T's Essay

東京の某大学で教員をしています。世界各地から来る学生、教職員とともに、議論し、考え、研究をしています。

Twitter の可能性を考える

2013-01-03 03:51:41 | 社会
年末から年始にかけて、過去を振り返り、未来について考える番組をいくつか見た。そこで Twitter が無視できなくなってきたことをこれまでになく感じるようになった。これまで Twitter はネット社会に敏感な一部のユーザーのツールだという気がしていて、震災の前後を除けば、あまり積極的に利用してこなかった。しかし、ここにきて、Twitter はただの意見や感想の掃き溜めではなく、世の中を動かすツールになってきたことを感じ始めた。

これまで使い続けてきた人にすれば、何をいまさら、と思うかもしれない。だが、Twitter は面倒だったし、鍛えられた言葉が発せられる場だと考えてこなかった。だが、スマホが爆発的に普及したことが世の中を変え始めたのだろう。Twitter は、情報発信のための「攻めのツール」であるだけでなく、無視できないという意味で「受け身のツール」にもなってきた。

世の中の動きを敏感に察知することはもちろん、議論に加わり、世の中を現実に動かしている人々にも直接に意見を届けられるツールでもある。転換期の社会にあって、このツールを使うことが利点になるだけでなく、使わないことが弱点になってしまう世の中が来たように思われる。まずは受け身のツールとして使えるようにならねばならない。そして、これを攻めのツールとして使いこなすことを今年の目標の一つにしようかと思う。(その前にケータイをスマホに買い換えねばならないかもしれないが、とりあえずはパソコンからのアクセスで様子を見よう。)