ワシが心斎橋の現場に通い始めてから2ヶ月。
未だ2ヶ月?そんなモン?
と想う位、永年通うてると錯覚する様な現場。
まぁ、右も左も判らん、知り合いも1人も居らん心斎橋の現場にワシ1人、放り込まれてから僅か1週間で現在の環境?を手に入れたからな(笑)
自分で云うのも何なんやが、現在ウチのグループ、職長のタニグチを含め12~13人居るんやが、後から入って来たワシが仕事の中心に成ってるのは、ワシ自身の実力で勝ち獲たモン。
タニグチは仕事でワシに助言を求める様に成ったし、ワシが仕事のスケジュールで気付いた点、先手先手で想うた事をタニグチに云うと…
それを聴いたタニグチが元請けの監督(イトウ)に電話で確認する様な現状。
実はこの現場の盆休みスケジュールより前にワシ自身が盆休みに入る予定に成ってて、それは既にタニグチには伝えてあるんやが…
ワシが盆休みに入った直後にとある重要な仕事が控えてて、その日だけワシに盆休み返上して出勤してくれへんか?とタニグチに打診されてる程、ワシはこの現場でアテにされてる存在と成ってる。
先日、イトウにも「その日出て下さいよ~」と云われたが拒否した(笑)
この元請けの監督イトウにも仕事のスケジュールで効率ようせぇと意見する位の存在に成ってるワシ。
まぁ、仕事の実力的にワシが中心に成るのはワシ自身も自信があった事やが…
それ以外でもワシ中心にこの現場っちゅうか、グループが廻ってるんやな…
と想うエピソードがあって…
毎日仕事(作業)が終わって、詰め所(休憩所)に戻って来て、帰る準備してじゃあ帰るって成った時に、タニグチとワシの帰りのルーティンみたいなんがあんねんな?
ワシが「ほな、帰るで?」と声を掛けたらタニグチが「お疲れ」と一緒に何か一言を付くて来るのに対し、ワシもそれにアドリヴで返して帰る…
みたいな流れが何時の間にか習慣化してて…
ある日ワシがふと気付いてん。
周りの一緒に働くヤツ等の眼の違和感に。
ワシが何時もの様に「帰るで?」とタニグチに云うと、その日タニグチは「お疲れ」の言葉と一緒に「明日は早出ちゃうからはよ出て来たらアカンで?」とワシに。
それを云うてる瞬間、周りは皆タニグチの方へと向いてたんやが、云い終わった瞬間、その周りの眼がタニグチからワシへと向き返され…
ワシがそのタニグチの言葉に対してどんなアドリヴで返すのか、一斉にワシに眼を向けて来た事にその日気付いてもうてん(笑)
何か妙に返しを期待されてる?と(笑)
因みに「頼まれても早出なんかするか!」程度の返しで終わったその日を境に、それから周りの眼線がタニグチからワシへと移る帰りの一幕が恒例化する様に。
まぁ、帰りの一種の儀式みたいに成ってて、この現場で欠かせない存在に成ってるなぁ~?
と、自負を感じつつあるワシ。
タニグチが職長やから成立してる、のタニグチお陰っちゅう部分も大いにあんねんけどな(笑)
この現場、工期的に2年はある現場らしいくてタニグチには「最期迄居らなアカン」と常々云われてるワシ。
ワシ自身も出来ればそう成るとエエなぁ~?と内心は想うてる。
久々に個人的に居心地がエエと想える現場で、この2年以上の不遇期を耐えて来て善かったな…
と、想える毎日を送ってる。
な、だけにイシダさんの出方次第で辞める方向には成って欲しくはないな、と。
かと云うて、遣り甲斐搾取の犠牲に成るつもりもない。
ワシが他人の脚下観るのは好きやけど、ワシ自身の脚下を他人に観られるのは嫌いやから(笑)
まぁ、ぶっちゃけ皆そんなモンやろ?
願わくば盆休み明けも、このまま今年中も来年に成っても、心斎橋の現場でタニグチ相手に帰りの儀式を繰り返してたいわな?
それがワシの現在一番の望みかの?
なかなかこう云う現場や仕事に巡り合う機会もないから。