ギターを弾いたあとは弦を緩める?張りっぱなし?
私の場合は、
ほとんど張りっぱなしで、ギター・スタンドに立てかけてます。
(ただし、長期間弾かないときは1音程度緩めるようにしています)
「マーティンクラブ・ホームページ」のメンテナンス記事によると、保管時、運搬時は弦を緩め、ハードケースに保管することを推奨しているようです。
ライトゲージの場合で、70kg強のテンションがかかっており、ネックやボディに負担をかけないためにも、弾かない時は緩めましょうってことですね。
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ところが、ギターには個体差があります。
同じメーカー、同じ型番のギターでも1本、1本違います。
木は生き物ですから、同じように作られていても使用する環境や、保管状態によってもそれぞれ異なったギターになっている、ということです。
私のギターは製造されてから39年になります。
木も程よく水分がとび、乾燥した状態でしょう。
ですから、ネックは強く、張りっぱなしでも反りません。
逆に、長期間緩めた状態だと逆反りするようです。
張りっぱなしにしておいて、いつもギター・スタンドに立てかけておけば、いつでも弾きたいときに、すぐ鳴らせますから手のかからないおりこうさんです。
以前ショップのオーナーさんに、この話をすると、珍しいギターですねって言われました。
このショップでは、オールドであっても、緩めて保管することを推奨されてます。
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大切なギターです。
それぞれ、ご自分のギターを見極めて常にベスト・コンディションを保ちましょう。
特に新品のギターは、まだ木が安定していないので注意が必要です。
弾かないときは、弦を緩めた方がよいと思いますし、保管場所の湿度にも注意が必要です。
(湿気ていても、逆に乾燥し過ぎもギターには悪影響を与えます)
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湿度は50%くらいがギターにとって良いようです。
これは人間にとっても同じで、だから私は神経質に湿度計などは使っていません。
自分が過ごしやすい部屋なら、ギターも安心ってわけですね。
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ネックの反りが気になる方への対策方法あれこれ。
① 毎回ベロベロに緩める。
( 弦を張ると酷い順反りを起こすようなギターに )
② ペグを半回転、または1回転程度緩める。
( 弦を張ると、若干順反りが見られる場合に )
弦を張った状態で少しだけ順反りがあるのは、ギターにとって問題はありません。
③ 半音、または全音緩めてチューニングしておく。
( これだと、改めてチューニングすることなく、すぐに弾けます いちいちチューニングするのが面倒という無精の方へ )
④ 3、4弦だけそのままで、他の弦は緩める。
(緩めたり、張ったりを繰り返すと、どうしてもテンションの一番きつい3弦は切れやすくなります バランスを考えて3、4弦だけそのままにして緩めます)
ざっとこんなところでしょうか。
ご自身のギターを良く知った上で、そのギターに合った方法を見つけましょう(^^)/
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kabaさん、あ~てぃさんから、コメントいただいたので記事にしてみました(^^)