桃源クリーム

桃源クリームはアトピー性皮膚炎に効果があるのか、ないのか。というより、桃源クリームが、ステロイドを含んでいる医薬品である。正しく使えば、ある程度の効果はあるかもしれない。
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厚生労働省（２００４年６月３日）
アトピー性皮膚炎の医薬品「桃源クリーム」は、薬事法違反（医薬品の無許可販売）である。桃源クリームには、ステロイド系のプロピオン酸クロベタゾールが含まれている。しかし、「アトピー性皮膚炎に効くが、ステロイドホルモンを含有していない」と宣伝している。しかし、実際にはステロイドが含まれているので、体質や使用方法によっては、健康被害が発生する恐れがある。厚生労働省は、桃源クリームはステロイド系薬品であるとの注意を意喚起することになった。その情報は下記のとおりである。
製品名： 桃源クリーム（漢方クリーム、桃源ローション）
販売者名： 漢宝堂
含有成分：プロピオン酸クロベタゾール（ステロイドホルモン）
注意事項：桃源クリーム（桃源ローション）は、ステロイドホルモンを含有している。リバウンド現象を起こす危険性があるため、医師の管理の下で、徐々に使用を中止する必要がある。使用している場合は、速やかに医師に相談して下さい。
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２００４年６月３日
警視庁は医薬成分を含む「桃源クリーム」を無許可販売したとして、「漢宝堂」（東京都立川市）代表中野清容疑者（３６）と、販売に関与したアーレフ（オウム真理教）の東京道場長井上崇容疑者（３５）ら計９人を薬事法違反の疑いで逮捕して、アーレフ東京道場（杉並区）など全国２２カ所を家宅捜索した。同庁は教団が組織的に関与していなかったかどうか調べている。
生活安全部と公安部の調べでは、中野、井上両容疑者らは共謀し、薬事法で定める都知事の許可を得ずに、２００３年３月～２００４年４月にかけ、京都市の女性（３４）ら１２人にクリーム６３個を計約５０万円で販売した疑い。
逮捕された９人のうち７人はアーレフ（オウム真理教）の信徒や元信徒とされる。信徒らは「代理店」と称してインターネットを通じて客を募っていた。２００３年２月～２００４年４月までに、約４６００万円の売り上げがあった。
中野容疑者はクリームを「桃源」と名付け、インターネットで「桃の木成分配合の天然漢方クリーム。アトピー性皮膚炎に効く」などと宣伝していたが、ニキビが出るなどの健康被害があった。
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中国風の漢方薬を装った「桃源クリーム」が、実はオウム真理教の資金稼ぎであったとは、ね。地下鉄サリン事件の悲惨さと比較すると、桃源クリームの製造販売には、全然罪悪感はないだろう。
しかし、このネタ全体は本当か。
小泉政権下の構造改革で解体消滅しそうな公安調査庁がガセネタを流し、組織の存在感を示した、ということではないのか。
警視庁には解決すべき重大事件は山ほどあると思うが、公安調査庁関連のオウム捜査が最優先で、公安調査庁の組織延命に手を貸しているように見えるが。