙が出てきそうです。
地味かもしれないけれど、静かに心に沁み渡る佳品です。