団長の電話はこんな感じでした。
「某Jチームのスカウトより連絡があり、Ronaldo君にジュニアユースの選考会に参加して欲しいとのことだった。締め切りまで時間がないので早めに回答が欲しい。」
驚きました。そんな声がかかるとは思ってもみませんでした。いや、正直言うと、そんな事になったらいいな~と思ったことはありました。でもそれはあくまでも妄想で、息子は普通に中学の部活に行かせるつもりでしたし、クラブチームのセレクションなんかに参加させる気はありませんでした。
当時の気持ちとしては、確かに『息子のサッカーのレベルは高い』との想いはありました。でもそれは普通の小学校のスポーツ少年団としてのレベルであって、J系のクラブチームレベルとしてではありませんでした。とは言っても、先日ある知人から「うちの息子の実力を測る為に、クラブチームのセレクションを受けさせようと思う。」とかいう話を聞いたりすると、ちょっぴり心が揺れたりしたのも事実です。
昔は自チームの選手が「クラブチームのセレクションを受ける」と聞いたりすると「何でウチのチームじゃ駄目なんだろう?」と疑問を持ったりしてました。といいますか、合格したら移籍する訳ですから、「地元のチームで、同じ小学校の仲間と頑張るのが1番なんじゃないか?」と少し裏切られたような気持ちさえしていました。
ところが6年になって“ある事件”が起きて団への帰属意識が猛烈に低下したのです。実は、息子に団を辞めさせることも真剣に検討しました。(色々あった挙句、今のチームで最後までやらせる事になりましたが。)
そして、小学校卒業が近づくにつれ、中学部活に進むのが当たり前と思いつつも、前述の通り「息子の実力を測る為に、クラブチームのセレクションを受けさせる。」なんて話を聞いたりすると「なるほど、中学のクラブチームからなら移籍問題とか気にする必要もないし、実力を測る意味で受けさせるだけ受けてみるか。」なんて考えたりしてました。
でも、具体的行動には移りませんでした。今から考えると「別にJのプロを目指す訳ではないし、中学部活で十分。」という気持ちと、やはり「そこまで息子の実力は凄くはない。Jの下部組織なんかに行かせてもしょうがない。」という諦めがあったのだと思います。私としては“子供をJの下部組織チームに行かせる親”のイメージがあって、それは「将来はJリーガーだよな!」と小学校の時点からクラブチームに通わせ、何ごとも子供のサッカーを最優先としていているイメージです。それ故「我が家はちょっと違う。」と勝手に決めこんでいたのかもしれません。
そういう意味で、スカウトから声がかかったのは、我が家にとっては大きな転機だったのです。

※Ronaldo君と書きましたが息子は外人でもハーフでもありません。ただの伏せ字です。少し風貌が似てると勝手に思っているので付けました。はっきり言って親バカです。
「某Jチームのスカウトより連絡があり、Ronaldo君にジュニアユースの選考会に参加して欲しいとのことだった。締め切りまで時間がないので早めに回答が欲しい。」
驚きました。そんな声がかかるとは思ってもみませんでした。いや、正直言うと、そんな事になったらいいな~と思ったことはありました。でもそれはあくまでも妄想で、息子は普通に中学の部活に行かせるつもりでしたし、クラブチームのセレクションなんかに参加させる気はありませんでした。
当時の気持ちとしては、確かに『息子のサッカーのレベルは高い』との想いはありました。でもそれは普通の小学校のスポーツ少年団としてのレベルであって、J系のクラブチームレベルとしてではありませんでした。とは言っても、先日ある知人から「うちの息子の実力を測る為に、クラブチームのセレクションを受けさせようと思う。」とかいう話を聞いたりすると、ちょっぴり心が揺れたりしたのも事実です。
昔は自チームの選手が「クラブチームのセレクションを受ける」と聞いたりすると「何でウチのチームじゃ駄目なんだろう?」と疑問を持ったりしてました。といいますか、合格したら移籍する訳ですから、「地元のチームで、同じ小学校の仲間と頑張るのが1番なんじゃないか?」と少し裏切られたような気持ちさえしていました。
ところが6年になって“ある事件”が起きて団への帰属意識が猛烈に低下したのです。実は、息子に団を辞めさせることも真剣に検討しました。(色々あった挙句、今のチームで最後までやらせる事になりましたが。)
そして、小学校卒業が近づくにつれ、中学部活に進むのが当たり前と思いつつも、前述の通り「息子の実力を測る為に、クラブチームのセレクションを受けさせる。」なんて話を聞いたりすると「なるほど、中学のクラブチームからなら移籍問題とか気にする必要もないし、実力を測る意味で受けさせるだけ受けてみるか。」なんて考えたりしてました。
でも、具体的行動には移りませんでした。今から考えると「別にJのプロを目指す訳ではないし、中学部活で十分。」という気持ちと、やはり「そこまで息子の実力は凄くはない。Jの下部組織なんかに行かせてもしょうがない。」という諦めがあったのだと思います。私としては“子供をJの下部組織チームに行かせる親”のイメージがあって、それは「将来はJリーガーだよな!」と小学校の時点からクラブチームに通わせ、何ごとも子供のサッカーを最優先としていているイメージです。それ故「我が家はちょっと違う。」と勝手に決めこんでいたのかもしれません。
そういう意味で、スカウトから声がかかったのは、我が家にとっては大きな転機だったのです。

※Ronaldo君と書きましたが息子は外人でもハーフでもありません。ただの伏せ字です。少し風貌が似てると勝手に思っているので付けました。はっきり言って親バカです。