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氷川きよしについて ★ by とねりこ

☆三味線旅がらす④〜Kiinaの歌声を味わい尽くす♬198-4

書き忘れていましたが、Kiina2000年に「コロムビア90周年記念アーティスト」としてデビュー。つまりこの年、2010年はコロムビアの創立100周年に当たりましたね。

この年から3年ほど後になりますが、「コロムビアは90周年の時に記念の社史を出しているから、きっと100周年でも出すだろうし、そこにはもちろんKiinaについての記述があるはず」と思って、全国から社史を収集している神奈川県立川崎図書館へ探しに行ったことがあります。

「コロムビア100年史」は既存の「90年史」に10年分をデジタルで追加した形になっていましたが、確かにKiinaが大きく取り上げられていたので、証拠としてコピーして持ち帰って来ました。Kiinaはコロムビアの救世主だったんですからね(^_−)−☆

さて、話を戻して「三味線旅がらす」の締めくくりです。「新内節」もしくは「新内流し」のことを少し。

「浪曲一代」の時と同じように「「三味線旅がらす」を楽しむためには「新内」という芸能を実際に体感したいものだと思いました。

東京というのは確かに便利なところです。そう思ってからこれまでに都合3回生の新内に触れる機会に恵まれました。

 

一度めは清澄白河にある「深川江戸資料館」でした。ここは屋内に江戸時代の深川の町〜堀割り、猪牙舟、火の見櫓、長屋などがそっくりそのまま再現されていて、ここで新内剛士さん(現・新内多賀太夫さん)が連弾き(上調子)の方と新内流しを披露してくださいました。

追記です。

99()に深川江戸資料館で新内多賀太夫さん(新内節冨士元派家元)による新内流しの実演があるそうです。

入館料400円の他は無料です。ご興味がありましたら、ぜひ!

https://www.kcf.or.jp/fukagawa/event/detail/?id=6442

この界隈は深川飯が名物ですし、清澄庭園も近いですよ♫

 

二度めは、千駄木にある「旧安田楠雄邸」。昭和初期のブルジョワの邸宅をナショナルトラスト運動で買い取った建物で、季節折々にイベントが催されています。

夏は「新内節の夕べ」がありました。演奏してくださった岡本文之助さんが「ではアンコールで『縁でこそあれ』を」とおっしゃって、心の中で「わぁ!」と拍手してしまいました。

 

三度めは、「神楽坂まち舞台」というイベントでした。この街は花街の風情を今も残していて、新内のお稽古も盛んらしいのです。

路地から路地へ新内流しの皆さんが練り歩く後をハーメルンの子どものようにしばらくついて廻りました。

「気まま 向くまま」と言っても、当時の新内流しは門付け芸人ですから、実際には人に蔑まれることもあったでしょう。それはやくざ稼業でも同じですね。

「三味線旅がらす」は、そんなところまでは深掘りせずに、ひとつのメルヘンとして楽しめばいいのかなと思います。

コメント一覧

藪つばき
こんばんはー。昨日は、台風情報に気を取られながら一日が終わってしまいましたが、たいした被害もなく一安堵です。被害に合われた方にはお見舞い申し上げます。

私の中では「三味線旅がらす」に夢中になっているうちに、お盆が過ぎたような感覚です(笑)新内節のことも初めてでしたが、解説や写真で「ああこういうものなんだ」と雰囲気がわかりました。松井先生は、そういうものを分かっていながらサラッと歌詞にされていたんですね。
ちょうどお盆の最中でしたので、松井先生もしばしの間現世に帰られて、「三味線旅がらす」の話題で盛り上がっている様子を垣間見て、喜んでいらっしゃったのではないでしょうか。とねりこさんも、お忙しい中4日間にわたりありがとうございました。
とねりこ
ファンが愛しているKiinaの曲には2種類あると思います。
ひとつは「ズンドコ」や「限サバ」のように「どうぞ、世界中の皆さんで心をひとつにして歌いましょう♫」タイプと、「白雲の城」のように「神聖にして冒すべからず」的な曲と。

6月にティアラこうとうで行われた辰巳ゆうと君のコンサートで、ゆうと君が「三味線旅がらす」を涙を堪えながら熱唱したそうです。
「ティーンズカラオケ大会」でイガクリ中学生だったゆうと君が歌って優勝し、歌手への道を開いた氷川先輩の特別な曲。
私は「ゆうと君が歌ってくれて良かった!」と思いました。

わたし的には「三味線旅がらす」は色んな歌手の方に歌っていただきたい曲です。
き〜ちゃん
残暑お見舞申し上げますm(_ _)m
台風の影響、進路にあたられている皆さま、どうかお気をつけてお過ごしになって下さいませ。
毎回とねりこさんの投稿・考察には本当に感心しきりで、その素晴らしい行動力も含めて、生きたお金の使い方をしてらっしゃるなぁ~って思いながら毎日読ませて頂いております。
三味線旅がらす…私も大好きな一曲、ここまで展開される考察に、あらためてその考察を思いながら聞いてみると、一段と歌詞が染みてきます。
なかなかコメントができなくて読み逃げになっていて申し訳ないですが、また投稿を楽しみにさせていただきますm(_ _)m
元布団の中のお母さん
☆三味線旅がらす①〜④
とねりこさんの厚い想いの籠もった『三味線旅がらす』推し✨〜何度も、読み返しました
きよしくんも、当時「まだ、年齢的にも早かったので、今迄待っていました」と、話されていましたね~新曲の引き出しがたくさん用意されているんだなと、感じました

『縁でこそあれ末かけて〜』
30代になり、きよしくんらしい
歌唱に新内流しの新しい世界が開けましたね♡⁠
ジュン
こんなに奥深いとは思わず聞いておりました。私、kiinaの着流し姿にボートして聞いて、歌詞は分からんけどウットリしてました。当時、鼻音が涼しい姿の良い新内流しさんがいて人気かあったとか。まるでkiinaです。松井先生は歌詞にkiinaの面影を入れて下さいますね。さらに、生きる時の世の習いも。
今、「風の吹きようで手のひら返す」と言う言葉がkiinaを思うと身に沁みます。とねりこさんの思い入れに感動!お母様は、ご実家の緑に抱かれ安らかにお眠りと思います。合掌。
せり
おはようございます。皆さんのところは台風の影響はどうでしょうか。こちら神奈川は夜中に大雨警報が出ました。今は小康状態ですが急に凄い大降りになります。ところで「三味線旅がらす」も締めくくりですね。とねりこさんがなんでこんなに博学かと思ってましたがやっぱり常日頃アンテナをめぐらしていろんな関心事にマメに足を運んでおられるからなんですね。新内節についてもしかり。これからもよろしくです。
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